TokyoWalker, 2/3 to 2/16, 2010 No.4 で「住みたい街ランキング」が発表された。


1位 吉祥寺

2位 自由が丘

3位 下北沢


オシャレなお店がたくさんあり、人気が高いのだろう。


もう一つ別の統計がある。「少子化社会白書」。


http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/index-w.html


簡単に気が付くことは、「住みたい街」と出生率(合計特殊出生率)との相関だ。


「住みたい街」1位の吉祥寺のある武蔵野市の出生率は下位10位の0.81.


(ちなみに、現在の人口数を維持するためには、出生率は2.1必要だそうだ。)


2位の自由が丘のある目黒区は、下位1位の0.74.


3位の下北沢のある世田谷区は、下位11の0.81.


都道府県別では、東京都の出生率が最下位で、1.05よりも、「住みたい街」の出生率は低くなっている。


「住みたい街」は、オシャレな、独身者や子どものない家庭の「消費のための街」なのだろう。




平成20年度国土交通白書を眺めてみた。


http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h20/index.html  


「私たちの暮らしの現状と課題」から始まり、盛りだくさんな内容が論じられている。


国土開発、地域社会生活の向上、観光大国としてのインフラ作り等々の詳細な計画のアウトラインが述べられている。


ただ、現在の財政、そして現政府の「コンクリートから人へ」という政策の転換によって、予算面で全てを実施するには難があるように思えた。


日本の、電車から眺める風景は、一様であるように見える。

東武東上線で東松山から大山まで、駅前の繁華街、住宅地、川を挟んだ農地の風景が何度か繰り返される。そして、和光市を過ぎて、東京に入ると住宅によって、ほとんど空間が埋められている風景に変わる。

その単調な風景を構成しているものは、時代の変遷を感じさせられはするが、一様に「南向きの土地付き一戸建住宅」だ。

日本に、都市計画というアイデアは、その風景を眺めている限りにおいて感じることができない。「便利さ」というアイデアで、通勤、通学の手段である鉄道沿線に、個々の家庭のプライベートな空間としての「一戸建て住宅」が、日本の風景の全てのような気がする。