空へ… | 難病と共に…

難病と共に…

H23.12月生まれの女の子⭐︎が
6歳で痙攣重積型急性脳症になってからの記録です。

家族構成→母・長男・長女
母子家庭

過去の娘の闘病を日記を元に書いてます。


2018.1.7

今朝は起きた時、『ねむいっちゃー』って言っていった爆笑
語尾に『ちゃ』がつくのは私たちの住んでる県の方言。
昨日は寝言も言ってた。
病気前は起きてるの?って思うくらい寝言がすごかったけど、病気してからは一切言わなくなった。
以前は当たり前だったちょっとした事がすごく嬉しいラブ

朝ごはんを食べていると姉から電話が…
父が息を引き取った…と…

超父親っ子だった私。
初めは受け入れる事ができず、わかった。とだけ言って電話を切った。

頭の中はフリーズしてたけど、身体は自然と帰り支度をはじめてた。
ナースステーションに行き、『父が息を引き取ったので帰らせてほしい。』と言った途端涙が止まらなくなった。

部屋に戻ってすぐに外出届けを持って看護師さんが来てくれた。名前だけ記入し、あとは看護師さん代わりに記入してくれるという事で、娘ね点滴を外してもらい、荷物を持って出ようとした時、担当の先生2人と師長さんが来られた。
『本当に大変な年末年始になりましたね…なんと言っていいか分からないけど…ご冥福をお祈りします。お母さん。気をしっかりね!』と声をかけて下さいました。

タクシーに乗って実家に戻ると、父は眠っているように穏やかな顔をしてました。
手を握るとまだ暖かくて、『お疲れ様。よく頑張ったね。』と声をかけました。
声をかけ終わると訪問看護師さんたちが体を拭いたり服を着替えさせたり…

2年10ヶ月あらゆる抗がん剤を試したけど、どれも効かず、食べれんなら人間やめた方がいいってよく言ってたけど、本当に最後まで頑張たね。
最後は父らしく、あっさりだったみたいだけど、優しくて自由奔放で時には厳しくて…
お父さんの娘で本当に良かったと思ってます。