(2018/02/24 制作)
空海字幕版作ってくれよおおお、ショウジです
『空海 -KUKAI- 美しき王妃の謎』字幕版で観る気満々だったので
日本語吹替版しか上映されないという事実に落胆しております。
中国語版は日本人キャストの声を中国の声優さんが務めているらしく
中国語音声+字幕だと、染谷さんたちの声が聴けないっつーことで
こういう形になっちゃったみたいですね… ( ´Д`)
作るとしたら、日本人キャストの声はそのままで
字幕をつけるバージョンを用意しなきゃいけないわけですが
・日本語音声(染谷さんらによる吹替)
・日本語音声(染谷さんが話している中国語のまま)+字幕
・中国語音声(中国の声優さん吹替)※中国での上映用
この3つにしちゃえば良かったわけで、そんなに手間でもないと思うんですけどね。。。
チェン・カイコー監督作品はまだ1本も観たことがなくて
この作品を機に劇場で観ようと思っていましたが、まあ先送りかな…
別に日中合作じゃない映画でもいいわけだし…
日本語吹替版は一生さんがやってたりするんですけど
NHKでやってた米ドラマの吹替を観てこりゃだめだと思って
空海は字幕にしようと決めてたんですよ。
そしたらこれだもの… ( ´`)
ファンだからといって、すべてにお金を出すわけじゃないのよ、東宝さん!!!
さて本日は、先週観たこちらの作品の感想です。
『グレイテスト・ショーマン』
◎あらすじ◎
バーナムは幼なじみと結婚し、2人の娘に恵まれ
貧乏ながらも幸せな日々を送っていたが、務めていた会社が倒産し職を失ってしまう。
倒産した会社からくすねた船の権利書を担保として銀行の融資を受け
剥製や処刑台などを展示した博物館を作るが、全く客が来ない。
バーナムは「死んでいるものじゃなくて、生きているものが見たい」という娘の言葉からヒントを得て
小人症の青年や、髭が生えた女性などの「フリークス」を集め博物館でショーを始める。
◎レンタル予想◎
ミュージカル
◎つながり作品◎
トッド・ブラウニング『フリークス』
◎観に行くきっかけ◎
予告を見て。サーカスだもの!
感想をひとことで申しますと
フリークスが葛藤する様子やサーカスの演目の描写が薄い
単純に楽しくてなにも考えずに観られるようになっているし
音楽やダンスは良いのでエンターテインメント作品としては完璧だと思います。
しかし、その分サーカスを舞台にしたヒューマンドラマとしてはかなり薄くなっていました。
ミュージカル映画だし、初監督作だっていうし、観に行く前からさほど期待していなかったのですが
正直、ここまで薄いか!と思いましたねw
サーカスの興行師と演者、演者同士の関係性はほとんど描かれないため
終わりの方で出てくる「サーカス=家族」という例えに説得力がありません。
自身の身分にコンプレックスを抱いていたP・T・バーナムが
富と名声を手に入れる成り上がりストーリーをあくまでもポジティブに描いていましたが
私が思うに、あんなにワンマンな興行師だったら、実際のサーカス団員同士は家族のようでも
バーナム自身は団員から敵と見なされていたはず!
観ていて「お前は家族の一員じゃねえ!」という怒りすら込み上げて来ましたw
実際のバーナムのwikiをサラッと見た限りでも、来歴が違ったりするので
史実とはだいぶ異なると思われます。
すでに今作を観た方も、これから観るという方も、話半分で聞いておいた方がいいかもしれません。
そんなわけで純粋にミュージカル映画として楽しめればいい!
という方は観に行って損はないと思います。
サーカスにおけるヒューマンドラマをお求めの方には
これぞ正統派サーカス映画!チャップリンの『サーカス』
キャストの9割が本物のフリークスのため
五体満足の人間がマイノリティになっている『フリークス』
日本版「フリークスショー」とも言える見世物小屋を記録したドキュメンタリー
『見世物小屋 旅の芸人・人間ポンプ一座』
昔のサーカスと黒人の関係性を描いた『ショコラ 君がいて、僕がいる』
がおすすめです。
ただし、『ショコラ〜』は原案のルポルタージュ通りではなく
黒人に関してステロタイプの描き方をしている部分もあり若干難があったので
より深く知りたい方には
ジェラール・ノワリエル著
「ショコラ—歴史から消し去られたある黒人芸人の数奇な生涯」をおすすめします。
サーカスの舞台裏をのぞいてみたい方には久田恵著「サーカス村裏通り」もおすすめ!
今は無きキグレサーカスの記録でもある良著です!( ´▽`)
私的2018年映画ランキング。
公開中作品は
『パディントン2 』『キングスマン:ゴールデン・サークル』『羊の木』
『スリー・ビルボード』『グレイテスト・ショーマン』の順でおすすめです。
「良い映画観たなあ」 ★★★相当
パディントン2 (ユナイテッドシネマ札幌)
キングスマン:ゴールデン・サークル(シネフロ)
バグダッド・カフェ (シネフロ)
羊の木 (鑑賞券@ディノスシネマズ札幌劇場)
「面白かった」 ★★相当
ペーパー・ムーン (シネフロ)
スリー・ビルボード (試写会@プラザ2・5)
グレイテスト・ショーマン(ユナイテッドシネマ札幌)
「うーん」 ★相当
嘘を愛する女(ユナイテッドシネマ札幌)
↑ ↑
そういえば今作は好きな俳優が一人も出てなかった。。。