BBCなどでコメディ番組の制作を手掛け、「SPACED ~俺たちルームシェアリング~」で一躍注目を集めました。
その後、日本では未公開の「ショーン・オブ・ザ・デッド」、あやうく未公開になりかけた「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」、「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」、「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」、「ベイビー・ドライバー」、「ラストナイト・イン・ソーホー」などを監督。
エドガー・ライトの主な監督作品は次の通りです。
★「SPACED ~俺たちルームシェアリング~」(原題 Spaced)
1999年と2001年にイギリスの公共テレビ局チャンネル4で放送されたシチュエーション・コメディ番組。
エドガー・ライトは監督、出演。サイモン・ペッグが脚本と主演、ニック・フロスト共演。
カップルと偽ってルームシェアをすることになった男女とその仲間たちの生活をユーモラスに描く…
★「ショーン・オブ・ザ・デッド」(原題 Shaun of the Dead)
サイモン・ペッグ、ニック・フロスト共演でゾンビ映画の金字塔「ゾンビ」をパロディにしたホラー・コメディ。エドガー・ライトは監督・脚本・出演。
2004年製作で日本では劇場未公開だったのが、製作から15年を経て、2019年3月29日(金)から限定公開。。
恋人に愛想を尽かされたショーン。泥酔した彼が目覚めると、街にはゾンビが溢れ、生きた人間を次々と襲っていた…
ホラーなのに、コメディでもあり、ラブ・ストーリーも絡んだり、一味違ったコメディ作品に仕上がっていて、エドガー・ライト監督の映画の原点ともいえる作品です。
★「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」(原題 Hot Fuzz)
サイモン・ペッグ、ニック・フロスト共演で刑事映画のパロディを散りばめたアクション・コメディ。エドガー・ライトは監督・脚本・出演。
2008年7月5日(土)公開。
一見平和な田舎町に左遷されてしまったエリート警官ニコラスがお人好しの若手警官ダニーとともにの殺人事件に巻き込まれていく…
有名な刑事映画のパロディを散りばめつつ、本格的なアクションと骨太のストーリーが展開し、世界中で映画ファンの賞賛を集めました。
★「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」(原題 Scott Pilgrim vs. the World)
カナダの大人気コミックをマイケル・セラ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド共演で映画化したラブバトル・アクションコメディ。エドガー・ライトは監督、脚本、製作。
2011年4月29日(土)公開。
ミステリアスなラモーナに恋した無職のバンドマンのスコット・ピルグリムが彼女の邪悪な7人の元カレたちと戦う羽目になる…
日本のゲームや漫画のパロディー満載で、エドガー・ライト監督らしい展開で、理屈抜きに楽しめます。
★「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」(原題 The World's End)
サイモン・ペッグ、ニック・フロスト共演で描いたSF酔っぱらいエンターテイメント。エドガー・ライトは監督・脚本。
2014年4月12日(土)公開。
"1晩に5人で12軒のハシゴ酒"に挑戦するゲイリーを始めとするアラフォーの酔っぱらいたちが、街を操る何者かと戦いを繰り広げる…
エドガー・ライト監督とサイモン・ペッグ、ニック・フロストの絶妙なタッグが再び揃って展開する癖になる面白さ。そこにマーティン・フリーマンにロザムンド・パイクが加わってさらに面白くなりました。
★「ベイビー・ドライバー」(原題 Baby Driver)
アンセル・エルゴート、リリー・ジェームズ共演で犯罪組織の逃がし屋ベイビーの活躍を描いたクライム・アクション。エドガー・ライトは監督・脚本。
2017年8月19日(土)に公開され、興収3.7億円。
天才的なドライビングセンスを買われたベイビーは組織で"逃がし屋"として働いていたが、恋人の存在を嗅ぎ付けられ、組織を抜ける決意をする…
エドガー・ライト監督ならではのスタイリッシュな映像とこだわり抜いた音楽がシンクロした爽快クライム・アクションが楽しめます。
★「ラストナイト・イン・ソーホー」(原題 Last Night in Soho)
トーマシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイ共演で描いた夢と恐怖がシンクロするタイムリープ・サイコ・ホラー。
2021年12月10日(金)に公開され、興収1.5億円。
現代と1960年代のロンドンで暮らす2人の女性、エロイーズとサンディが夢を通して出会い、肉体的にも感覚的にもシンクロしていく…
エドガー・ライト監督が60年代ロンドンのファッション、音楽、そしてホラー映画への愛を込めて贈るタイムリープ・サイコ・ホラー。
他にもスティーヴン・スピルバーグ監督「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」では脚本を担当。
マーベルコミックの新しい人気ヒーローをペイトン・リード監督がポール・ラッド主演で映画化した「アントマン」(原題 Ant-Man)では脚本、原案を担当。
2015年9月19日(土)に公開され。興収12億円。
体長1.5センチになれる特殊スーツを着用した崖っぷちの男が正義の味方「アントマン」として悪に挑む…
エドガー・ライトは監督・脚本として参加していましたが、クリエイティブ面の相違のため降板し、脚本・原案としてクレジットに残りました。
活躍の場をさらに広げるエドガー・ライト。監督作でどの作品が好きですか?