ペナン島 Day1
マレーシアに到着した翌日。
出勤する駐在の友人とともに6:45にマンションを出発し、会社の工場を見学させてもらいました(友人夫婦・私たち夫婦は4人とも同じドイツの会社の社員)。
メールでしかコミュニケーションがなかったマレーシアの同僚にも会えたし、なにより大変勉強になりました。
それにしても、ドイツ人多かった。
見学のあとは1人でアパートに戻り、夫とジョージタウンを散策。
閑散としたショッピングモールから数100メートルほど離れれば、ローカルな人々で賑わうエリアでありました。
ランチはイスラム系のレストラン(?)。
頼んでもいないのに勝手に盛り始められた謎のカレー↓
ここぞとばかりに高い食材を盛り付けられた私の皿は夫のプレートの5倍の値段でありましたが(50MYR)、煮込まれ過ぎたイカと海老は固く、炎天下にさらされた揚げ物(魚)はこわくて口にしませんでした。
結局、これがマレーシア滞在中最も高級かつ美味しくない食事となりました。
相場がわからないってこわい。
あとはひたすらぶらぶらと歩いて午後をすごしました。
ひとつ路地を跨ぐと華僑エリアだったりして、マレーシア・中華・インドの文化と宗教が隣り合わせで交わる不思議な国であります。
豚肉を食べないイスラム教、
牛肉を食べないヒンズー教、
仏教、キリスト教。
同じアジアでも、大陸側の国々は交わる文化の多様性が面白い。
夜は仕事を終えた友人夫婦と合流し、海辺の屋台村的なレストランへ。
屋台が集まり、好きなものを注文してテーブルに運んでもらうスタイルでした。
ロケーションが素晴らしい。
多国籍な屋台村で、ベジタリアン料理も魚介もたくさんあって大満足でした。
時差ぼけが残っていたのか、この日はびっくりするくらい深い眠りにつきました。
ペナン島 Day2
翌日は、朝から市街地のバスターミナルから市バス101に乗り、Penang National Park(ペナン国立公園)へ行ってきました。
パン屋さんでサンドイッチなどを買い込み、バスを待つ。
前日確認した運賃は片道4MYR、2人で8MYR。(おつりはないと言われて10MYR持っていかれました。)
現金だと料金システムが複雑だし、時間はかかるけど、市バスは人々の日常を感じられて楽しい。
ペナン国立公園から1kmほど離れた停留所でバスを降ろされ、歩いて入り口を目指しました。
ビジターセンター↓
2023年現在は入園料かかかります(外国人50MYR)。
わたしたちの予定は、
A(ビジターセンター)からスタート、
F(タートル・ビーチ)まで歩き、
F→D(モンキー・ビーチ)は船に乗り、
DからAにもどってくる、
という工程。
距離的には5km強ですが高低差と湿度があるので、船での移動も含め5時間くらい。
ハイキングスタート。
野生のサルが食べ物を狙って待ち構えておりました。
タートル・ビーチまでのトレイルは山を越えるので登りがなかなかきつかったけど、熱帯雨林感がすごかった。
立っているだけで汗が噴き出てくる暑さで、タオルがあっという間にびしょびしょになりました。
秘境感溢れる吊り橋を渡り、タートル・ビーチに到着。
左は海水と真水が交わらず二層を作り出す珍しい自然現象が観察できる池なのですが、上下二層なので見えません。
遊泳禁止のタートル・ビーチには海亀の保護施設があります。
マレー語の説明では活動の全貌が全く分からなく、施設も小さいので、あっという間に見終わり、静かに船を待つこと20分ほど。
ボートでモンキー・ビーチまで移動。
やたらと欧米人率の高いモンキー・ビーチ↓
レストラン周辺には野生の猿が群がり、オーナー的な男性がパチンコで石を投げて追い払って降りました。
実際に投石するのは連れのリーダーだけで、あとは投げるふりをして野ザルを追い払うらしい。
赤ちゃんサルに投石したりはしません↓
気のいいオーナーでしたが、我々の注文は全く通っていなかったので諦めてモンキー・ビーチをあとにしました。
18:00 国立公園の入り口まで戻ってきました。
お腹を減らしたまま歩いてビジターセンターまで戻り、帰り道の街角レストランで焼飯と空芯菜炒めを注文。
さらに氷抜きのぬるいコーラ(←このときはまだ大分気をつけていたが、だんだんお腹も慣れてどうでもよくなる)。
2人分で20MYR(約4ユーロ)の激安ご飯でしたが、とっても美味しかった。
帰りもマレーシア人と一緒に市バス101に揺られ、1時間以上かけて帰ってきました。
疲れたけど、とっても楽しかった。
明日はペナン・ヒルに行きます!
ペナン島 Day3
朝食はジョージタウンに飲茶を食べに行きました。
ワゴン形式ではなく、席でお茶を注文して、カウンターへ点心を選びに行きます。
お茶はポットで提供され、選んだ点心の金額に応じて店員さんが値段を伝票に書き込んでくれます。
朝から海老づくし。
お腹が満たされたら、市バスに乗ってPenang Hill(ペナン・ヒル)へ。
友人夫婦のアドバイスどおり、ケーブルカーはファスト・レーンのチケットを購入しました。
これで30分待ちなので、普通のチケット買ったら2時間くらいかかりそう。
ケーブルカーであっという間に頂上です。
頂上には昭和のデパートの屋上的な行楽施設がありますが、わたしたちはそのまま下山。
途中までは舗装されたトレイルがあります。
眺めは素敵。ときどき猿がいます。
残念ながら、その先の遊歩道が2つとも閉鎖されていたので、崖をおりてヘリテイジ・トレイルを歩いてみました(入り口がすごく分かりにくい)。
トレイルとして手入れされていないジャングル感がすごい。
ハイキングトレイルはここで終了。
この先は、車道をひたすら下ります。
傾斜がきついので膝にくる。
結局、トレイル20%、車道80%くらいの割合で徒歩で下山して、くたびれました。
コンクリートの車道は歩いても楽しくないので、ペナン・ヒルは往復ケーブルカーに乗るのが正解かと思います。
この店だけやたらと行列ができており、先に会計のシステムをよく理解しないまま列に並びなんとかゲットした汁なし坦々麺。
魚のすり身だんごのスープ付き。
麺に絡まる濃厚なソースがたまらない絶品ジャンクフードでありました。
ちなみに夫は不満足で、さらにもう一品プルコギのような定食を食べておりました。
ペナン島散策の3日間もこれでおしまい。
明日から、いよいよボルネオ島です。