ボルネオ島 Day3: ムル国立公園
6:30起床。
朝ごはんの焼きそばを食べて出発です。
ビジターセンターの裏の船着場からボートに乗り込み、川を遡ること30分。
長い住居がトレードマークのペナン村を通って、熱帯雨林に入っていきます。
ここらはジャングルなので、ペナン島のイオンで購入したヒル対策用の布靴下を装着しました。
ただでさえ暑いので、この靴下がさらに追い打ちをかける。
ものすごく暑かった。
距離的には3kmだし、平坦なトレイルなのでドイツなら朝のお散歩レベルですが、ここは熱帯雨林。
立っているだけで汗が噴き出るのであります。
45分ほど歩き、ようやく滝に至りました。
この日は私たち以外誰もおらず、プライベートビーチ状態で素晴らしく快適でありました。
ボニー曰く、最近このトレイルに来る途中の川でボートが転覆して危険なのでまもなく閉鎖になるらしい。
冷たい滝で泳いで、ボニーたちの準備してくれたランチを食べて、来た道をまた戻ります。
でっかい蕨↓
運がよく2日ほど雨が降らなかったため、ヒルに噛まれることもなく、帰りはヒル用靴下は履かずに歩きました。
うっそうと茂る熱帯雨林を自分たちのタイミングで自由に移動できるのが、プライベートツアーの利点であります。
ビジターセンターに戻り、この日は解散(事前のスケジュールにはナイト・ハイクも含まれたのですが、よく分からない)。
せっかくの午後がもったいないので、1人でDiscovery Centerの展示を見に行来ました。
入場無料で、ビジターセンターのなかにあります。
ムル国立公園の3Dモデル。
500万年前の地殻の隆起でスライド式に地層が露出した結果、一番高い位置にある奥のムル山は最深部の砂岩が露出し(黄色)、その手前は2000万年前の温かい海で堆積した石灰岩(灰色)が洞窟の密集するカルスト構造を形成する、という全体の構造をわかりやすく示しています。
この間に友人と夫はホステルに戻りシャワーを浴びていたけど、私はシャワーなし。
シャワーを浴びてもちょっと外に出れば、また汗びっしょりになるので、昼間は我慢です。
びっしり汗をかきながら木道周回コースを歩いて、ホステルに戻ってきました。
わたしたちが泊まったホステルは、いわゆるホームステイ(民泊)。
ホームステイは、その民家の生活レベルがそのまま反映されるので当たり外れが激しいのではないかと思われます(後日、ジープで空港に向かう途中に見かけた他のホームステイはもっとワイルドな感じだった)。
わたしたちのホステルは、ムル国立公園の入り口となる吊り橋の向かいだったので、立地は最高でした。
朝ごはんは、焼き飯か焼きそば。
毎日めちゃめちゃ歩いたので、ご飯で1日を始められるのはとてもうれしかったけれど、ドイツ人3人には微妙だったようでした。
夕食は大変豪華で、ベジタリアン3品、肉料理1品を出してくれました。
残念だったのは、清潔感がまるでない水まわり。
お湯など出るはずもなく、スコールでびしょ濡れの冷え切った体に水シャワーはトラウマレベルで辛かったです。
また、電線が通っていないので、おそろしい騒音をたてるジェネレータが運転していないと電気もつけられないという原始な生活でありました。
とはいえ、たったの5日間のジャングル・ステイなので、園内の綺麗なバンガローやマリオットホテルに泊まらなくてよかった。
西洋的なリゾート宿泊施設はどこにでもあるので、ホームステイでボルネオ島らしい非日常を楽しめたと思います。