この木曜日から日曜日まで会議の出席のため、代診の先生方に診療をお願いして、台北に行ってきました。
台北では丁度国際コンピュータ市が開かれていて、ホテルの予約も大変でした。
行きの飛行機はJALで引退が決まってしまったジャンボ機でしたが、５００以上の席が完全に満席の状態でした。この状態が続いていればJALも赤字になることはなかっただろうに、と今では紙くずになってしまったJAL株券のことが頭をよぎり、恨めしく思いました。また、預けた荷物がなかなか出てこず、よその地に飛んで行ってしまったのではと心配になりましたが、３０分以上も経ってから、やっと最後の方で出てきてほっとしました。
会議は金曜日と土曜日の夜でしたので、昼はぶらぶら町中を散歩したり、観光に出かけたりしました。そのときの写真を載せます。
台北の単車の多さには驚かされました。交差点では単車が優先になっているようで、単車専用停車スペースが自動車停止線より先にあり、多くの単車が自動車を蹴散らし、走行していました。
交通取り締まりの警官も単車で乗り付け、違反切符を切っていました。
タクシーはニューヨークをまねしたんだろうと思いますが、イエローキャブで、台数も多く、町中で簡単に拾うことができました。値段は日本の１／３程度で、チップは要求されず、手軽な交通手段でした。
金曜日は、古い港町である基隆から野柳自然公園を回るツアーに参加しました。野柳公園は海水に浸食された奇岩で有名なようです。早朝にもかかわらず観光客が大勢押しかけていました。多くの観光客は中国本土からの人達だそうで、上海や北京から香港を経由しない直行便が出るようになり、どんどん中国からの観光客が増えているとのことでした。ここでもChina increasing, Japan decreasing だそうです（案内の人がそう言っていました）。
遠くから見ると何で人だかりが多いのか分かりませんでしたが、そばで見るとクレオパトラの横顔に見えました。
こちらはキングコングです。
昼食は小籠包で有名な鼎泰豊で取りました。すごい混み方で、店前には待つ人の行列ができていました。日本の鼎泰豊と味は変わらないように思いましたが、どうなんでしょうか？
翌日は蒋介石を奉った中正紀念堂に行き衛兵交代式を見ました。待機中微動だにしない衛兵の様子や一糸乱れぬ行進のパターンには感心しました。
午後は知り合いの台湾の昆虫学者の先生が作った昆虫博物館に行って来ましたが、大変立派な展示場でした。先生の解説で（日本語が大変堪能な方です）興味深く拝見させて頂きました。展示場内は蝶の標本がフラッシュ光で傷むため写真撮影が禁止されていましたので、蝶の羽で作った飾り天井の写真を載せます。
丁度ライチが食べ頃のようで、町中でライチを買って食べました。今年は天候不順で甘みが足りないと言うことでしたが、日本で食べる缶詰や冷凍のライチと違ってジューシーで美味しかったです。
肝心の会議の方はまじめに参加しましたが、中国語の演説？が長く（所々日本語で話してはくれましたが）何を言われているのか正直分かりませんでした。ただ、会議後の懇親会でいろいろな人と知り合いになれて、そのような方々と夜カラオケに繰り出し、国際交流？をきちんと行って来ました。