私と母は、周りから
「友達親子みたいで仲良しだね！」
「親子に見えないー！」
とよく言われます。
SNOWを華麗に操る50代母。笑
つい数年前まで
周りから、一見
「母親に見えない母」
「友達親子のような関係」
に見られることが
本当に嫌で嫌で。
嫌で嫌で嫌で
たまらなくて。
言われる度に
「もっと母親らしくして欲しい」
と何度となく思っていました。
ノースリーブが似合っちゃうような
見た目が若い母親なんて
本当に嫌いでした。笑
50過ぎてもノースリーブが
似合うってなんなんだよ本当…(笑)
母親は可愛らしくて天真爛漫だから。
そんな人を母親に持った私は
しっかりしなきゃ。
しっかりしなきゃ。
私は
お姉ちゃんなんだから。
そう、母親に対しても
私は長女でいたかったんです。
お姉ちゃん風ふかしたかったんです。
母親にも頼られる
お姉ちゃんでいたかった。
というかむしろ、
母親のお姉ちゃん(みたいな存在)になりたかった(笑)
だから、
本当は娘らしく甘えたい、と
口で言ってみたり
思っていても
「母親らしくない
この人に甘えられない。」
「甘えたくない、私はお姉ちゃんだから。」
という私の長女魂が
燃えたぎる中では
甘えることはおろか、
自分にとって失敗や迷惑と思うことを
散々やらかして
「甘えるしかない状態」を
作り出してきました。
と、同時に
母から出てくる愚痴や悩みを
スポンジのように吸収して
一緒に悩み、
自分の思うようにいかないと怒り、
大丈夫かな、と不安になり
振り回されるというアンバランスを
何年も繰り返していました。
甘えたい－甘えたくないのシーソーゲーム(笑)
どっちだよ(笑)
そりゃ混乱するわ(笑)
でも、
そんな私も少しずつ少しずつ
自分を生き始めている最中で、
最近、
私がやりたいと思っていることを
一人でどうにかしようとして
どうにもこうにもならない状態に
なった時に
母に言われたんです。
「あなたが本当にやりたいと思うなら、
私たちは協力する。
それが親で、家族なの。」
………え、そうなの？？？
(´◉ω◉` )
あんなに母親らしくないと嫌って
私がしっかりしなきゃと
私が守らなきゃと
思っていた母から
こんなに
頼もしい言葉が出てくるなんて。
こんなに
あたたかい言葉が出てくるなんて。
私はどれだけ
母を可哀想な人に扱って
小さな人として
見てきたんだろうと。
誰でもない、
母を母として見てなかったのは
私自身だったんです。
私が母を母として見ていなかったから
私が自分を娘として扱わなかったから
周りが
「友達親子みたい」
「親子じゃないみたい」
と言われていたんだなぁと。
母が可哀想だったからじゃない。
母が幼かったからじゃない。
母が母親らしくなかったからじゃない。
相手をどう見るか
自分をどう見るか
そしてどう扱うかで
景色は変わる。
私は母を
妹のような弱い存在として
(妹で生まれた人が弱い、という意味ではないですよ)
守らなきゃいけない存在だと
可哀想な存在だと
見て、扱い続けていました。
でも、そうじゃなくて
母を母親として見て、
娘の助けにも相談に乗ってくれる
懐のでかい人だと
そう見て、扱ってみると
この人は
私の母親だったんだ。
って思うんです。
あなたは
相手をどんな風に見て、
どんな風に扱うか。
やっぱりそれは
自分次第
なんだと思います。
赤いサングラスをかけてたら
赤い景色が見える。
それをかけたり外したりできるのは
自分しかいないから。
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