今年もまたやってきました。


プール授業。


私たちが住むところは、梅雨入りとほぼほぼ同時にプール授業の始まりです。

なので極寒です。多少の雨が降ろうとも水温チェックが通ればプールしちゃうのです。





その前に、春休みに予定していた短期水泳教室のことをすっかり忘れておりました。

娘の不調、私の不調と、もう散々な春休み、新学期は1週間も遅れてのスタートでしたから、勿論予定していたスポーツクラブでの水泳教室は諦めていました。



が、




4月の終りに、1日だけのやつがあるのでどうですか?と連絡があり、いきます!いきます!と意気込んでいたのですが・・・




幼児、うん、ほんとうに幼稚園はいりたて、ですの年齢の子ども達の体験の枠だったので、わたし的には、これ、どうかな・・・という感じでしたが、本人は楽しそうに水泳、いえ、水遊びを楽しんでいたので、もう良しとします。




偶然、娘がてんかんを発病する前にうけた、スイミングの女性のコーチが担当だったので、私たち親子をみるなり、心配してたんですーと声をかけてくれて少しだけ心がほぐれました。


許されるのならば、スイミング通わせたいなって思うんです。

学校のプール授業が私が同伴なだけあって、甘えもあったりで泳力自体はのびない、安全に授業が行えればOKという状態。



ただ、登下校に1時間ずつの往復。

そこから宿題、習い事、のフルセット日が増えると負担はどこかしら増えるわけで。



なので、暫く様子をみることにしました。

夏にまた短期教室があるので、申し込んであげようとおもいます。

てんかん、だから、ということはあんまり気にしていないようでした。

何かあったら自己責任ということも含めなのでしょうか・・・






で、学校のプール授業。


担任の先生より、今年も助っ人宜しくお願いします、と連絡がありました。

ええ、頑張りますよ。もう先生、私、学校のサポーターで雇ってもらえませんか?的なくらいがんばってますから・・・



たまに、昨年同じクラスだったお友達のお母さま方に会うと


『ね?今年も一緒に泳いでくれるんだよね?』


と、当たり前のように会話にでるくらい・・・






でもうちの子がてんかんだから、ということを知る人は少ないという事実。






昨日は夜お風呂に一緒に入っているときに、娘がこんなことを話してくれました。



『あのね、朝ね、一緒に学校に行ってるときにさ、Kちゃんが、いつまで薬のむの?って聞いてきたの。だからわからない、って答えた。


あとね、お帰りの会のときにどうして保健室へ毎日いくの?ってみんな先生に聞くの。でね、先生は、そういうルールです、って言ってくれたよ。』




なるほど。







きたな、と思いました。


ちゃんと話さないといけない、うやむやには出来ないトピックだから、と思っていて。






『あのね。 薬のことね。

毎日、朝と夜飲んでいて、とっても偉いなって思うよ。粉だし、飲みにくいもんね。


本当はね、薬をのまないで、元気に遊んだり、勉強したり、習い事したり、できれば一番いいよね。


でも、薬を飲んで、体の中から元気になれるように薬に支えてもらいながら、今とっても元気に学校に通えているから、薬を飲んでいないひとと同じように凄いことだと思うよ。



いつまで薬を飲むのか、ママにもまだ分からないの。先生がきちんと検査をして、もういいですよ、って言われるかもしれない、でも、まだ飲んでください、小学生の間かもしれないし、中学生の間までかもしれない、高校生、大学生の間、大人になっても、ずっと飲んでください、って言われるかもしれないよ。


でもそれはあなたを守ってくれる薬だから。心配しなくてもいいんだよ。




お友達にお薬のこと話すのはまだ難しいだろうから、ちょっと一緒に考えようね。 先生方は分かっているから、保健室へ通うこともルールです、っていうのは正しいよね。お友達に自分の言葉で説明したい、伝えたいっていう気持ちが沢山でてきたら、その時は一緒に考えよう。』




そう伝えました。

多分、今、これが私なんだ、っていう気持ちと、私をわかってね、っていう気持ちが少しずつ確立されている途中なのかなっていう気がします。



病気を含め、薬を飲んでいることを含め、私が学校でサポートに入ることを含め、周りの力を借りながら生活をしていることを含め、あなたがあなたであることが、すばらしいということを、私からもちゃんと伝えてあげないといけないなって思った夜でした。



元気に8歳を迎えたけれど、何も無く大人になることは奇跡だから。





親として、人として、娘から与えられるタスクには私にも意味あることなのだろうなと思っています。