映画鑑賞備忘録 -9ページ目

映画鑑賞備忘録

香港映画が大好き人間の映画鑑賞の記録

 

映画館で香港映画が公開されたので!

 

アンディ・ラウが香港の都市壊滅と戦う!と言われると、ついつい『バーニング・ダウン』を思い出してしまったのですが。『バーニング・ダウン』も面白かったよねー。最後、アンディ・ラウがかっこよすぎたよね!

という感じで見に行ったら、全然違った!なんというか、『シン・ゴジラ』の香港版ともいうべきか、アンディ・ラウの役柄的には、『バーニング・ダウン』が現場戦だとすれば、『カウントダウン』はどっちかと言えば頭脳戦。そのかわり、消防隊の皆さんが現場戦を担っていて、それはそれでとても見ごたえがありました。めっちゃ爆発する。もはやなにもかも爆破してしまいそうな勢いで爆発と燃えつくしてしまいそうな勢いの火災。CGの部分も多いのだと思いますが、全然違和感なくて、すごかった。

 

全体的にとても丁寧にお話が組み立てられていて、ストレスない伏線の巻き方と回収の仕方に加えて、ハラハラわくわくするテンポのいい展開。秀逸でした。香港映画らしい一人の人間の中にも正義と悪が入り混じり、迷いと信念をそれぞれが持っている感じ。あの人間の描き方やその人間が絡まっていく様が香港映画の好きなところです。あと、大事な役でも潔く死ぬよね。香港映画。泣きのためとかじゃなくて、必要だから死ぬよね。そのストーリーの容赦なさというか潔さも好きです。ご都合主義にしない。

 

あと、アンディ・ラウの娘ちゃん役が、どこかで見たよなぁと思いながら見ていましたが、終盤で、『ラスト・ソング・フォー・ユー』の許恩怡だ!とつながりました。なんか個人的に、Twinsを思い出しちゃうかわいらしさ。

 

2時間半ぐらいだったのですが、ずっと引き込まれていました。とても良い作品でした。日本公開してくれてありがとう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

監督:潘耀明

出演:劉徳華、白宇、莫文蔚 他
2024年/香港

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー