2年前の私は掻かせることに抵抗が。好意的に捉えさせてくれたのは1人のあとぴっこママの話のおかげ。 | ママとベビーの整体・はりきゅう

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明石市大久保町にある一軒家の治療院。
鍼灸師・小児はり師による優しい施術。
公認心理師によるカウンセリング。
看護師・保育士による子守など。
ママと赤ちゃんが安心して心と体を整えていただける空間。

本も出版しています。

こんばんは。

明石市認定、あかし子育て応援企業 ゆうべファミリー治療院の夕部良枝です。


治療院に来てくれるあとぴっこママ達に、お子さんの食事量、睡眠時間、排泄状況、遊びの量、痒みの状況を毎回質問している主人。

そして、「掻くことはどうですか?」って聞いています。



私は、個人的に【自由に掻かすこと】に対する思い入れがあるんですが、想いを伝えたくて、暑苦しいオバさんになったらすみません💦




私にこの【自由に掻かすこと】の意味を詳しく説明してくださったのが、大阪の堺市にある佐藤小児科の佐藤美津子先生と、きらきらぼしで初めてお会いした1人のお母さんでした。


佐藤美津子先生は、脱ステ、脱保湿の治療をされている医師です。



私が佐藤美津子先生と初めてお会いしたのは、三男を妊娠中のとき。
だから2年前かな。

姫路で小児はり学会があったときに、佐藤先生がされている【きらきらぼし】も同時開催されたんです。



主人が『刺さない小児はり』を始めて、アトピー性皮膚炎や乳児湿疹などの肌荒れのお子さんも増えて来て、佐藤先生のお話を聞きたいと思っていたところに、実際にお会い出来るチャンスが舞い込んだんです。


そして、佐藤先生のお話やアトピーや乳児湿疹などの肌荒れで悩んでいるお母さん達のお話を伺いたくて行きました。


そのときに、【タンパク質多めの食事】【別室睡眠の利点】そして【自由に掻かすことの必要性】を聞かせていただきました。


本も読ませていただいてでいたんですが、直接お話を聞かせてもらえるのは、納得度が違う!


それで、佐藤先生の話を聞いたとき、私だったら、この3つの方法を我が子にするかな?って考えてみたんです。


タンパク質多めの食事、、、うん、つくるな。

別室で寝る、、、私1人で寝ていいなんて、最高だな笑(思わずニヤける)

自由に好きなだけ掻かせる、、、、

あーーー、いやーー、どうだろう。
私、掻かせられるかな。
掻かせたくないかも。


そうなんです。
2年前の私は【自由に好きなだけ掻かすこと】に抵抗があったんです。

だから、佐藤先生に
「先生、私、子どもが掻いて血だらけになっていたら、嫌かもしれません。掻かす勇気が無いかもしれません。」
って言いました。

そしたら、佐藤先生に、
「あなたは、痒かったら掻かへんの?」 
って聞かれたんです。

私は、即答で
「掻きます!」
って答えたんですが、先生にそう問われて、
「ホンマや!自分やったら掻くわ〜(笑)」って、可笑しくなりました。

「母親の自分は掻くクセに、子どもには掻いたらダメ!なんて、理不尽な話!」って思ったんです。


そのとき、私の中の何かが覆された感覚がありました。


その後に、佐藤先生が仰っている3つのことを実践されたお母さんと話しました。


そのお母さんに聞いたんです。
掻かすことに勇気いりませんでしたか?」  

そのお母さんは言いました。

【当時は必死だったので。
あちこち病院に行って、いっぱい調べて、やっと佐藤先生に辿り着けて受診したんです。
だから、やったら治るよって言われた方法だから、やるしか無いって気持ちでした。】


実際に自由に掻かすことをやってみてどうでしたか?

【血だらけになったんです。
人に見られるし、いろいろ言ってくる人もいたから、外に出るのが嫌で、外に出ても、子どもの顔が周りから見えないように隠してました。】

【ただ、抱っこ紐付けていると、体温が上がるから痒みも出て、痒くて顔を私の服で擦って来たから、外出する度に、私の洋服も血だらけになっていました。】
 

この頃の写真見せてくれたんですが、本当に顔全部がただれたような状態になっていました。
写真の頃が6から10ヶ月くらいの月齢だったと思います。
私が会ったとき、男の子は3歳になっていて、正直、ズル剥けの写真と同じ子とは信じられませんでした。


そして、そのお母さんが言ったんです。

【いつものようにズル剥けの息子を、隠して抱っこして買い物に行ったんですが、なんか気持ちも身体も疲れ果てていて、ボーっと歩いていたんです。
それで、パッと下を見たら、抱っこ紐の中の息子が私をジーっと見ていて、私と目が合ったらニコッて笑ったんですよね。
その笑顔見た途端に、涙がバーって出て来て。
私、息子の肌ばっかり見て、目を見れて無かったんです。】

【それから、息子を隠すのは止めようって決めました。】

【友達とも距離を置いていたので、連絡して理由を話して、息子の状態も見せました。】

【何て言われるか不安で、心配だったんですが、みんな、応援してくれたんです!
もちろん、外に出ると、いろいろ言って来る人もいたけど、そんな人ばっかりじゃなくて、応援してくれる人もいたんです。】

【だから、掻かすことに対しては、どうしたら気持ち良く掻かせてあげられるかなぁって考えるようになりました。】


すごいなぁ。
掻かすこと前提で、自分に何が出来るか考えたんだなぁ。
って、すっごく感動したのを今でも覚えています。


だから、次男がアトピー性皮膚炎と診断されてから、痒がって掻いていたら、私がこうして自由に好きなだけ掻かすことが出来るのは、私に感動を教えてくれた、あのお母さんのおかげだなぁ〜って、思ってるんです。


次男の現在の様子。

(5月15日→5月26日)


掻き壊してはカサブタになり、を繰り返していますが、今の私は、自由に掻かせることが出来ている自分に満足しています(*^^*)



『刺さない小児はり』は、お子さんの日常の不調(癇癪・夜泣き・アトピー性皮膚炎や乳児湿疹などの肌荒れ・食べムラ・便秘・チック症など)に効果があります。



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