明石市認定、あかし子育て応援企業 ゆうべファミリー治療院の夕部良枝です。
一昨日から紹介させていただいている、【好きなだけ自由に掻かす】こと。
昨日は、掻くことで
「傷になったら嫌だ」
「血が出たら嫌だ」
「傷だらけ、血だらけの我が子を見られたくない」
って思っていると、お子さんにどんな服装をさせると思いますか?
掻いてるのを見たら、
「止めたい」
「代わりに掻いてあげたい」
って思っていると、どんな生活になると思いますか?
日常的に、毎日、掻かないように長袖長ズボン、ミトンを装着され、お母さんから掻いていないか行動を見られているお子さんは、どんな行動を取るようになると思いますか?
というお話をさせていただきました。
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今日は、では反対に、
【いつでも好きなときに自由に掻かせてもらえる服装】
をしている子は、どんな行動をすると思いますか?
というお話です。
いつでも好きなときに自由に掻かせてもらえる子ども達の行動は、
本当に痒いときしか掻かない。
です。
実は、好きなときに自由に掻かせてもらえる服装だと、いつでも掻けるから、掻く行為そのものが減ってくるんです。
これは、掻かすことを始めたお母さんが口を揃えて言うことです。
掻いていい!
傷になってもいい!
って覚悟して、いつでも掻ける服装にしたら、却って掻かなくなった、と。
そして、自由に好きなだけ掻かせてもらえている子ども達、自分にとって心地の良い掻き方を自分で学んでいるんです。
だから、掻いていても、結果的に傷にならない掻き方が出来るようになります。
この男の子も、掻かせないようにしていたときは、みるみる目立つようになっていた、腕の赤み。
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掻かせるようになった3月からの1ヶ月間で変化がありました。
洋服を脱いだら、ママに「掻いてよー!掻いてよー!」って言いながら、背中を床やソファーに擦り付けていた男の子。
(1月16日→5月19日)
4ヶ月経った今は、自分で掻いています(*^^*)
毎日、あとぴっこと関わらせてもらう中で、掻き方の上手さは、年齢関係無いなぁと感じています。
どんなに月齢が小さくても、幼い頃から自由に好きなだけ掻くことを許可してもらえてる子は、掻き方が上手です。
逆に、成長していても、自分で掻かせてもらっていない子は、まず掻くことは「ダメなこと」って認識しています。
また、痒いときはお母さんに掻いてもらうものだと思っている子もいます。
そして、自分が心地いい掻き方の力加減が分からないから、自分で掻くときは、とにかく力いっぱい掻いて、一度掻き始めたら止まらなくなる子が多い印象があります。
本当に痒いときに人に掻かれて、気持ち良いですか?
私は、痒い部位は自分で掻きたいです。
子どもの頃に、背中が痒くて手が届かなくて、親に「掻いて〜」って言ったことありましたが、丁度の部位を掻いてもらえないと違うー!ってなったし、掻く力加減も私がして欲しい圧じゃ無かったから、分かってもらえるように、必死で説明した記憶があります。
これは、私が会話が成り立つ言葉で喋れたから成立したことです。
喋れない赤ちゃんや、細かい部位を上手く説明出来ない子ども達はどうでしょうか?
もしかしたら、代わりに掻かれる行為を気持ち良いとは思っていないかもしれません。
自分の身体のことだから。
だから、【自分で掻く】という行為は、『自分が感じている不快は、 自分の力で取り除ける』と、自ら体験して学べることなんですよね。
これから、生きて行く中で、大きな糧になるかもしれません。
だって、自分の【不快】を自分で取り除く力は、子ども達の長い人生の中で、生きる力にも繋がるような気がしているからです。
だから、
「お子さん自身に、好きなように掻かせるメリット」を治療院に来てくれるお母さん達に、毎回力説する暑苦しい私は、自分にとって心地良い掻き方を学んだ子は、結果的に【掻き壊しが減る】ことを知っているから。
そして、この子達に、「自分の不快は自分で取り除く体験をするチャンスをあげて欲しい」って、私自身が願っているからなんです。
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