ドイツは猛暑が続いています。
連日30℃を超えるのに、我が家の車はエアコン故障中につき、外の方が涼しいという始末であります。
8月中のオフィスはただでさえひと気がないのに、金曜日はさらに無人。
そんなわけで、今週は有り余る超過労働時間を調整すべく金曜日はお休みを頂きました。
会社に行く夫を車で送り、わたしはそのまま黒い森へ向かいます。
この日は、以前から気になっていた鉱物採掘場に行ってきました。
うちからは車で1時間ほど。
もともとは採掘場の一部をコレクターに開放していたところ、安全管理のためこれが禁止となり、別の施設としてオープンしたのだそうです。
ホームページでは予約が必要とあり、事前に予約しておきましたが、特に確認もなく入場できました。
入場料は大人13.5ユーロ(8キロまでの鉱石込み)
受付で、バケツ、ハンマー、ノミ、ゴーグル、ルーペを借りることができます(有料)。
この施設で見つかる鉱石↓
自分も含め、暑いなかたくさんの人が鉱山から運ばれた土砂のやまを掘り出して鉱石を探していました。
子連れだらけかと思いきや、大人も多かった。
常連と思われる老人グループ、地学系学部生(ピッケルで分かっちゃう)、夏休みのカップルたち。
昨日の土砂降りで土が濡れていたので、泥だらけになりましたが、サメの歯をさがして砂岩の山を登ったときに比べれば、大した汚れでもないのであります。
主に大人は山の下、キッズとわたしは山の上を探す。
来週のSolnhofen化石採掘イベントのために購入したバケツを持参しましたが、大物を持ち帰っても部屋が汚れるだけなのでほとんど役に立たなかった。
今回は、ヘルメット、バケツ、ハンマー、ノミ、ゴーグル、ルーペ、軍手を持って行きました。
が、岩から掘り出すというよりは、鉱石の混ざった砂山を掘り返すという作業がメインなので、軍手とハンマー(土を掘りおこすために使った)以外は使わなかった。
ルーペは必須。
土をいじって石を探すのは、なかなかたのしい。
8キロまで持ち帰り無料ですが、おもしろい鉱石だけを厳選して持って帰ることにしたので、多分1kキロもなかったと思われます。
測るまでもなく『OK』と言われました。
わたしの戦利品たち↓
大きな蛍石を見つけられて、大変満足です。
重晶石(Baryte)だと思う。
薄い紙のような層が連なった結晶が美しい。
3時間ほど土いじりを楽しみ、エアコンの効かない車で汗をかきながら帰途に着きました。
次回は地域の鉱物博物館にも行きたいです(今年は閉館していると言われました)。