安芸高田市長選の結果で刷新ネットワークは盛り上がっている。しかし,自分はもう一つの選挙の結果に違和感を感じている。

 安芸高田市議会議員が欠員2名になって補選行われた。結果は次のとおり
 1位 小松かすみ 7,871
    2位 水戸真悟  3,187
    3位 竹島敏彦   787

水戸議員は刷新ネットワークから藤本氏とセットで立候補していることは明らかで,河井事件で辞職した元職である(藤本陣営が水戸市の家に宣伝カーで訪れて,車を全員が降りて訪問していることが目撃されている)。当然選挙では支援者に対し両氏をヨロシクとやっているはずである。

 しかし結果は藤本氏が6746票得票しておきながら水戸氏は約3187と半数まで票を減らしている。差が3,559ある。つまり,本来ならセットなのだから藤本氏に投票した人は一緒に水戸氏に投票しているはずなのに,市長は藤本氏議員は小松氏と票を分けている人が三千人を超えていたことになる。わざわざ頭を切り替えているのである。

 これは刷新ネットが力を入れている市長選は刷新ネットの組織票として,市議選は例の金銭授受批判票としての行動をした人たちの存在があったということ。それは取りも直さず以前の先川議員を恥ずかしげなく出した刷新ネットワークへの批判,あるいは自分たちが当選させたことへの反省なのだと思う。

刷新の本来の岩盤組織票は水戸氏が得た3,100余票。この人たちは間違いなく藤本氏に投票している。前回前副市長が5000余票で今回水戸氏3100,前回石丸氏が8100あまり獲得していて今回小松氏7000余票。選挙剣を持っている人がこの4年で減って投票率がやや増という点を考えてもこの推察はいい線行っているのではないか。

この結果は市長選の結果に比べて小さく報じられている(テレビによっては報じていない)。相変わらずのマスコミの恣意を感じる。

なお,小松氏は市議になろうというきっかけが,2人目の四登氏の副市長選定が清志会によって否決されたのがきっかけ,とあちこちに書いていることから決して清志会側の人ではないと思う。

 そうなると次の市議選こそ市民の本音が表される選挙だと思う。藤本氏は表立ってはオール安芸高田と言っているが,刷新ネットワークがそうしない。2ヶ月後の市議選までは猫を被るだろうが,市民はもう気づいているのだろう。そこが希望なのかも知れない。