パドリング旅行6日目。
今日から4連休にはいるので、人混みが予想されます。
6:30 テントにて起床。
昨日の夜は意外と暖かかったので、寝袋からはみ出して涼んだりしていました。
やっぱり朝は肌寒い。
わが家のTatonkaのドーム型テントは夫が今は亡きおじいちゃんからもらったらしい。
テントを孫に贈るおじいちゃんも素敵だし、それを20年以上使っている夫もすごい。
ドイツ人は物持ちがよい。
うちのテントの裏に30〜50代の男性5人組の自転車テント泊グループが野営していたのですが、彼から朝からたばこふかしながら瓶ビールを飲んでおりました。
ハーレーに跨ってエンジン吹かしながら去っていきそうですが、筋肉隆々としたチャリダーたちであります。
わが家はインスタントコーヒーにピーナツバターパンの朝食。
世界観が違いすぎる。
10:15 パドリングを開始してキャンプ場を後にしました。
この辺りは川幅も広く、流れが激しくなることもなく安全なので、レンタルカヤック業者がちらほら並び始めます。
キャンプ場から3km程先に本日一つ目の閘門があらわれました。
正面がダム、左手が水力発電所、見えにくいけど蓮の花に遮られた右手奥に閘門があります。
ダム1: Guxhagen ↓
蓮の花をかき分けて閘門にはいっていきます。
屋根のある橋。
自転車が行き交っていました。
Kasselの街が近づくにつれてカヤック、カナディアンカヌー、SUPとウォータースポーツを楽しむ人が増えてきました。
本日二つ目のダム。
閘門は故障中なのでカヤックを担いて迂回が必要です。
ダム2：Neue Mühle ↓
うんざりしながらカヤックを岸につけると、、
迂回路は直線で、迂回時のカヤック運搬用にこのような手押し車と線路（？）が設置されている至れり尽くせりのダムでありました。
重量に耐えられるので荷物も詰め込み、一度に全てを運べる素晴らしい設備。
ここまでほとんど他のパドラーを見かけなかったのに、迂回路の先の着水デッキであっという間に大渋滞。
わたしたちの前のカナディアンカヌーのグループがもたもたして急ぐそぶりもないので、後ろが詰まりまくっておりました。
Kassel市街地に近づくにつれ、右から左からパドラーが次々と現れます。
そして、ようやく見えてきたKasselの街。
今年は5年に一度のDokumentaが開催される年で、もうすぐ一般公開が始まるんだそうです。
本日最後のダム。
明日の工程が長いので、Kassel市街地のダム今日のうちに抜けてしまおうという作戦でありました。
ガイドブックによれば閘門があるはずなのですが、大規模な工事が行われており嫌な予感しかない。
ダム3：Stadt Kassel ↓
案の定、閘門は工事中でありました。
1日の終わりに350mという過去最高距離を迂回しなければならず、テンションはただ下がりでありました。
カヤックはカートに乗せてダムの反対側まで運びます。
重たい荷物を運ぶため、のどかな公園を3往復。
鬼のような標識です。
なんとかかんとか全ての荷物とカヤックを運び終えるまで1時間もかかりました。
きつかったけど、次の日のことを考えたら、終わらせておいてよかったのだと思うことにします。
本日の宿泊先はダムから200mのカヌークラブ。
下の写真の右奥がダムで、左のデッキやボートがある場所がカヌークラブの敷地になります。
17:00 カヌークラブ到着。
長い1日でありました。
カヌークラブの敷地には、他にもキャンパーがおり（地元カヌークラブのメンバー）、ありがたいことにバーベキューの夕食をご馳走していただきました。
太陽のような笑顔の赤ちゃんと恥ずかしがり屋の少年も可愛かった。
夕食のあと、少しだけ対岸の公園を散策しました。
カヌークラブの反対側から撮影したダム。
さすがに大都会なので水力発電所の規模も大きい。
今回はパドリング旅行なので通過するだけですが、Dokumentaも見てみたいし、Kasselの街はいつか旅行に来たい場所のひとつになりました。
6/16 @10:15 -17:00
Guxhagen - Kassel
23km
ダム1：右手に閘門あり。冬季閉鎖。
ダム2：ダム手前の右手に迂回用のデッキあり。ダム前後はカヤック運搬用の手押し車と専用のトラックがある。
両方向からも手押し車が使用されているため、手押し車は迂回路の反対側にあることもあるので注意。
ダム３：右手に閘門あり。ただし、2022年6月現在大規模な工事中のため使用不可。公園を通り抜け350mの迂回が必要。運搬用カート設置あり。