2020年度年次報告書(10-K)の修正提出が間に合わなかったら上場廃止かも!なんて話題がチラホラ出る中、提出期限の1週間前になって、やっとプラグ・パワー社から公式発表あったみたいね。
結局、どうなりそうなの?
★★★★★★★★★★★★
Youtubeもやってます。
グロース個別株が中心です。
チャンネル登録はこちらから
★★★★★★★★★★★★
こんな疑問に答えます。
動画でも解説しています。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
本記事のテーマ
本記事では、2021年5月10日、Plug Power.Inc(プラグ・パワー社)より、2020年度年次決算報告書(10-K)の修正提出について公式発表がありましたので紹介します。
プラグ・パワー社は、米国証券取引委員会(SEC)より、報告内容に疑義があったことから10-Kを修正して5月17日までに提出することを求められており、市場関係者の信頼を損ない、75ドルあった株価は大きく下落してしましました。
このような背景もあり、今後のプラグ・パワー社の株価動向について気になっている米国株投資初心者の方に参考になる記事になっています。
誠に勝手なお願いですが、記事の閲覧の前に、フォローして頂ければ、新たな情報記事もいち早くお届けできるかと思いますので、宜しくお願いします。
(資料源:プラグ・パワー社HP)
まず、結論として、プラグ・パワー社の上場廃止、株式が紙屑になる可能性はなくたったとみていいと思います。その最大の理由は、プラグ・パワー社の公式発表により、米国証券取引委員会(SEC)から5月17日までに再提出を命ぜられていた10-Kの修正報告が間に合うことが明らかになったためです。
公式発表①
2021年Q1の売上高は、前年同期比60%以上増加し、7,000万ドルを超える記録的な売上高となり、長期的な年間売上高目標を再設定するとともに、決算報告書(10-Q)の提出期限を2021年5月10日から5月17日まで延長するとのことです。
これはあまり、今回はあまり重要な情報ではないですね。
公式発表②
ボリューム的にはさほどありませんでしたが、これが一番重要な報告内容となります。
2020年度年次決算報告書の修正は、今後5日以内に提出する予定するとのことです。この公式発表は5月10日に行なわれましたので、提出予定日は5月14日となります。
当初の提出期限より、1営業日だけ早いということになりそうです。ドラえもんの”のび太くん”みたいだと揶揄する声も聞こえてきそうですね。
公式発表③
公式発表のほとんどは、頑張ってなんとか報告書が提出できますといった趣旨が大半でしたが、もっとポジティブなことも発表しなければとの思いがあるのか、最近の戦略的パートナーシップの状況についても報告がありました。
その内容は、以下のとおり
そもそも、噂されていた上場廃止についてですが、ここ1年間で上場廃止は約400社ほどあり、そのほとんどがM&Aか赤字(負債)による倒産での上場廃止でした。また、調査した範囲では、10-Kが提出できなかったからといった理由での上場廃止は確認できませんでした。
また、仮に水素燃料業界のリーディングカンパニーが上場廃止・倒産となれば、政府が後押しをするクリーンエネルギー分野ですので、間違いなく社会問題化するはずです。したがって、政府あげてなんとかすると考えられます。
さて、今後の見通しですが、最近新たに集団訴訟事案があるようで、10-Kが提出されたからといって懸念が一掃されるということにはならないようです。
そこで、さいごに、今後想定されるシナリオについて考えてみたいと思います。
【シナリオ1:公式発表したのに、結局、10-Kの提出が出来なかったケース】
完全に信頼が地に落ちてしまい上場廃止になっても不思議じゃありませんが、とりあえず、未提出発覚直後は、株価急落することは間違いないと思います。
一方、先ほど確認したとおり、10-Kの未提出により上場廃止になったケースは確認されていないので、その後、「M&Aにより競合他社に買収」されるか、「米連邦破産法11条( チャプター・イレブン/日本の民事再生法に相当)により、実質的に国有化され再建」を目指す可能性が考えられます。記憶に新しいところでは、米国最大の自動車メーカーのジェネラル・モーター社(GM)が2009年6月にチャプター・イレブンを申請しました。これによりジェネラル・モーター社(GM)は破綻するとともに、実質的な国有企業になりました。
M&Aにしろ、チャプター・イレブンにしろ、最近のプラグ・パワー社の業績は決して悪くはないので、一時的に株価は盛り返す可能性も否定できません。(超楽観論ですけど)
【シナリオ2:10ーK無事提出され、信頼が回復して株価が反転するケース】
このケースが最も可能性が高いと思いますが、信頼の完全回復とまではいかないのではと考えています。されに言えば、最近の金利上昇を受け、元の75ドルまで株価が回復することはないでしょう。
まあ、いずれのケースにしろ、株価回復の道のりは厳しいそうです。
というわけで以上です。
更なる続報あれば、改めて記事にしたいと思います。フォローして頂ければ、いち早く記事をお届けできるかと思いますのでよろしくお願いします。
最後に、本記事と同趣旨の動画を準備しております。
⇒ こちらから