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市長選に刷新ネットワークからの支援を受けて立候補したF候補の出陣式に挨拶に立った,これも刷新ネットワークの支援で市議から鞍替えした(その後は無投票)市議の挨拶で,この街の総合病院のことに触れていた。唯一の総合病院だが,すでに産科は撤退していて,子どもを産むには隣の市に行くしかなくなっていて,子育て世代の市離れの一因になっている。撤退時に市の財政から助成して撤退を阻止あるいは延期させるといった話は聞かれなかった。

 挨拶の中で,建築業界が仕事がないから仕事を回してくれ,だの「保育所よりまずは病院」と言っていた。建築業界などはハコモノ行政の恩恵を受けてきた最たるもので,出陣式に来ていたのはそういう人たち優先に金を回してきた刷新ネットワークの応援団でほぼおまけにほぼ高齢者。病院は昔から高齢者の集会所になっている。まったく揺るぎない高齢者優先,まさに「復古」ネットワークである。

 また,市議会の一般質問で某市議も言っていたことだが,この県議は「市長は挨拶に来ない,自分と一緒に県知事や県議会議長に挨拶に行かないから予算をとって来られない,新しい市長は私と共に挨拶に行って予算を取って来られるこの候補に,と言って拍手されていた。

 市長はそういった旧態依然の考え方がこの街に利権を産んできたと看破して,県の執行部とは適宜連携するが県議会とは挨拶程度を行なっていると答えていた。

 二元代表制では議会と首長は対等の関係であるが,どうも議員が首長にマウントを取って首長を引き連れてあちこちに連れまわし,そうやって予算を取ってきたと見せてそれを自分の力として誇示したいと思うのだろう。だがそうやって取った予算は仲間の企業を通して自分に還流させるシステムを作ってきた。石丸氏はこういうパフォーマンスを一切しなかったし,ハコモノも作らなかったから,当然建設業界に金は回らない。その代わり教育への投資を通してそれ以外の広い市民に金を回したのである。
刷新ネットワークの連中はそれをばらまきだというが,それはそれまで長年金を撒いてもらった自分たちに金が回らない腹いせでしかない。

 自分は他の自治体の首長も,自分の次の首長としての地位を守るための付き合いとして県議との行動をしているのだろうと思う。おそらく石丸氏のことを羨ましく思う首長も多いのだろうと思う。

 石丸氏は都知事選でも同様のスタンスを貫いている。中央とのパイプなど必要ない。政策で予算を勝ち取って利権とは無縁の都政運営を目指すのだと思う。

 安芸高田市の市政刷新ネットワークの連中はその市長を追い出した。その後釜の選挙の立候補者は合同討論会への参加を断ったらしい。「あたたかい対話」の公約はどこに?

 おまけに並行する市議補選には河井事件で現金をもらって辞職した元市議も出馬させている。市民を🐎🦌にしているのか,本当に市民は🐎🦌なのかは日曜日にわかる。