龕(がん)のマジムン | 湯舟沢 辰八沙の幻夢草子

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龕(がん)のマジムン

龕の精(がんのせい)ともいう。龕(がん。棺桶を担ぐ葬具)が化けたマジムン。国頭郡今帰仁村運天のブンブン坂という場所で、これが牛や馬に化けて人を襲うといわれた。宮古島では龕は赤く塗られており、それが赤い馬に化けて出たこともある。また、人が死に瀕している家の前では龕の精が歩き回り、人の足音や荷物を担ぐようなギーギーという音が聞こえるという。