🧵この記事はきっかけ(1)からの連続シリーズです
 
 
サイは面接できちんと受け答えできてるんやろうか……と、サイの指輪を眺めながら、面接会場近くのカフェでドキドキしながら待っていると、サイが帰ってきました。
 
 
「サイ、どうやった?」
「知らない。えりちゃんお腹空いたでしょ?ご飯食べに行こう」
 
 
サイは朝から昼まで一人でサイを待っていた私がお腹を空かせていると思ったのか、すぐに私をランチに連れて行ってくれました。
 
 
サイは普段と変わらない様子で、面接のことを楽しそうに話してくるでもなく、何を聞いても「知らない」「分からない」と言うので、ダメだったのかなと思い、私もそれ以上は深く掘り下げませんでした。
 
 
ランチをしてからデザートを食べていると(←食い過ぎ😂)、サイが面接会場でよくわからない紙をもらったと言って、穴のあいたボロボロのリュックからぐちゃぐちゃになった紙を取り出して見せてくれました。
 
 
 
 
 
 
 
 
面接通っとるやないか!
 
 
 
 
 
 
 
 
サイが言う「よくわからない紙」とは、「面接に通過したので、今夜行われるオーディションに参加してください」と書かれた紙で、今晩何時にどこに集合するのかとか、オーディション会場までの地図や、今晩のオーディションでの審査基準もかいてあるではありませんか😂😂😂
 
 
しかもランチの後にお茶もしてからこの「よくわからない紙」を見せてくれたので、集合時間まであと一時間しかありませんでした(汗)
 
 
会場は渋谷のクラブでした。私もサイもギラギラした場所がどうも苦手で、「渋谷のクラブ」と聞いただけでドン引きでしたが、とりあえず全デザートをたいらげてから、オーディション会場に急いで向かいました。
 
 
つづく