ソフィ法務事務所 下村幸喜 経営課題の解決、経営戦略の再構築のための知的資産経営支援

ソフィ法務事務所 下村幸喜 経営課題の解決、経営戦略の再構築のための知的資産経営支援

 知的資産経営は「強みを生かす経営」と言われますが、 戦略が変化すると、何を強みにできるかは変化します。
 ここではオリジナルツールと独自のメソッドによる、 中小企業や各組織などに対する知的資産経営支援の情報をご紹介しています。

「儲かった日も代書屋の同じ顔」
桂枝雀師匠の落語では、代書屋に「ギレキショ(履歴書)」を頼むという題材で滑稽話が展開する。

 

行政書士は、自らを文書作りの専門家、街の法律家と言い、
行政書士を見下す人からは「代書屋」と言われる。

 

AIの実用化が進んでくると、代書屋が得意な申請業務は不要になり、
行政書士という職業は絶壁に追いやられる。
同様なことは行政書士だけでなく、司法書士、税理士等にも可能性があるようだが、他士業については云々しない。

 

さて、代書が様式の定まったの穴埋めならAIを持ったシステムで申請すれば、正確さも高まり行政の手間が減る。従って、
「行政書士に残されるのは、AIでは難しいお客様に対するコンサル業務だ。その能力の有無が、絶壁のどちらに行くのかを決める。」こんな結論の話が多い。

 

ところで、代書と代筆、代打とは違う。
字は書けるけれど、字の上手でない人がお願いするのが代筆。
パソコンが苦手な人が、代わりに入力してもらうのが代打。
バッティングが苦手な選手の代わりに打つのも代打。
では、文章は書けるが、うまくない人はどうすればいいのか。
代筆のうまさなら分かりやすいが、文章の上手さ・的確さはなかなか難しい。
AIでも文章は出来るが、まだまだ不十分で、一般の人が使うほど広がってもいない。

 

チャットはできるが、人との会話は苦手。
ビジネスにマッチした言葉が使えない。
そういう若い人は多いようだ。
若くなくても、きちんとした文章を書くのは苦手な人も少なくないだろう。

 

お礼の文書、お詫びの文章、退職の挨拶、相手への苦情など、
誰に、何を伝えたいのかで、どう書くのかは大きく異なる。
そこに自分らしさ、自分の決意の強さなどをきちんと盛り込むため推敲を重ねる。


ネット上のトラブルも多いようだが、ペンは剣よりも強し。
相手を切りつけたつもりでも、刃の向きが反対のこともある。
気持ちの高まりで自分の不満をぶちまけただけの、配慮のない文章は、
相手から損害賠償を求められたり、刑事罰を受けるケースも生ずる。

 

最近、重要な文書を書く依頼を多く受けているが
「うまい」と褒められる文章は必要ないが、
誤解を生まない、感情的になりすぎない文章にするためにも、
第三者としての代書屋には、新しいニーズがあるだろう。

 

「代書屋」を誇れるAI時代が来るかもしれない。

 

 

 

「山田方谷の藩政改革を中心にした藩財政改革と知的資産経営」という標題で

2019年2月に実施した、山田方谷のセミナーの資料をそのまま使いながら、

山田方谷の背景を考え、

その叡智を現代の経営や社会問題の解決にいかに役立てるのか

というセミナーの内容についてご紹介いたします。

 
 
 
 
 
 
 
以下、各画面に短いコメントをつけた公開セミナーの内容は、
当事務所のホームページをご覧下さい。
 
 
 

 

昨年の倉敷市真備町などの水害から7月で一年になる。

 

5月21日の新聞報道によると、

中国電力は、国土交通省、岡山県などと連携し、

高梁川流域上流の新成羽川(しんなりわがわ)ダムについて、

今年の梅雨時期(出水期)に貯水の事前放流ができるようにし、

気象庁が発表する予測で流域雨量の積算が110ミリを超えるとされた段階で放流を開始すると言う。

 

また、農林水産省は、同流域で農業用水確保のために管理する

小阪部川(おさかべがわ)ダムで初めて、平均7メートル水位を下げて対応する。

これは、2018年の氾濫で多くの犠牲者を出したことで、

同年12月に4市の市長が拡充を要請に応えたもののようだ。

もう20年以上も前のことになるが、

平成6年(1994年)、岡山県は戦後一番の猛暑に加え、

少雨・渇水という記録ずくめの異常気象になり、

8月の雨量は各地で平年の10~30%にとどまり、

玉野市はわずか2ミリ。

 

高梁川水系を中心に倉敷市など3市10町1村で8月上旬から9月下旬(一部除く)まで時間断水が続いた。

下流に位置する水島コンビナート企業は前代未聞の工業用水輸入に走った。

ダムでは「デッドウォーター」と呼ばれる底の水を流して対応した。
 

一般にはほとんど知られていないが、実はこの事象には伏線があった。

 

高梁市の気象データを見ると、この大渇水の前年平成5年(1993年)は、

降水量が157ミリ、最高気温が33.7度、年間日照時間は1108時間で、冷夏長雨と言われた年だった。


この冷夏長雨の影響で、新成羽川ダムでは放流が行われた。

放流というのは電力会社から見ると、

せっかく降った雨を発電に使うことなく下流に流すものであり、

お金を捨てるのと同じと言われる。

そのため、責任者は、ダム運営に失敗したとして責められることになる。

 

この冷夏長雨を受け、翌年平成6年には、

梅雨の前にダムの水位を例年より下げることにし、ムダな放流が生じないようにした。

 

そこに例年の半分しか雨が降らず気温も高い夏がやってきた。

平成6年(1994年)は781ミリ、最高気温は38.9度、年間日照時間は1547時間となった。

その結果、倉敷市を中心に大渇水になった。
 

昨年大きな災害に見舞われた岡山県南部、

過剰対応で「なますを吹く」ことに成らなければ良いが、

それでも、また大きな人的被害が出るよりはましだろう。

 

 

今年度の、知的資産経営支援セミナーは

11月30日(金)13:00~15:50と

来年1月18日(金)13:30~16:30に開催します。

 

 

 

 

知的資産経営支援センター岡山(岡山県行政書士会会員で構成するチーム。)では、グループ補助金申請のお手伝いを行います。

 

「グループ補助金」は、平成30年7月豪雨により大きな被害を受けた地域(岡山県、広島県、愛媛県)を対象に、複数の中小企業等から構成されるグループが復興事業計画を作成し、認定を受けた場合に、施設・設備の復旧・整備について補助を受けることができる制度です。
■被災要件(補助対象にならない場合があります。)
 ① この豪雨により、事業所の一部又は全部に甚大な被害生じていること。
 ② この豪雨の後、売上が著しく低下していること。

 

「グループ補助金」(中小企業組合等共同施設等災害復旧事業)は、被災した中小企業などの施設・設備の復旧・整備を支援するため、国と県が連携して補助を行う制度で、東日本大震災、熊本地震で実施され、今回が3例目となります。 岡山県行政書士会では、この申請の実績豊富な熊本県の行政書士をお招きし、実務研修を実施しました。

 

◎安全・安心・円滑な申請を行います。
 全員国家資格を持った 専門家がチームで対応します。
 グループ組成から補助金交付申請、実績報告まで対応します。
 行政側との打合せ・折衝も円滑です。
 事業復興に向けた様々な手続きにも対応いたします。

 

 

 

 

今年、平成30年7月7日未明、鉄筋コンクリート3階建ての建物の2階部分が、
床上浸水になるまで、あと数センチのところで濁水は収まった。
けれど、この倉敷市真備町のこの建物の1階にある、

障がい者就労支援B型作業所の事務所は完全に水没した。

 
9日、水がひいたとの情報で、玄関をあけると、内部は想像以上の泥と激しい臭いだった。
・・「もう続けるのは無理だ、辞めようか・・」

 

7月11日、育てていた「ガーデンハックルベリー」の畑を見に行った。
これは、今年一番力を入れて取り組んでいる事業に向けた栽培だ。
濁流に襲われ、水没し、泥にまみれた無残な姿を予想していた。

 
ところが、写真のように元気に育っている姿を目にした。
それは、本当に光り輝いていた。「続けろ」と言わている気がした。

気持ちが前向きになってきた。

(これは7月11日、その時の写真)

久しぶりに、ゆっくりお話しした女性理事長さんから、そんな話を聞いた。

災害を受け、まだまだ大変なことは誰にも分かるが、災害前よりも、さらに元気にあふれている。

こんなことでは、やめられない。


今日まで、延べ200人を超すボランティア・支援者の方が訪れ、
9月からの本格的な活動再開に向け動き始めている。

 

私の事務所の支援も、これから本格的な動きが始まる。

 

 

大雨による浸水がの数日前、倉敷市真備町のNPO理事長さんとこんな話をした。


故事によると、ある男が薪で風呂焚きをしていたところ、

通りがかった男が、「そんなやり方じゃあ火事になる」と意見した。

言われた男は、嫌な奴だと思い、追い払った。

しばらくしてその家で火事が起きた。別の男は、風呂焚きの男が火を消しているのを手伝った。

鎮火すると風呂焚きの男は、手伝った男に感謝し親切な人だと思った。


悪い事が起きる前に注意する人は、疎んじられ、人の気分害する嫌な奴だと思われる事もある。
けれど本当に親切なのは事前に適切なアドバイスをくれる人だ。
予防法務的な話は、被害が生じたり、拡大したりするのを防ぐ。

「お節介だけれど、NPOさんと一緒にそんな活動しましょう。」

三連休に多くのボランティアが被災地で活躍された。酷暑の中、本当に頭が下がる。
行政も、過去の避難場所の課題を活かし、対策も活発なようだ。
マスコミの報道も、役立っている。

しかし、災害発生からの動きが素早いとPRされても手放では喜べない。
平成28年9月号の「広報くらしき」には、ハザードマップが周知され、ほぼその通りに被害が発生した。

けれど、倉敷市真備支所は機能せず、発生から数日経っても倉敷市長は、真備町の被害状況は言えなかった。

ハザードマップを作り知らせるだけが行政の役割ではないはずだ。行政の対応にどう役立てたのか。

対応は規定通りで問題ないと言われても、真備町の被害が想定通りとは言わせない。


西日本の各地に、過去に例を見ないような大災害が発生する可能性があると、気象庁が呼びかけても政府中枢が宴会をし、岡山県出身の政治家は岡山で被害が出始めていても、遠方の地で寿司が美味しいとPRした。
国会議員は全体の奉仕者で、国内外の多くの問題があり個人の能力にも限りがある。
けれど、優秀な秘書がいて、地元には支援団体・後援会もあるだろう。

なぜ、地元の重要な情報が伝わらないのだろう。面白くない話にも、非常に重要は事柄はあるはずだ。

 

被害が発生しはじめる前の6日(金)午後、岡山駅の新幹線、在来線はすべてストップした。

岡山を走る高速道路も、近距離でも完全閉鎖。

晴れの国と言われる岡山で、台風直撃以外で、経験した事がない危機感を感じた。

地元の状況を伝え、守るのに、与党も野党も関係ない、県議も市議も、町議も人の命を守るために出来る事がある。
災害が起きてから動く政治家ではなく、地元の人の命や財産を守るため、知名度の高い人が、早く・強く呼びかけるだけでも助かった命があるかも知れない。

また、報道しやすい地域だけが被災地ではない。

真備町の隣の矢掛町、総社市、岡山市菅野、平島など各地でも、浸水や集落の孤立が生じている。

地元の放送局では、取り上げているが、ボランティアは少ないと聞く。

偏った放送は、支援や政治家の目・活動もそちらに集まり、

それがまた支援の遅れや別の被災地を生む事ならないか。

震災はいつどこで、どの程度のものが発生するか見極めるのは極めて難しいようだが、雨は毎年どこかで必ず被害が発生し、週単位での予測も正確だ。

近年でも、ゲリラ豪雨、台風、毎年何度も被害を経験している、「今後は・・」とか「これを教訓に・・」と決まり文句ばかりは聞きたくない。

今、被災地のために出来る事・すべきこともあるが、同時に、次の被害を起こさないために出来る事もあるだろう。

 

 

昨日(平成30年7月11日)の、新聞1面のコラム記事で、

無事が確認出来たNPOの理事長さんから、

NPO事務所の浸水が進んでいく写真とともに

朝、直接メールが入りました。

ホッとするとともに、こちらに対する心遣いもあり

逆に申し訳ないように感じました。

 

大変な状況には変わりはありませんが、

地域活動を、NPOさんと共催して行うことは、

より重要性が高まってきたと感じます。

日程や内容は変化しますが、

活動そのものは、予定通り+それ以上 で

進めたいと思います。

 

写真の掲載は勝手で気の毒ですが、

状況と心情をお察しできると感じます。

その上でこれからどうするか・・

 

 

 

 

 

 

七夕の7日(土曜日)、8日(日曜日)

ツィッターやフェイスブックで流れてくる、

ニュースを見続け、知人に関する情報をつかもうとした。

10年くらい前から知り合いのNPOの理事長さん(女性)とご家族、

NPOの事務所も、ご自宅も被害を受けたのだろう

NPOも活動出来なくなるかも・・

安否は分からない中、ネガティブな思いが膨らんだ。

 

・・むやみに現地に行っても

それは野次馬でしかない。

10日朝になると、なぜだか、その理事長さんが

いつもの笑顔で頑張っておられるに違いないと思うようになった。

その笑顔は、多くの経験をしてきたから出せるものだと感じていた。

またその理事長さんと再び動き始める時のため、

自分がすべきことを準備しておこう。そう思った。

 

昨日の地元紙1面のコラムに、

その理事長さんの今の様子が掲載されていた。

暑い中、「このままでは終われない」と言われたそうだ。

想像通りだった。

こちらの準備もよりきちんとしておこう。

ようやく、他の先生方にも発信できる。

 

7月10日の真備町の様子。(NPO事務所もこの辺)

 

△写真は朝日新聞ニュースより