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長い長い~記事なので、5回くらいに分けてお読みください。1年分、書いたどー立ち上がるスター






「夜 ー LA NOTTE」「アップルパイの午後」





図書館で映画特集を月替わりで上映している。

古い日本映画や、ドキュメンタリー、アジア映画、昔の欧米の映画、監督作品特集etc.…

今月は古いイタリア映画を中心とした(フィルム)復元作品を上映。以前は時々行ってたけど失聴してからは行かなくなった。今年は映画館に映画を見に行こうと思っているので映画館に行く前の予行練習⁉️で行くことにした。いくつか見たいのもあったし無声映画(yuchanの場合どんな映画も無声映画なのだが)もあった。私は身障者手帳が使えるので、半額。300円。(ものによっては無料になることもある)

見たのは、①「マハゴニー(フィルム♯18)」(1970-1980)、②「狂った一頁[染色版]」(1926)、③「私は時々ハワイを想う」(1978)、④「青の隔たり」(1983)。①はアメリカ映画。THE 実験映画というかんじ。半分眠ってました 🤣出演がアレン•ギンズバーグ、ジョナス•メカス、パティ•スミスとあったので期待してたが…②は日本映画。衣笠貞之助監督作品。映像がかっこいい!森山大道の写真を硬質なかんじにしたような。カメラワーク云々はマニアにまかせて…。写真集を見ているような気分になった。戦前にこんな作品があったとは! 4月は高峰秀子&京マチ子特集。衣笠貞之助監督作品 京マチ子主演「地獄門」もある!③④は同時上映。西ドイツ映画。エルフィ•ミケシュ監督作品。③は脚本•撮影•衣装•編集、すべてエルフィ•ミケシュ。④のほうがタイトルが(・∀・)イイので期待してたが③のほうがだんぜんよかった。モノローグというより、“内的告白”というようなかんじ。映像が瑞々しい。黄色のバケツがでてきて ドイツ的な黄色だと思った。イタリアともフランスともちがう、黄色。黒と合わせたら映えるような、黄色。ハワイのことはほとんどでてこないが。②は午前中、③④は午後だったので何十年ぶりに映画のハシゴをした。(②のあと帰宅して昼ゴハン)あと、「サイレント短編集/サタン狂想曲」(1917)とロベルト•ロッセリーニの「無防備都市」(1945)を見るつもり。




ロッセリーニは以前見たことがあって過去ログにも書いたことがあった。

 ダウン



https://ameblo.jp/yuchan1720-2020/entry-12695881214.html 



「夜 - LA NOTTE」


イタリア映画といったら、ミケランジェロ•アントニオーニ。抜き書きノートに「夜」の中でモニカ•ヴィッティが朗読した詩が写してあった。「夜」は映画館ではなくレンタルヴィデオ(DVDではありません)で見た。映画を見ながら写したことを覚えている。



居間から声が聞こえた

テレビの台詞だ

“私ならそうしない”

そのあと犬の遠吠えが聞こえた

それは長く尾を引き

ひどく苦しげに 空気を振るわせた

次に飛行機の音が聞こえたが

すぐに静寂が舞い戻った

木に耳を当てると 音が聞こえた

気のせいか

いや確かに木の音に違いない

再び私の周りで 異様な音が起こり

平和を かき乱した

聞きたくない

窓を閉めても聞こえた

耐えられない

私には煩わしいだけだ

声や言葉を選べたらどんなにいいだろう

無益な言葉が多過ぎるが 逃れられない

海に体を浮かべている時

波を避けられないがごとく───









ジャンヌ•モローとモニカ•ヴィティのアンニュイ対決。

「に~し~(フランス)、ジャンヌ•モロー」

「ひが~し~(イタリア)、モニカ•ヴィティ」

リトルブラックドレスのスリップドレス。超シンプルなので着こなすのは難しいけど、このお二人はカンペキ。デコルテの美しさ、骨格の正確さ。服に負けない存在感。むしろ服がその人を引き立てるような。顔•頭デカのyuchanが着たら“シュミーズを着た婆さん”になってしまう。yuchanはどちらかというとモニカ•ヴィティよりジャンヌ•モローの出ている映画を見ている。モニカ•ヴィティの映画(「唇からナイフ」)のチラシがノートに貼ってあって、感想も。「夜」のこともノートに書いているがあまりにも青臭いのでお見せできないですチューあせるオハズカシイ~


30年前くらいに見た
映画の「バーバレラ」タイトルデザインも、(・∀・)イイです「バーバレラ」はジェーン•フォンダ



おまけラブ
ルイス•ブニュエル「小間使いの日記」より
ジャンヌ•モロー

小間使いに見えない😂
バイカラー(2色使い)の制服(・∀・)イイ☆


今年になってネットニュースで、ペドロ•アルモドバル、ウディ・アレン、ビクトル•エリセの映画の記事を見た。yuchanにとってはなつかしい(もちろんご本人には会ったことはないが)映画監督たち。が、ペドロ•アルモドバルの新作は2年前だった(何のニュースを見たんだろう?)あせる80~90年代のペドロ•アルモドバルの映画のタイトルバック•デザインが好きだった。yuchanは映画そのものももちろん大事だが内容がつまらなくても音楽や衣装、編集、タイトルバック•デザイン、ポスターが良ければ内容はとくに問題なかった。


「pen」は意識高い系の雑誌であまりすきではないけどコレ↓は(・∀・)イイ
何度見てもカッコイイキラキラ20年前(2004)の雑誌



目次



全部お見せしたいけどまとめてみました
「めまい」「七年目の浮気」「グラン•プリ」「神経衰弱ぎりぎりの女たち」「裸のランチ」「プレタポルテ」「華麗なる賭け」「ジャングルフィーバー」「ハイヒール」「悲しみよこんにちは」「007/ドクター•ノオ」「シャレード」…
タイトルバック•デザインかっこいいです


yuchanの好きなタイトルバックデザイン
ペドロ•アルモドバルの「私の秘密の花」(左)
ストーリーはすっかり忘れたがオープニングのデザインに、「わー飛び出すハートとなった記憶が。レエスの模様があったような?




過去ログから。「華麗なる賭け」の予告編、貼ってます。音楽はミシェル•ルグラン
予告編のタイトルバック•デザイン、(・∀・)イイです!!

ダウン



https://ameblo.jp/yuchan1720-2020/entry-12711188521.html 




タイトルバックデザインではないが、映画そのものをデザイン的に作っている映画作品

「ボーイフレンド」(1971)

  監督は、ケン•ラッセル

  ツィッギーの映画です

上方から撮った映像はとてもグラフィカルです

予告編でその映像が見られます!

ダウン



そのほか、リチャード•レスターの「ナック」ではタイトルバックが登場人物の顔がそれぞれプリントされた切手シートのようになっているデザインだった。


大河ドラマ「光る君へ」で五節の舞のシーンで上空から撮ったような場面があって、「ボーイフレンド」の映像を思い出した。








アップルパイの午後

尾崎翠




尾崎翠全集
創樹社刊
P.160




尾崎翠は「第七官界彷徨」と「アップルパイの午後」のどちらかから読みはじめた、という人が多いと 思う
私は「アップルパイの午後」から、だったかな?
戯曲というより、コント、というかんじ。
yuchanが30年くらい通っている、タルトとキッシュのお店「○•○○○○」がある。yuchanはここのタルトが大好きで「キルフェボン」より「ア•ラ•カンパーニュ」より美味しいと思う。
yuchanはアップルパイはあれば食べるけど買ってまでは食べない。「○•○○○○」にも林檎と木の実をキャラメリゼしたアップルパイぽいタルトがある。オイシイほっこり音譜
今回はふつうに“フルーツタルト”のタイトルで。



フルーツタルトの午後

yuchan


ダルダルな日曜日



ほっこり音譜 昔、睡眠学習っていうのがあったね~

ねー あったね。yuchanやってたの?

ほっこり音譜 yuchanも周りもやってなかったけど、雑誌の裏表    紙に載ってたよね。

ねー いつの間にか見なくなったね

ほっこり音譜 yuchan春に学習しようと思ってるの~

ねー それは良いことだね

ほっこり音譜 yuchan、今年は冬眠から早く起きすぎたから二度寝をするつもりだったのに、立春がきてしまったので春眠しようと思うの~

ねー 学習するんじゃなかったの?

ほっこり音譜 そー、そー、だからね…春眠学習

ねー …

ほっこり音譜 …

ねー ♪春なのに~春なのに~ため息またひとつ~

ほっこり音譜 yuchan、キレッキレのオバサンギャグでした~





(。・∀・。)ノチューリップ黄チューリップピンクチューリップ黄チューリップ紫


春眠不覚暁(春眠暁を覚えず)


ふとん1ふとん2ふとん3 

yuchan、春眠中。ときどき起きます

3月のアタマにちょっと起きます~


MATANE~チューリップピンク






↑尾崎翠の筑摩書房の文庫版(左)に挟まっていたジャック•タチの映画「トラフィック」の半券。右は37年前、学生時代に友だちが作ってくれた栞。紙を漉いて作った手作りのもの。

タチと尾崎翠の立ち位置(オバサンギャグじゃないよ🙄)はなんとなく似ている。誰にも真似できない、どんなものにも属さない、世界観。