先日、僕は仙台に言った際にラーメン二郎仙台店に立ち寄った。
 
 
あ、今日のブログ少し長くなります(笑)!
すません!
 
 
 
 
1年半振りの仙台店。
このチャンスを逃すわけにはいかない。
気づけば僕は、北風の吹く仙台の街で行列に並んでいた。
 
 
 
相変わらずのボリューム、盛り付け、
そして気を失うほどの美味さ。
 
その時点で僕は、
「ああ、仙台に来れてよかった。」
そう思った。
 
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そして仙台店の店主は愛想が良く、とても丁寧で粋な接客をしてくれる。
やはり、店主自身が誰よりも二郎のラーメンに惚れ込んでいるのかがうなずける。

 
 
 
そんな素敵な仙台二郎。
 
仙台から帰った時に、ふいにそのニュースは舞い込んできた。
 
 
以下引用↓
 
 
 
 
ラーメン二郎仙台店のツイッターアカウントがこのほど、何度も注意したにもかかわらず「大盛り」を注文して半分以上残した客に対する「批判」を投稿して、物議をかもしている。

投稿によると、店側が、初めて来店した客に対して「大は多いので小で」と何度も注意したが、「大」「全部マシ」と注文が入った。ところが、その客は半分以上も食べ残したうえで、笑いながら「食えるわけねーよ」と言い放ったという。「金払えば何してもいいと言う勘違いした態度」だったそうだ。

同店のツイッターアカウントは「帰り際に人生初の『2度と来ないでくださいね~♡』が自然と口から出てて驚く」「当店、後からでも足せますので。食べれないのに大盛りの様を見たいだけの方、撮りたいだけの方は御来店頂かなくて結構です」とつづっている。

●ネット上では賛否両論があがっている

ラーメン二郎は、超がつくほどの大盛りのうえ、トッピングで野菜などを追加することができる名物の「ラーメン」を提供している。こってりとした味にファンも多いが、大盛りの写真をSNSに投稿する目的で来店する客も少なくないようだ。
 
 
 
 
 
 
これを読んで、僕は憤りを覚えました。
 
結論から言うと、僕は仙台二郎の店主は何も間違ったことをしていないと思います。
むしろ、よく言ってくれた、とさえ感じた。
 
 
 
二郎のラーメンは、普通のラーメン屋さんのものの約2〜3倍ぐらいのボリュームがある。
(さらにスープがこってりしているせいか実際はそれ以上に感じる)
 
けれどその値段はと言うと、¥650〜¥700ぐらい(小ラーメン)が相場で、
量と比較するととてもリーズナブル。
(店舗によっては、一杯¥500!なんてところもある)
 
 
要するにこれは、店側が薄利多売のシステムでやっているからに他ならない。
まあ「多売」までは考えていなくとも、
ラーメン一杯にかかってくる利益は確実に多くはないと思う。
 
 
そして超大盛りに相当するメニュー「大ラーメン」や「ブタ入り(いわゆるチャーシューメン)」に至っては、
その利益率がさらに下がる。
 
これらを頼むと著しくボリュームがアップするのに対して、値段は大きく上がらない店舗が殆ど。
(もう殆どサービスの領域だと僕は思う)
 
 
 
実際に僕は仙台店に訪れた際に、僕の真横に座ったお客さんに対して、
 
「お客さん、初めてですか?
大(大ラーメン)とブタ入りのご注文ですが、うちの店はかなり量が多いです。
自信ないようだったら言って下さいね。
麺少なめも出来ますから。
あとはチャーシューもかなりの量になるので、もし食べれないようだったら今のうちに言って下さい。
麺や野菜は残しても結構ですが、チャーシューだけは、、、、お願いします。」
 
そう店主さんがお客さんに告げていました。
 
 
 
 
ここまでだけでも、理解出来ない人は正直多いと思います。
何故、二郎のラーメンはここまで安くてボリュームがあるのか。
と、言うのも。。
 
 
 
 
二郎の起源は1968年まで遡る。
 
もともとは慶應大学の近くにオープンした1号店。
出店当初は今のラーメンとは全く違ったものを提供していたそうですが、
お店に来る、お金がないながらも腹一杯食べたい学生さん達の要望を聞いているうちにこの安価で大盛りのラーメンが完成したんだとか。
 
 
 
 
そう。
二郎は学生に愛される「安くて美味い、そして腹一杯になる」店のハシリなのだ。
 
そしてそのマインドはその後拡大する支店にも受け継がれ、
店舗によりボリュームや価格に差はあれど、基本的にはやはり共通している。
(ちなみに大学の近くに出店するラーメン二郎はとても多い)
 
 
 
 
「二郎は接客態度が悪く、独自のルールがあり、こわい」みたいなイメージを持っている人も多いと思います。
 
でも実際はそんなことはなく、食べ終わって退店する際には、
「ありがとうございました!」
と言ってくれるお店ばかりですし、
お客としての最低限のマナーを守っていれば別に変なことも起きません。
 
あとは学生のお客さんメインでスタートしたラーメン屋さんですから、
食堂っぽい雰囲気をたもった店舗も少なくないです。
(僕からするとそれも含めて魅力です)
 
 
 
 
 
 
僕はラーメン二郎が大好きです。
ファンです。
 
僕が思うに、
二郎はたとえ利益が少なくてもそのスタンスを変えない。
プライドだけでやっています。
だったら(食べ切れないのをわかっているならば)できるだけ残してほしくないのは当然ですし、
ましてやブタ(チャーシュー)に関しては生き物ですから、より強くそう思いますよね。
 
 
 
 
僕にとってはラーメン二郎から、
「お金がなくても腹一杯、美味しいラーメンを食っていってほしい」
そんな気持ちを感じます。
 
その代わりだけど、お店のルールやマナーだけは守ってほしいと。
 
 
仙台店の店主さんは、
「お店の中、寒くないですか?
寒かったら言って下さいね。」
と、細かな気配りをしてくれる方でした。
 
 
 
 
 
 
たかがラーメン。
されどラーメン。
 
現に僕はラーメン二郎に何度も癒されている。
 
 
 
 
二郎のラーメンにはたっぷりの麺と野菜とブタと、
そしてそれ以上の愛が、気持ちいっぱい盛り付けられている。
 
 
 
 
 
裕地