5年後、10年後、どんな子に育っていて欲しい?そんな子に育つために、今のあなたに出来ることは何? | ママとベビーの整体・はりきゅう

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明石市大久保町にある一軒家の治療院。
鍼灸師・小児はり師による優しい施術。
公認心理師によるカウンセリング。
看護師・保育士による子守など。
ママと赤ちゃんが安心して心と体を整えていただける空間。

本も出版しています。

こんばんは。

明石市認定、あかし子育て応援企業 ゆうべファミリー治療院の夕部良枝です。


最近、自分で掻かすことを決めたあとぴっこママ。
先日、来院されたとき、

「掻いて血や汁が出るんです。
痛いって言って泣くから、かわいそうで。
なんとかしてあげたいです。」

そう仰っていました。

そんなママに主人がした質問。

「掻いて血や汁が出ることの何が気になりますか?」

「痛いって泣くことがどうしてかわいそうに感じるのですか?」

この質問に、ママは一瞬「えっ⁈」て困惑した表情をしました。


だけどね。
この質問はとても大切な質問なんです。

だって、子ども自身は、掻いて血や汁が出ることを最初は気にしていません。
ただ痒いから掻いているだけだから。

掻いた傷が深いと痛いこともあるでしょう。

それを周りの大人が【かわいそう】扱いしたり、血や汁が出ることを騒ぐと、子どもは、アトピーがある自分はかわいそう、血や汁が出ることは騒がれることだと認識します。


まず知って欲しいんです。

「かわいそう」だと思っているのは、お母さん、あなた自身で、お子さんの感情では無いということ。
そして、血や汁が出るほど深い傷になる掻き方をするのは、自分で掻く経験が乏しいだけです。

いつでも自由に掻くことが出来る環境にいるあとぴっこは、自分にとっての心地よい掻き方を繰り返し経験して学んでいます。
つまり、最初は誰でも下手くそなんです。

繰り返し掻くことで、上手な掻き方が出来るようになります。
月齢がどんなに小さくても自分の心地よい掻き方を知っている子は、傷になりにくいです。

年齢が大きくても、自分で掻く経験が乏しい子は、爪を立てて、皮膚をえぐるように掻くので傷が深くなります。

だから、掻き方は、年齢は関係無いんです。

経験です。

そうやって、経験として学ぶ我が子を信じて見守る。

そんな我が子を信じる自分自身を信じる気持ちが必要です。

「信じて見守る」
言葉にするのは簡単だけど、わたしは難しく感じるときがあります。


特に我が子のことになると。

先回りして辛いことや困難を排除したくなるし。
本当は、辛いことや困難は成長に繋がったり、生きる力に繋がることを知っているのにね。


答えを言ってしまいたくなるし。
本当は、自分の答えは自分の中にあるって知っているのにね。

子どものことが大事だから、守りたくなるし庇いたくなるし、困難は排除したくなります。
良かれと思ってね。

でも、そうしたら、子どもは経験が出来ません。
つまり、子ども自身が経験して学ぶチャンスを奪っていることと同じなんです。

困難が起きたときに自分で考えて乗り越える方法を知らないまま育ってしまいます。

だけどね。
分かりますよ。
良かれと思って、なんです。

だからこそ、わたしは自分に質問するようにしています。

5年後、10年後、どんな子に育っていて欲しい?

辛いことや困難を先回りして排除することが、そんな子に育つために必要?

って、自分に聞いています。


必要なら、先回りして排除した方がいいよね。

だけど、もし、あなたが育って欲しい子になるために、先回りして排除することは不要だと思ったら、改めて考えて欲しいんです。

アトピーに対してもそう。

アトピーの自分ってお母さんに迷惑かけてる。
血や汁が出る自分ってかわいそう。
痒みや赤みがある肌っておかしい。
お母さんの力を借りないと、自分でアトピー治せない。

そんな風に子どもに思わせたい?

あなたが5年後、10年後、育っていて欲しいと願っている子に育つために、今のあなたに何が出来ますか?



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