昨日、日本のメタルシーンを代表するバンド
「UNITED」のベーシスト、横山明裕さんがお亡くなりになりました。


僕は直接お会いしたことはなかったのですが、
バンドマンとして、ベーシストとして、そして人間としても、
とても素晴らしい方だと、方々からよく伺っていました。



僕が18才の時、初めて「ベースマガジン」誌を買った時に、横山さんを誌面で知りました。

そこにはロングヘアをなびかせハーフパンツを履き、ベースを低くかまえ、
指弾きで演奏をする横山さんの写真がありました。


「スラッシュメタルを指で弾く人がいるんだ」

僕にとってそれはとても衝撃的でした。
それと同時に、当時まだピックでしかベースの弾きかたを知らなかった自分には、
それがとてもかっこよく写りました。


80年代から日本のロックシーンを牽引した、偉大なミュージシャンがまた1人、
この世から去ってゆかれました。



あろうことか、僕がその時買ったベースマガジンの表紙を飾っていたのは、
ドラゴンアッシュのベーシストであり故人、
馬場育三さんでした。


馬場さんも指弾きやスラップという手法で日本のロックに印象的なベースグルーヴをもたらしたひと。

少年だった頃の自分にかっこよく写らないはずがありませんでした。




自分もいつか、この世を去る時そんなふうに、
あの人は偉大だったと、カッコいいベーシストだったと、
そう言われるようなミュージシャンになれるよう、これからも頑張ってゆきたいと思います。


横山明裕さん、
本当にお疲れ様でした。
ご冥福をお祈り致します。




裕地