『菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る』碧野圭
菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る - 株式会社 大和書房 生活実用書を中心に発行。 (daiwashobo.co.jp)
シリーズ 3作め
2作めの最後で、瓶詰とかの販売を始めそうで、
始めないでほしいな~というワタシの想いは即行で覆されました
今作、瓶詰とかをつくるための部屋が完成しそうなところから始まった
優希さんが会社を辞めたり、靖子先生メインでなく、
周辺の方が主役っぽくなりつつあったけど
靖子先生と息子さんの話は、じんわりきたわ~
(号泣するほどでもないが)
この後は、優希さんと川島さんの関係がどうなっていくのかが楽しみ
『書店ガール』で、この作家さん恋愛描写があまり得意でない?と思ったのだが
"匂わせ"が、匂わせすぎて、匂わせになってない気がする
そうきたかーが、全然なくって、あーこうなるだろうなーと思った通りの展開が待っている
靖子先生がお店で使っているお野菜をつくっている保田さんご夫婦がいい味出してたな
農家は片手間(?)で、不動産たくさん持っててアパート経営で生計を立ててるんだけど
アパートの住人さんとの関係が、昔ながらの大家さんっぽくて良き
最近は、そもそも大家さんなんて感覚じゃないし、貸主の顔すら知らんご時世やのに
思い起こせば、ワタシが一人暮らしを始めた頃は、お隣の敷地に大家さんが澄んでいて、
毎月月末に大家さんにお家賃お渡ししに行ってたな、懐かしい