明石市認定、あかし子育て応援企業 ゆうべファミリー治療院の夕部良枝です。
今月は令和ベビーの来院が多い月です(^^)
どのママも、ご自身の身体のケアに来てくださっています。
先週来てくださったママと赤ちゃん。
以前、お兄ちゃんがアトピーで小児はりに通ってくれていました。
佐藤小児科の佐藤美津子先生が仰っている治療法、
・タンパク質が豊富な美味しいご飯をお腹いっぱい食べる。
・自由に掻かせる。
・ママとあとぴっこがぐっすり眠る。
・たくさん外遊びをする。
・アトピーを気にせず子育てする。
これらを忠実に実行したママでした。
お兄ちゃんはすっかり良くなり、小児はりを卒業しています。
今回は5ヶ月になる赤ちゃんに夜泣きが出て来たと、ママが既に寝不足になっていて、ご自身のケアも兼ねて来院してくださいました。
更に、顔に出ていた湿疹も、夜泣きで眠れていないから悪化しているのではないか、と仰っていました。
ただ、寝れば良くなるって知っているから、荒れた肌を心配したり気にすることは無く、お兄ちゃんのアトピーでの経験を活かして子育てされていました。
さて、この赤ちゃん。
主人が肌を読むと、体調はすこぶる良かったんです。
良く飲むし、便も出せているし、機嫌もとてもいい。
ママが言うには、逆に泣かなくて、ニコニコしている愛想がいい子だそうで。
更に、生後3ヶ月の頃から生活リズムの変化は無いそうです。
そうなると、夜泣きのきっかけは【エネルギーが余っている】可能性が高いです。
つまり、日中の発散時間が少なくて、夜眠くないんですね。
ママにそのことをお伝えすると「あっ!そう言われると思い当たることがあります」と仰いました。
赤ちゃんに「んっ!」て言われると、何が伝えたいか分かるママは、直ぐに対応していて、泣かせていないことに気付きました。
また、お兄ちゃんがじゃれ合おうとしているときも、危ないからと、お兄ちゃんを止めて、じゃれ合わせないようにしていたそうです。
この後、ママが産後の調整をしたんですが、日頃泣いてない赤ちゃんなんですが、40分くらい泣き続けることが出来たんです。
普段泣いてない赤ちゃんは、喉に掛かる声で泣くので、直ぐ疲れて休憩が入ります。
泣きたくても泣けないんですね。
でも、日頃から泣かせてもらっている赤ちゃんは、お腹から声が出せて持久力があるので、休憩無しで泣くことが出来ます。
いい声で長い時間泣けるから、肺が強くなるんです。
わたしは最初、この赤ちゃんは、喉に掛かる声で泣いて、直ぐ疲れるかと思っていたので、ずっと泣くことは選択せず、途中、抱っこを選ぶかなぁとか思っていたんです。
ところが!
お家では泣いてないはずなのに、お腹からいい声を出して、しっかり泣けるではありませんか!
上手に泣ける姿にビックリ!
施術を終えたママも、しっかり泣けることを知って「相当エネルギーがあることが分かりました。こんなにエネルギーがあるなら、そりゃあ夜、寝なくなりますよね」と笑っていました。
エネルギーの発散をした赤ちゃんは、この後、いっぱい飲んで床でゴロゴロ。
1人で寝ちゃいました(^^)
生後5.6ヶ月から急に夜泣きが始まる赤ちゃんがいます。
3ヶ月の頃と日中の過ごし方が変わらない場合、エネルギーの発散不足で夜泣きを起こしている可能性があります。
赤ちゃんにとっては、2.3ヶ月の成長は著しいものがありますよね。
成長と共にエネルギーも増えるので、発散不足で夜泣きを起こしている子は、実は案外多いように感じます。
生後5.6ヶ月と同様に、生後8.9ヶ月でも急に夜泣きが始まったと相談されることもあります。
急に夜泣きが始まったら、その時は、日中の発散時間を増やすことも知っておいてもらえると、夜泣き対策の選択肢の一つとして役に立つかもしれません(^^)