今週末は金曜日お休みをもらい、3連休です。


夫も3連休ですが、彼は同じ部署の同僚たちとハンブルク旅行。

夫のいない週末にひとりでうちにいてもつまらないので、わたしも趣味に没頭する旅に出かけることにしたのであります。



金曜日の朝は2人で一緒に空港に向かいました。

彼は飛行機でハンブルクへ。

わたしは方向転換し、大学都市チュービンゲンへ。

チュービンゲン大学の展示を見て、ホルツマーデンに移動し、採掘三昧な週末を過ごすことにしました。



チュービンゲン大学の化石コレクションが素晴らしいというのは聞いていて、ずっと行きたかったのですが平日しか開いてないので今回休みを取りました。

Paläontologische Sammlung (Museum der Universität Tübingen MUT)

入場無料


無料とは思えないレベルの展示の数々。

チュービンゲンを含むBW州で発掘された化石も多く、全て英語の解説が併記されています。


プラテオサウルス↓

音楽と化石の街・Trossingen(トロシンゲン)で見つかった三畳紀の恐竜であります。


ヌスプリンゲンのカスザメ(Meeresengel)↓

こんなにきれいな個体が4体も一枚の石灰岩に残っているという素晴らしい展示。

今までに見てきた個体は1匹だったので、この大きな石灰板に圧倒されました。



恐竜の卵のうち、長いやつは肉食獣、丸い楕円は草食獣のものらしい。


魚竜、翼竜、魚類、鰐、さらには恐竜の部屋もあり、たっぷり堪能したのですが、奥の部屋は大学職員のミーティングのため入場できませんでした。

すぐに終わるというので、外にランチを食べに行くことに。


大学都市・チュービンゲンならば美味しい店もたくさんあるだろうに、よりによって冷凍食品を使っているファーストフード店に入ってしまったのは不覚でありました。


茶色いランチを食べて、大学に戻っても未だミーティングは続いていたため、残念ですが先に進むことにしました。

素晴らしい展示の数々であったので、また平日休みをとって必ず再訪しようと思います。


なんとしてもこの本を入手したいし。



そして、次の目的地・ホルツマーデンへ。

車のエアコンが壊れており、暑くて倒れそうだったので、まず博物館へ。


2週間前にも来たけど、あのときはグループで駆け足だったので、今回はポセドニア貝をじっくりみるためにやってきました。


マグロやミサイルの如き形状のイクシオソラスに比べると、手足を上下にばたつかせ水中を飛ぶプレシオソラスはなんだか見た目が可愛い。


下の写真はチュービンゲン大学のコレクション。

両手足でパドリングするという知見がなかった頃の展示であるため、亀っぽいかんじになっています。


今回のホルツマーデン採掘は、ポセドニア頁岩の名前の由来となったこの2種類の貝類を探したい。

あとは、いつものとおりべレムナイトのロストラム(先端の鞘)を見つけたい。



15:00という遅いスタートでしたが、翌日もまた来るので、この日はポジション探しを兼ねて採掘場にやってきました。

日差しが強い。


どうやら数日前に重機で掘り起こしてくれたらしく、瓦礫の下に頁岩の岩盤がのぞいており、ちいさなノミとハンマーでも掘りやすい状態になっていました。

ありがたい。


組織が残ったとおもわれる貝。

色が確認できるとテンションが上がります。


結局、この日は大したものは見つけられなかったけれど、翌日からの採掘が期待できるポジションを見つけられたのでよかったです。


明日は、掘る。