こんにちわ
季節はどんどん移ろい、もう秋も終わり。
この10月から11月、私が最も大好きで居心地の良い季節。
色づいた樹木や
高く層になった雲や
胸につんと入ってくる澄んだ空気を感じる瞬間。
肌触りの良いカシミヤのセーターに手を通す瞬間。
心が喜ぶ瞬間が多い。
そんな秋の一日、知人と神楽坂に出かけたついでに
私が好きな「La Ronde d'Agile」(ラ・ロンダジル)という
手仕事雑貨ショップ&ギャラリーに少しつきあってもらった。
知人はふと、いくつかある美しいワイングラスの中から
ひとつを手に取り少し吟味したあと
「これyuccaっぽいから」と言って、プレゼントしてくれた。
普段私は人からどう見られているか
良くも、悪くも、意識して生きていない。
薄く繊細で柔らかな桃色のグラスを
私らしいと言ってくれた思いがけない思いと言葉が
とても嬉しくて優しくこころに響いた。
Alex Anyo Frohilich(アレックス アニョー フローリッヒ)
というスペインの吹きガラスの作家。
上部の柔らかな波と透明感のある桃色の組み合わせが魅力的。
そして私の作品を。
なにかしらの思いが言葉になる瞬間。
言葉にできない秘められた思い。
この、ひとの複雑な形而上的な思いを
できるだけ簡素にカタチに出来ないかと
「Torso」シリーズを作っている。
台座を含めて14~16CMほどの小さな作品。
発想は古典演劇の衣装だったり、
古代彫刻や仏像、
フラ・アンジェリコの受胎告知の天使とマリアの象徴的な衣装の襞
だったり。
torso達は台座から持ち上げると中からそれぞれ
秘められた思いが現れる。
実際手に取った人だけがわかる。
機会があったらぜひ手に取って欲しい。
あの日、神楽坂で知人と入った「想いの木」
というインド料理レストラン。
上品なスパイス使いとシックな内装の素敵なお店だった。
偶然の店名「想いの木」がその日の出来事にふさわしく
忘れられない半日になった。
新しいtorsoの中にそっとしのばせよう。
1日1日、それぞれ一度しかない大切な時。
好きな言葉がある。
ラ ロンダジル
http://la-ronde.com/
想いの木
「Carpe diem」
その日をつかめ、その日を摘め。
10年ほど前読んだ須賀敦子さんの本で出合って大切にしている。
古代ローマの詩人ホラティウスの言葉。
今日一日をしっかり掴む。
今日一日をさっぱりと摘み取る。
なかなかそうはいかないが、いつも心に持っている言葉。
ラ ロンダジル
http://la-ronde.com/
想いの木







