さて、ピック弾きがあーだのこーだの書こうと思ってたのに、
結局は自分の間抜けなベース遍歴を綴ってしまっているな(笑)。

こんなことだらだら書いても仕方ないし、今日で終わらせよう(笑)!



そんなこんなで、よーやくちょっとずつ楽曲のコピーも出来てきて、
楽しくて楽しくて、色んなスコア買いあさって弾いてたな。


X、
LUNA SEA、
ラルク、
シャムシェイド。


もちろん今となってはちゃんと弾けてたかどうか怪しいけど(笑)、
弾ける曲が少しずつ増えていく感覚は、
なんだかコレクションをしてるみたいですごく楽しかったなあ。

そして嬉しかった。
自分もバンドメンバーの一員、
みたいな。
そんな気分になれたんだ。



同時期にギターも始めたんだ。
ちょっとだけね。
中学3年のときかな。


そんぐらいの年頃になると、周りの同級生もギターに興味を持ち出して、
始める奴が出てくるんだよね。
そいつらにギター借りたりして(笑)、
今までベースでコピーした曲を、今度はギターで弾いてみたり。


同じ弦楽器でもこんなに違うもんなんだ、って最初は驚いたけど
ベースをピックで弾いてたお陰で、
ギターはわりとすんなり入れたとこはあったなあ。

ギターとベースの役割の違いも明確にわかったし、
あの時ギターを覚えたことは、
あとあとの自分の音楽人生では大きかったと思う。
コードのしくみとか、ギターを弾いたからこそ理解できたしね。
ま、中途半端に弾いてただけだから、
今でも技術的には下手っぴなんだけど(笑)。



バンドは17歳ぐらいから始めたんだ。

その頃は全てが新鮮だったよ。


ライブハウス。
対バン。
ラック式エフェクター。
ESPのギターやベース。
上下関係(笑)。


自分もそんなライブハウスに出演するバンドの中の一人だって考えると、
期待と不安と希望と緊張やらで、胸が爆発しそうになった。


先輩バンドなんてみんなもうプロに見えたしね。
演奏もすごくうまく見えたし。


みんなすごいんだ。

僕も一応、
通ってた高校の中じゃあ一番ベースがうまいって周りから言われていたし、
自分でもその自負があった。

でもやっぱ所詮、高校生レベルの話だったのかな(笑)。


ライブハウスに出たとたん、その日の出演バンドのベーシストの中で、
僕が一番下手っぴだったと思う。
そりゃそうだよな、
みんなお金払って見に来てくれる人達の前でやってるプレーヤーなんだから。

メジャーデビューなんてしてなくても、
雑誌に載ってるわけじゃなくても、
その時の僕の目にはその人達が「プロ」にうつった。


怜や圭や桐くん達と出会ったのもその頃。
彼らもライブハウスで凌ぎを削っていた「プロ」だった。

僕なんかがホントにライブハウス出たてのぺーぺーの頃から、
すでに彼らにはファンがいて、ステージでところ狭しと暴れまわってたよ。



もう追い付こうって必死だった。
ベースも、曲作りも、人気も、実力も全て、
必死に追いかけないと無理だった。




そこからようやく、ちゃんとベースのことを見つめ出したんだ。
なんか、やっとピックがどうとか、そんな話できるな(笑)。


もうね、まず驚いたのが、
先輩ベーシスト達みたいに、ちゃんとしたベースの音が、
自分には出せていないってことに気付いた。

いっちょまえに、
プロ仕様のベースやアンプを大枚はたいて買ったはいいものの、
全然いい音が出せなかった。

ちゃんとしたベースらしい、「太い音」が出ないんだ。
もちろん機材のせいじゃない、
僕の「ベースの弾き方」が悪かったんだ。

ずっと独学でやってきたせいか、
ちゃんとした音の出る確かなピッキングの仕方も全然できていなかった。
そこからは、もう研究&練習の日々。


どの角度でピックを弦に当てるのがいいのか、
腕のどの部分を使うべきなのか、
肘?手首?
ピックの素材はどれが自分にあってるのか、
固さは?
弦の太さは?
みたいに、若輩ながら毎日研究してた。

いま考えるとすっごい単純なことを熱心に研究していたんだけど(笑)、
結果、少しずつ「自分が出したい音」に近づいていけたと思う。

逆に考えると、そういう地道なことの積み重ねでしか、
楽器は「いい音」を出すことを許してくれないんだと思う。

困ったもんだよ。
楽曲ってただ弾くだけでも楽じゃないのに、
「いい音」で弾くのはもっと難しいんだ。

ま、大変だからこそ、手に入れた時の喜びはひとしおなんだけどね。




ただその後に出会った「指弾き」の存在は、
それまで頑張ってなんとか覚えたピック弾きさえ、
「捨ててもいいや」
って思えるほど、自分にとっては魅力的なものだったんだけどね。




さてさて、なんだかんだで結局ピック弾きがどうとかって
ほとんど書かずに終わっちゃったけど(笑)、
まあいつものことだと思って広い心で許してもらえると幸いです!


そんな感じで、読んでくれた方々、
長々としたこんなブログなのにありがとう(笑)!


また明日ね♪



裕地




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