新幹線に乗って、一気に新青森駅へやってまいりました。
10時の駅、しかもちょっと地味な、南口。
んー、ほとんど人がいない。
お天気はあいにくの曇天。
午後は雨が降ってくるとの予報です。
一泊二日で青森旅行に行ってきました。
2016年にも青森アートを満喫したのに・・・また来ちゃいました。
前回は多少の観光的要素がありましたが。今回は一泊二日、ガチのアート三昧計画であります。
ここから青森県立美術館に向かうのですが、前回と違うのはここから公共交通機関を使うところ。
車じゃないのも、なかなかおつなものです。
ということで事前に調査した成果を実施。
美術館まではバスですが、これがまた見事に新幹線の到着時間とちがいます。
本当は「ねぶたん号」というコミューターバスがいちばんいいのですが、最速での到着をめざし、駅の東に向かって歩きます。
ちょっと大変だけど、地方の知らない道を歩くの、結構好きです。
県道247号線を10分ほど歩き、市営バスの停留所「ダイハツ石江店前」に到着。
そして狙い通り、スムーズにバスに乗ります。
ばっちりSuicaで乗れました。
最近は車ばっかりの旅だもんで、バス、楽しい!
ほどなく美術館に到着。
乗客のほぼ全員が美術館で降りたのにはちょっとおどろき。
(「降ります」ボタンを押したかったのに、先に誰かに押されてショック!)
現代アートもだいぶ市民権を得ててきましたねえ。
まずは、青森県立美術館名物、アレコホールのシャガールの絵を見て、びびるのが通例。
でかいんですよ、これが。
最初はでかさに圧倒されて、見ているうちにそのメルヘンな画風にうっとり。
さて、では内部に潜入!
もうここまでわざわざ来る理由は、奈良さんです。
そう、現代アート界の巨人である奈良美智さんの「あおもり犬」
まずは窓越しにごあいさつ。
「巨わんこ」ですね。
奈良さんの作風は、何度見ても癒されます。
外の八角堂にも、すてきな作品が。
外からは全然見えない建造物に入ります。
小さな窓からは、地上とほぼ同じ高さで庭が見えます。
見えるのは雑草なのに、なんででしょうね、この幸せな気持ちになるのは。
おだやかな気持ちになったところで、いちばん奥のお部屋に「森の子」
いい顔してる。
最近の奈良さんの作品は、なんだか表情が穏やか。
見ているこちらも、穏やかな気持ちに。
さてさて、雨がぽつぽつ降ってきました。
ちょっと小走り。
外の廊下をくぐりぬけ、いよいよわんことご対面。
お花畑を前に、図体はでっかいけどおだやかな表情の「あおもり犬」が鎮座しております。
かわいいねー。よしよし。
ずっと見ていたいけど、雨がけっこう降ってきました。
残念ながら退散です。
今回はコレクション展もやってて、ほかにもおもしろい展示が。
上空には、迷走しながら壁を突き抜けていくような作品。
青秀佑さんの「Hollow Trail」
さらに、なんだかヤバいものが入っているとしか思えない巨大バルーン。
「Flammable Box」
部屋いっぱいにあるので、体に当たっちゃいそうなぐらい。
下には、プラモデルの集合体なのですが、異様な空気を放つ大森記詩さんの作品群。
佐藤ぬいさんの絵も、おしゃれ。
表面の凸凹が光に当たって、すごいクール。
そして、青森の産んだ奇才、棟方志功さんの作品も。
いやあ、前半からおなかいっぱい。
でもこれから、弘前に向かうのです。
ということで、本当はこのバスに乗りたかった「ねぶたん号」バス停へ。
そして新青森駅に戻って参りました。
おなかすいたなあ。
ちょうどお昼だし。
ということで、中にあるおみやげやさんでお買い物ついでに、コッペパンやさん「想い出のコッペパン」に入ります。
もうちょっと青森っぽいところをチョイスするべきかもしれませんが、やっぱりパンが恋しい。
で、コッペパンもさることながらこちらのお店、りんごジュース飲み放題というのがうれしい。
そしてお気に入りが、りんご茶。
飲んでみたら、りんごの「お茶」ではなく、りんごそのものでした。
自然の甘みが、体に染みるー。
これがおいしかったもんで、うっかりコッペパンの写真を撮り忘れました。
よーし、後半戦の元気をチャージいたしました!
ここから奥羽本線で、弘前駅へ出発です。
ということで、ついついアートの話になると長くなっちゃうので、ここで本日はおしまい!
続きは次回〜