大地の芸術祭2022【雨の越後妻有で優雅にカフェの巻】 | 今日はどこへ行きましょうか

今日はどこへ行きましょうか

ゆっきーの徒然日記帳

このたび訪れた2泊3日の越後妻有の旅。

最終日は、雨、雨、雨・・・雨

 

でもこればっかりはしょうがないですからね。

ま、大地の芸術祭は始まったばかりだし。

今日はアート以外でも楽しんじゃおう。

 

まずは津南の苗場酒造へ。

ちなみに「苗場」っていうと、スキー場のイメージもあって「え?津南と苗場って離れてるよね」なんて思う方もいると思いますが。

苗場の山を挟んで、東側はスキー場で、西側は津南なんですよね。

そんな「苗場」を冠した酒蔵にもアートが。

 

早崎真奈美さんの「Invisible Grove(不可視の杜)」

オブジェに光が当たってうしろに影が映ってる、とおもいきや。

ぜんぜん違う模様がゆっくりと映し出されます。

しーんと静まり返った中のこの不思議な影絵。

これが「不可視の杜」なんだなあ。

なんだか安らぎます。

 

その横の壁には、この作品のボス?

非常に細かい、しかも軽やかなオブジェ。

これは紙の切り絵だそうで。

近くで見ると、苔や細菌のようで。

でも遠くから見ると、一本の大木。

 

ここ苗場酒造は「醸す森」という日本酒が有名なんで、お酒が弱いくせに購入。

この静けさと、吸い込まれるようなアートに感激して、思わず買い物してしまった次第。

 

ここからちょっと山を登り、河岸段丘の頂、竜ヶ窪へ。

急な山を登ると、突然真っ平らな町に出ました。

へー、これが河岸段丘っていうのね。(ブラタモリのファンなのでグラサン

 

こちらの屋内ゲートボール場(!)にある作品。

加治聖哉さんの「廃材水族館」

木片をつなぎ合わせて、でっかい水族館を作ってしまいました。

よくできてる!

 

サメも、迫力抜群!

 

さてここでブレイクタイム音符

この近所にあるカフェ「おひさまげんき」さんへ。

 

ぼくのおやつ。

濃厚な抹茶のテリーヌグリーンハート

 

こちらは妻ちゃんのおやつ。

素材自体があまーい、焼き芋ケーキピンクハート

 

それに、さわやかで飲みやすいコーヒーもあいまって、んー、ぜいたく。

外はザーザー雨降りで、山には霧がかかってるけど、これはこれでいい景色。

 

さて河岸段丘を降り、津南の奥まで。

上郷クローブ座。

まだこれから夏場に登場する作品が多いこともあり、またこんな雨なので、お客さんはまばら。

でもそのおかげで、これを独り占め。

 

ニコラ・ダロさんの「上郷バンド-四季の歌」です。

聴きたい音楽をボタンで押しつつ、目の前にあるマイクにむかって歌うと、右側のくまちゃんが歌いはじめます。

この作品、いつも人気でなかなかくまちゃんのマイクを使える機会がないんですが、この日は独唱!

てきとーに歌ってると、くまちゃん、かなり体を振って歌ってくれます。

 

これ、要するに音楽に合わせて操り人形が動く仕掛けなんですが、すごい凝ってる。

たこさんのドラムが、すさまじいことになってるし。

 

さてさて、薄暗くなってきました。

では今回の旅の最後に、お寿司を!

源太寿司さんへお邪魔。

ここ、実は下条駅近くのお店で、上郷からだとほぼ越後妻有を縦断する移動距離。

でもなんというか、これだけ越後妻有に来てると、このぐらいの移動はあんまり苦にならない。

それに、この中トロ、おいしいわぁー。

幸せですぅー。

 

お店の方々もフレンドリーで、

「へぇ、埼玉から来たんですか!わざわざこんな遠いところまで来ていただいて!」

なんて言われましたが、なんのなんの、何回でも来ますよ。

 

帰りがけ、十日町の中心にある「段十ろう(だんじゅうろう)」へ。

雨と夕闇。

いいじゃない?

このあかりが、アスファルトに反射してキラキラ。

 

このやさしい光の帯が、「また来てね」って言ってるみたい。(と思ってるだけ)

 

これは、また来るしかないよね。