日本映画をもっと観よう① | MASK DE 50

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日常で気に入った事を何でも紹介して行きます。

ここの所、日本映画がかなり見直されて来ました。


昨年は「フラガール」や「かもめ食堂」といったメジャーな配給会社以外の作品が話題になりましたし、今年も軒並み動員数は好調です。


そこで、こんな状況になる前の(~2005年頃まで)、良い作品なのにあまり観られていない所謂「隠れた名作」を紹介して行きたいと思います。


今回は少年を主人公にした3本をご紹介。


①「どこまでもいこう」(2001年)

「黄泉がえり」「どろろ」の塩田明彦監督のデビュー作にしてキネマ旬報ベストテンで9位に入った作品。この監督はメジャー作品よりも、「害虫」「カナリア」といった単館系の作品の方が評価も高いし、実際に面白い。決して派手さはありませんが、心に残る作品です。


どこまでもいこう


②ごめん(2002年)

こちらも2002年のキネ旬ベストテン7位。監督は昨年「天使の卵」が公開された冨樫森監督。主人公の少年の思春期ならではの初恋を描いた秀作。キュンキュン来ます。同じ冨樫監督の作品で「非・バランス」もおススメ(ただし未DVD化)。


ごめん


③まぶだち(2001年)

来年陸上漫画の名作の映画化「奈緒子」の公開が控えていて、長澤まさみの初主演映画「ロボコン」も撮った古厩智之監督の出世作。舞台が当時住んでいた長野県だった事もあり、非常に思い出深い作品。景色の素晴らしさに胸を打たれると同時に、内容はかなり重く、痛々しさが残る。最近のいじめや体罰の問題に通じる部分もあるので、じっくりと問題意識を持って観て欲しい。


とせっかく紹介したのに残念ながらこの作品DVD化されてない…ビデオ化はされているので何とかそちらで。


レンタルショップでも置いてない所が多いかもしれませんが、ぜひ探してでも観て欲しい作品ばかりです。