雨の鮎川 | 今日はどこへ行きましょうか

今日はどこへ行きましょうか

ゆっきーの徒然日記帳

ぼくと妻ちゃん恒例の、ちょっと遅い夏休み旅行音譜

この日の東北は、全体的に雨って予報だったんですけど、福島の空はいい天気晴れ

なんだ、うちらやっぱり晴れ男&晴れ女じゃないのーv(^-^)v

 

そんなわけで、高知県の必殺お菓子、ミレービスケットをパクパク。

有休をとった甲斐あり(?)新幹線はガラガラ。

40過ぎのおじさんが、こうやって車内でお菓子の写真を撮っても余裕(^_^;)

 

今回の旅の目的は、主に宮城県の石巻を中心としたアートイベント、「Reborn Art Festival」でございます。

震災後の東北を元気づけようと、あのミスチルのプロデューサーでおなじみ、小林武史さんを実行委員長とする、アートイベント。

7月にライヴフェスをやったんで、みなさんニュースなんかで知ってる人も多いんじゃないかな?

あれも行きたかったけどなあ・・・水曜日のカンパネラとか観たかったなあ。

 

いやいや、うちらは純粋なアートを観に来たのです。

ライヴはただの前座であり、そこからが本番。

小林武史さんだって、そう思ってるはず!

 

さて新幹線は仙台へ。

ここでレンタカーを借りて、石巻へいざGO!アップ

 

ちょっと曇り気味だなあと思ったのが、三陸道へ入るとぽつぽつと雨が。

ん、やはり天気予報が当たったか?

石巻市内に入ると、さーっと降って来た。

そして、牡鹿半島へ入ると、横殴りの雨へ・・・うひゃー。

 

アートフェスの最初は、パスポートをゲットするところから。

鮎川(Dエリア)のインフォメーション、牡鹿公民館前に着きました。

ここです。

 

三日券のパスポートをもらい外に出ると、道向かいに「おしかのれん街」が。

くじらさんがお出迎え。

 

とはいうものの、この雨なのでどこかで休みたい。

しかも、おなかすいた。

 

というわけで、ギャレス・ムーアの門を通り過ぎていきます。

もうちょっとちゃんと写真撮りたかったんですけど、雨がすごくて・・・

 

向こうに見える、ヤマザキYショップ(コンビニ)のすぐ横にある、Rin Cafeへ逃げ込みます。

妻ちゃん入店!

 

こちらの売りは、「おしか藻バーガー」とのこと。

サバサンドと、クジラ竜田サンドの2種類が通常はあるのですが、サバサンドが残念ながら売り切れ。

でも、クジラって食べたこと無いから、チャレンジ!

食べてびっくり、クジラって、肉ですね。

そうだ、魚じゃないもんね、ほ乳類だもんね。

ちょっと固いところもあるけど、さっぱりしたアメリカンビーフみたいな。

バンズは米粉と海藻が入ってるんですって。すごいフワフワ。

で、個人的に大好きなのが、真ん中のフライドポテト。

コショウが効いてて、パンチがあります。

○クド○ルドのやつに慣れてたので、おおっワイルド!とうれしくなってしまいました。

 

おなかも満たされたところで、スタートです。

まずは御番所公園へ。

こちらです。

ここには、あの草間彌生さんの作品があって、このフェスの見所のひとつ。

 

ちょっと小降りにはなってきましたが、うしろの海がぼやけてます。

霧も出て来たし。

でもそのせいで、草間さんの作品がよけい引き立っていました。

雨もいいもんですね。

花には目が付いてて、こちらからのアングルだと、けがをした生き物が、足をふんばって起き上がろうとしてるようにも見えます。

 

もうすこし上に登ると、島袋道浩さんの作品も。

倒れた鉢植えなのに、上に伸びようとする植物。

 

鉢植えさえ無いのに、なお生きようとする植物。

 

ここまでの道すがら、急速な勢いで進む工事を見ることになります。

延々と続く巨大な堤防と、高台の住宅地整備。

津波で破壊され、故郷が跡形も無く消えてもなお、たくましく生きる意思を感じました。

ここの二人のアーティストは、転んでもただじゃ起きない住民の心意気を表したんじゃないかと。

この雨の中だったから、よけいそんなことを考えてしまいました。

 

場所移って、地蔵山のお寺へ。

 

この階段を上りきると、巨大な作品が。

木で出来たドーム状の枠に、たぶんゴミとおぼしきものが無数にぶら下がっています。

これは岩井優さんの作品。

捨てられたものをここに吊るしているのだそうです。

ひとの生活感あふれるものでびっしりと埋め尽くされています。

さっきの作品を見たせいで、どうしても震災とむすびつけてしまいますし、ここはお寺。

地べたに半分埋まっていたものを空に上げるのは、どうしてもぼくの頭の中には「供養」という文字がつきまとってしまいました。

 

前半から長くなってしまいましたが、Dエリアの続きは、あした。