マッケンジー法とアスリート
マッケンジー法はスポーツ障害のマネージメントにも使われています!
今回は、10日後に陸上競技の大会を控えた女子中学生のお話です。
きっかけは、外出先で沢山歩いた際にアキレス腱に痛みを発症。
悪化する動きは、歩行や爪先立ち。
体重をかけなければ痛みはありません。
昨年も同じ場所を痛め、復帰まで2ヶ月かかったそうです。
マッケンジー法は、手や足の痛みでもまずは「脊椎から評価」を行います。
脊椎から評価をすることで、脊椎由来の痛みを除外します。
今回は、脊椎由来の痛みではありませんでしたので、次にアキレス腱の評価を行います。
アキレス腱特有の痛み方をしているので、マッケンジー法の筋腱の問題に使うマネージメント方法を採用しました。
爪先立ち(求心性収縮)を繰り返し、組織の修復を促します。
※ポイントは、運動すると痛みが出るが、運動をやめれば痛みが残らない刺激
競技復帰に向けたプログラムを作成し、セルフケアをしっかりと行ってもらいました。
その結果、痛みがない状態で大会に出場することができました。
マッケンジー法を学んでからは、筋腱の痛みや、スポーツ障害のマネージメントについて考え方が変わりました。
最後に、腱の痛みで私が心がけていること
① 過度に安静にしない
② 痛みが悪化する負荷は行わない
③ 受け身の治療に頼らない
医療は日々進化しています。
常に新しい情報を入れて、経験を積んでいく。
運動器を扱うセラピストにはとても大切なことだと思います。
マッケンジー法講習会の情報はこちら
https://www.mckenzieinstitute.org/japan/ja_JP/education/course-schedule/
スポーツ障害お気軽にご相談ください。