大地の芸術祭2022【光の館でゆったりの巻】 | 今日はどこへ行きましょうか

今日はどこへ行きましょうか

ゆっきーの徒然日記帳

今回の大地の芸術祭は、4月末から11月中旬までのロングラン。

ただでさえ、広大な越後妻有に点在する無数のアート作品を見るんですから、夏場の短期集中アートめぐりに比べて、かなり楽チン。

天候が悪くても、焦っていっぱい巡らなくてもよくなりました。

 

二日目の本日は、昨日の雨とは打って変わっていいお天気!

ぼくの大好きな、ジミー・リャオさんの作品「Kiss and Goodbye」

こちらは土市駅のほうで。

 

こちらは越後水沢駅。

のどかなこの風景と、ほっこりするかわいい作品がいい感じ。

さわやかなそよ風が、心地いいですねえ。

 

ちょっと山の方に行きますと、真っ暗闇の中の美しい景色が。

椛田(かばた)ちひろさんの「ゆく水の家」

ときおり淡く光る周りの絵は、ボールペンで。

下に広がる水は、透明な波板。

ひとつひとつの素材はなんの変哲もないものですが、光と周囲の環境音(川の音や鳥のさえずり)と合わさり、美しい川のある風景に。

まだ2階はなにもない状態ですが、夏はここに新たな作品が登場するそう。

また、来なきゃ!おねがい

 

さらに北上して、ぼくの好きな作品へ。

アントニー・ゴームリーさんの「もうひとつの特異点」

 

暗い家の中の無数のワイヤー。

そこにさす日の光が、異様なまでの荘厳さを演出します。

何回見ても飽きないなあ。

 

この日はお目当てのお店にお昼ご飯。

MonET(旧キナーレ)近くにある、「ごったく」さん。

外観はすごーく昭和ニコニコ

でも妻有ポーク(この地方のブランド豚)を使った生姜焼きは絶品!

ちゃんとカメラも、生姜焼きにピントがバッチリ合ってます!

もう釘付けです。

柔らかくて脂身の味わい深いお肉、ごちそうさま。

 

さらに北上。

今日は気持ちいいドライブです。

下条駅の「茅葺の塔」は、いまや駅前のランドマーク。

 

妻有田中文男文庫の1階は、前から大好きな作品。

光る書斎。

カン・アイランさんの「天の光、知の光-II」です。

いつ見ても、心落ち着く作品です。

 

ただ今回は、2階に圧巻の新作が。

真っ黄色の部屋!

ここに農具がぶら下がり、それぞれの農具に植物の種が植えられている。(なんという発想!)

地元のおじさんの解説によると、「黄色というのは、一番浮遊感を感じられる色」とのこと。

なるほど、浮いてる!

 

ここでうれしかったのは、地元の小学生の女の子が作品解説してくれたこと。

いっしょうけんめい、スマホで言うことを確認しながら説明していただきました。

もしかしたら将来、北川フラムさんの跡を継いで、大地の芸術祭の総合ディレクターになるのかも!?

 

ここからうねるアスファルトの駐車場に寄り道したりして。

R&Sie建築事務所の「アスファルト・スポット」

ここも大地の芸術祭ではお馴染みですけど、いつ見てもすごいスケールの作品だ。

ちなみに奥の丘の下は、公衆トイレ。

いい休憩場所です。

 

さてさて、ナカゴグリーンパークは何度か訪問しておりますが、光の館は久しぶりだ。

光と闇のアーティスト、ジェームズ・タレルの傑作「光の館」

宿泊できるアート作品として有名ですね。

一生に一度、泊まってみたいんだけど、ちょっと庶民には厳しいお値段で・・・

 

畳の部屋の天井。

うぃーんと、屋根が開きます。

 

真っ白な天井に、突如穴が空いたように空が見えます。

天井が絵のフレーム、空が絵ですね。

この日はほんとにいいお天気で、柔らかな春の日差しが畳の部屋を明るくします。

直島の作品が闇なのに対して、こちらは光。

対照的です。

 

アートめぐりが、いつもこんなお天気だったらいいんですけどねぇ。ニコニコ