娘を失くした沙織里と
女優の石原さとみと
人間の石原さとみが一体となる
瞬間がある。
この映画の白眉だろう。
それは何を意味するのか。
それこそが
この映画が放つ
この世界でもっとも輝く光だ。
チラシに書いてある光とは
このことだ。
それは
役柄と
キャリアと
人間力が一体とならないと現れない
光だ。
その光を
この映画に灼きつけただけでも
映画史に残るだろう。
その光とは
信じられないくらいに美しい心だ。
本来
人間に備わっているはずのね。
キャッチコピーは
そのことを意味している。
是枝の「怪物」は
超えている。
今年
ナンバーワン映画であることは
間違いない。
あまりにも感動したので
辻堂の映画館から
海まで歩いた。
なんて美しい
辻堂の海。
180度の
パノラマビューをご覧下さい。