【横浜FM対磐田】個を生かし3連勝 | 26歳サラリーマンのJリーグ観戦記2013

26歳サラリーマンのJリーグ観戦記2013

関東在住ヴェルディサポーターによるJリーグ観戦記です。
サッカー馬鹿の視点でリーグ、カテゴリーを問わず毎試合自由に書き連ねます。

マリノスが安定の試合運びで開幕3連勝。Jリーグで勝ち点を稼ぐ、という意味では理想的な内容を披露している。

マリノスのサッカーは至ってシンプル。ボールを奪ったらまずは俊輔に預ける。ここで俊輔が無理なら早めにトップに当てる。そこに中盤やサイドバックも絡むが、基本的にはリスクはあまり犯さずに最後は個人で崩すイメージ。
強さと巧さを兼ね備える富澤と、質高く運動量豊富に動き回り且つ捌ける中町と兵藤。この3人が圧倒的なキープ力を誇る俊輔、マルキーニョスを常にサポート。センターバックには裏への弱さは致命的だが高さに絶対の自信を持つ中澤と栗原がそびえ立つ。
セットプレーも含め、個の力を最大限に生かしたサッカー。古典的といえばその通りだが、バルサのようなポゼッションサッカーを志すクラブや、運動量が売りのクラブが多いJリーグでは非常に効果的な戦術だ。一昨年優勝したレイソル同様、圧倒的な個人技を持つプレーヤーがいるからこそ出来る横綱サッカーと言える。

他方ジュビロ。まずは前田、金園にあて縦→落とし→駒野クロスという形が基本。ただトップに収まらないと当然厳しくなる。山田やダブル小林などミドルレンジからパンチ力がある選手も多いだけに、より多彩な攻撃パターンを磨く必要がある。こちらも前田、山田、駒野と個々の力はあるのでハマれば上位陣に食い込んできそうだ。

ところで今日の主審の高山は相変わらず判定基準が曖昧で選手泣かせだが、以前のように無駄にゲームを止めないような意識改善が散見された。彼らの質の向上はJの発展には欠かせない。今後も厳しく温かく追って行きたいと思う。