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ユエナナ的、IUオススメソング②
2013.10.08 Modern Times
「싫은 날(Bad Day)」
題名のために「좋은 날(Good Day)」の後続曲かと思われますが、実は全然関係ない曲。彼女が、自分の小学3年生の時のことを思い出しながら書いたという、自作曲。
「家に帰っても一人だから、街を一人でトボトボ歩いてしまう。TVの中の人は何であんなに笑っているのだろう」という、彼女の「独り」でいることの物悲しさを、ギターの音とともに切なく歌いあげる隠れた名曲。
ライブでも多々歌われるが、彼女は「ファンのみなさんがこの曲を好きだと言ってくれるたびに、悲しくなってしまうから、あまり歌いたくない曲でもある」と述べている。誰かに慰めてほしいのに、独りでしかいられない夜。誰かと一緒にいたいのに、部屋の隅で独り悲しく乗り越えようとしているときに、この曲でみんな癒される。
2013.10.08 Modern Times
「우울시계(憂鬱時計) (Feat.종현 Of SHINee)」
このアルバムでは、タイトル曲の次に有名なのではないかと思われる曲。ジョンヒョンがたまたま聞かせてくれたこの曲のデモを、IUが気に入り、「私にこの曲をくれないか」と提案したところ、快くジョンヒョンが提供してくれた曲。IUが歌わなければ、彼のソロアルバムで発表されるはずだったらしい。
聴けば聴くほど、どんどんハマっていく、繰り返しのメロディーと歌詞が特徴的。憂鬱になるたび、この曲を思い出してしまう。2人の声が絶妙に合う。感情を入れすぎずに、楽に歌ってる感じがまた、聴き心地が良い。これを聴くと、私は秋の夕方ごろを思い出してしまう。なんだか、綺麗なのに憂鬱な気分。
2015.10.23 CHAT-SHIRE
「Zeze」
ある童話の少女を主人公にした、彼女の作詞曲。曲をちゃんと聞かずに、「童話の主人公がセクシーに感じた」というIUの一言だけで彼女を批判の対象にしてしまう人が多かった曲。結局、彼女は釈明記事を出すほどとなった。
この一連は、IUを好きになってから初めて彼女の曲に批判が向けられた事件だったので、今でもすごい記憶に残ってます。そんな批判はファンはただ曲をちゃんと聞いてないアンチの言葉だってことはよーく知ってるので、全然お構いなしですが(笑)
とにかく、この曲は色んな意味で話題になった曲。私は、こういう曲調のIUを聴いたことがなかったので、最初聴いた時、凄い新鮮でした。ちょっとイタズラっ子な、ずる賢い女の子を歌で表しているような感じです。
2015.10.23 CHAT-SHIRE
「무릎(Knees)」
彼女が自作曲を出すようになってから度々ある、「眠り」をテーマにした最初の曲。不眠症を持っている彼女が、自身にとって、とても大切にしている「眠りの時間」を歌っている曲。「眠れないのは、何かやり残したことがあるからだろうか。それとも、どこか戻りたい場所を思い出しているからなのか」という、不眠症の彼女らしい歌詞が目につく。幼いころ、誰しも持っているであろう、母親の膝の上で寝ている記憶を思い出しながら書いたという。
2017.04.21 Palette
「이 지금(dlwlrma)」
「밤편지(Through the Night)」を作曲した、제휘(ジェフィ)との共作。今までの彼女の曲にはなかった、可愛い童話・絵本感が凄い。星の王子さまを連想させる感じを受けますね。「Pallete」はどの曲も大好きですが、この曲はアルバム内TOP3に入るくらい好きな曲。ファンも大好きな曲。そして、彼女も好きな曲。(笑)
この間、IUのYouTubeチャンネル内で明かされた情報なんですが、実はこの曲、彼女が前々から推しているガールズグループ「OH MY GIRL」が歌うことを想像しながら書いた曲。IUはオマゴルちゃんたちのファンで、彼女たちもIUのファンで、オマゴルちゃんはこのアルバムが出た当初から「IU先輩のこの曲が好き!」と言っていたので、まさに相思相愛💕
さらに、同い年の親友Apinkウンジのライブにシークレットゲストとして出たときには、2人でこの曲をデュエット。オマゴルともウンジとも、コラボ曲だしてくれー!!って切実に願っている、今日この頃。
2017.04.21 Palette
「이런 엔딩(こんなエンディング)」
MVでは、ドリームハイ以来にキム・スヒョンと共演していることで話題の曲。シンガーソングライターの「Sam Kim」が作詞作曲したこの曲をIUが気に入り、当初英詞だった歌詞をIUが韓国語の歌詞に変えて作詞した。
久しぶりに「男女間の別れ」を歌った歌詞は、彼女の実体験を伺える歌詞となっており、彼女にもあった「別れ」をファンも一緒に感じる曲となっている。
ちなみに、IUの10周年コンサートにSam Kimがゲストとして登場し、この曲と彼の曲「When You Fall Down」の2曲をコラボしている。さらに彼自身も、オリジナルの英語詞で度々この曲をライブで歌っている。
2017.09.22 꽃갈피 둘(花しおり2)
「가을 아침(秋の朝)」
IUのカバーアルバム第二弾の先行配信曲。原曲は양희은(ヤン・ヒウン)の同名タイトル曲。韓国のストリーミング配信は、夕方18:00からの配信開始が暗黙の了解となっていたが、彼女の希望で朝7時に配信が開始された。実は「밤편지(Through the Night)」が先行配信された時、夜の曲を歌っているため、真夜中に配信を開始したかったが、配信会社の都合で叶わなかったことが気がかりで、「今回の曲は絶対朝に出したい」と決めていた。
最初に彼女のアカペラから始まるのが特徴的。秋の清々しい朝を感じる彼女の爽やかな歌声と、アコースティックギターのアルペジオが田舎町を想像させる。
2017.09.22 꽃갈피 둘(花しおり2)
「개여울(小川の早瀬)」
先ほどと同じく、彼女のカバーアルバム第二弾収録の曲。原曲は정미조(チョン・ミジョ)の同名曲。김소월(キム・ソウォル)の同名の詩にメロディーをつけた楽曲。ちなみに、前に紹介した「ザ・キング~永遠の君主」では、劇中でこの詩が出てきた。
映画「パラサイト」の音楽監督で、パク・ヒョシンのほとんどの曲に参加している天才音楽家のチョン・ジェイルにIUがこの曲の編曲を頼み実現したコラボ。
彼女の中低音と、歌詞の切なさ、ピアノとチェロで構成されたハーモニーは、多くのファンがこの曲で心を打たれた。
チョン・ジェイルのピアノとIUのコラボ動画↓
2018.12.07
김동률(キム・ドンリュル)-「동화(童話) (Feat.IU)」
デビュー20年以上のベテラン歌手김동률(キム・ドンリュル)が、IUとコラボした楽曲。彼の安定感と安心感のある歌声と、IUの語られるような歌声。そして、オーケストラをふんだんに使った編曲で、今作は圧倒的ディズニー感が満載。「あれ?ピクサーの新しい映画の主題歌かな?」って思うくらい。てか、これ使っても何も違和感がないくらいの圧倒的ディズニー感。ファンタジー感がある曲が大好きな人は、絶対好きです。王子様とお姫様が見える。主人公が主題歌まで歌ってる絵が見えるぞ、私には。
2019.11.18 Love Poem
「시간의 바깥(above the time)」
「IUと言えば?」で必ず出される「너랑 나(You&I)」のその後を歌った曲。IUの”ファンタジー3部作の最後を彩る曲”と言われ、ファンタジー3部作「Good Day」「You&I」「Red Shoes」の作曲を担当した、이민수(イ・ミンス)とIUの共作。全3部作を作詞し、IUとは家族のような中である作詞家キム・イナは、この歌詞を絶賛。ファンも「You&I」のMVに出てくるカレンダーが10年後の2019年を表している事もあり、この曲が出ることを待ち遠しにしていた。
かくゆう私も、この曲はもう無限リピート。MVもリピート。あ、MV「You&I」でIUの彼氏役を務めていた俳優イ・ヒョヌも、今作に除隊後初作品として出演。IUは、彼の軍服役中にMVの出演を電話で頼み、快くOKしてくれたとのこと。除隊してすぐの撮影で申し訳ないといいながら、久しぶりにあった2人は、とっても仲がよさそうでした
韓国語が分かる方なら、歌詞で韻を踏んでいるのが分かったかな?とっても、ファンタジーで、前作のMVと歌詞を知った上で、この曲を聴いて、MVを観ると、すごく長編のファンタジー作品になっていることがわかります。観る人によって、若干読み取る物語が違うのも面白い。彼女自身は、あまりこの曲について細かな設定や解説は明かしていませんし、これからも明かすつもりはないと言っています。ファンがそれぞれ解説している動画や、ブログを見て、みんなで楽しんでほしいとのこと。
2019.11.18 Love Poem
「자장가(Lullby)」
彼女が主演した短編映画「ペルソナ」の「Walk at night」という作品から派生した自作曲。彼女は、「今まで歌ってきた歌の中で、一番悲しい曲だと思う」と述べる。”もう会えないけど会いたい人が、夢で訪ねてくる。でも、これは起きたら全て忘れてしまう夢。最後に子守歌を歌って、寝かせてあげて去ってしまうという物語を、夢を見る人の立場ではなく、夢で訪ねてくる人の立場にたって書いた曲だ”と言っていました。
彼女の深い意味が込められた楽曲であるとともに、彼女の歌唱力が見事に消化されている曲。私は「Love Poem」の中で、一番聴いていたんじゃないかな。まさに眠りにつく時、ベッドに身を沈めた際に流して、この曲で眠りについていました。初めて聴いたとき、「全て忘れていい」っていう歌詞にグッときました。毎日、彼女の歌声で眠りにつけることが嬉しくもあり、でも「全て忘れていい」なんて言われちゃったら、なんとなく悲しくなってしまったり。でも、この歌はこれからもずっとユエナの「子守歌」として、残っていくのだろうなと思います。
さて。
中級ソング編は
いかがでしたでしょうか。
知ってる曲ありますか?
ユエナは、
こんなに情に熱く、
感性が豊かな歌手のファンであることが
本当に誇らしいんですよ。
ただただ
可愛いだけじゃなく、
彼女の内側に秘められた作詞作曲家としての
才能も、
私は大好きんなんだなぁと
改めて感じさせられました。
これを機に、
タイトル曲だけではなく、
彼女のアルバム収録曲なども
聴いていただけたら嬉しいです