ソフィ法務事務所 知的資産経営(新しい時代へ)

ソフィ法務事務所 知的資産経営(新しい時代へ)

 知的資産経営は「強みを生かす経営」と言われますが、大災害・世界的な感染症の後など、新しい世界で基板となるもの、それが組織・個人が持つ知的資産です。

 

6年ほど前から、岡山県行政書士会が行う法教育に関わってきました。

私の考えは、「法律の教育」ではなく子供たちが悪いビジネスの被害者にも加害者にもならないよう、「巻き込まれやすい犯罪を知ってもらう」ことに主眼をおいてきました。

多くの中高生に知ってもらいたいと思いますが、実際に出前授業を受けて頂けた生徒数は毎年約150名程度。

授業や学校行事も多い中、出来る機会は限られます。

一方で、他県で専門家の電話相談の事例があっても、月~金の9時から17時で一週間だけなど、専門家が出来る社会貢献も予算や時間に限りがあります。

そこで、多くの生徒さんが持っているスマホを使って、24時間疑問に応えるチャットボットを作りたいと考え、ラインと独自プログラムを組み合わせたものを、今年夏に完成しました。

当然、利用者に特別な負担はかかりません。

トラブルに巻き込まれないための、ちょっとした知識や事例をピンポイントで学び、それぞれの目指す進路に真っ直ぐ、明るく進む一助になればと願っています。

なお応答内容は、出前授業で取り上げ説明した内容の他、最近の報道される事件記事などから、文字データをテキスト分析したものを加えながら、充実を図っていきます。

年末の高校三年生に対する出前授業の際に、上記チラシを配布していただきましたので、ここに掲載します。

 

 

 

コロナ禍で始まったプロ野球ペナントレースも、いよいよ終わりが近づいた。

 

その一方で、プロ野球ドラフト会議が先月末に開催され、多くの魅力的な新しい選手が入団に向けて動き出している。逆に、ファンに愛された選手、ケガなどで素質が開花せず球団を去る選手も多い。


ドラフト上位入団だからといって、活躍が保証されるものは何も無い。調査⇒スカウト⇒育成⇒起用のそれぞれで、出会いや運も大きく影響する。


スカウトに「目利き力」が無かったのか、その後が悪かったのかは分かりにくい。あるベテランスカウトによると、「入団した選手が活躍するかどうかは結局分からない。」という事らしい。

金融庁は4日、不動産担保や経営者の個人保証に偏った融資慣行を見直し、企業の技術や顧客基盤など無形資産を一括で担保にできる制度づくりをめざす金融改革の議論を始めた。

ただ、無形資産をどう評価するか、事業全体の価値に包括的に担保権を設定するためには、銀行の「目利き力」が問われる。企業の経営を改善する「支援力」を高める必要もあるという。

物的担保や人的保証に偏らない、無形資産を見極める融資の必要性は、何年も前から金融庁が唱えてきたことだが、コロナ禍の中、地域経済の再生に向け、さらに動き出すのだろう。

目に見えにくい資産、将来の可能性を元にした融資は、その相手先の選定はかなり難しいと私自身が体験してきた。


「可能性」はプラスにもマイナスにもあるから、積極的に融資を行おうとするとマイナスを過小評価し、慎重姿勢を唱える立場からは、大きな魚を逃がすことにもなる。

金融機関内部の事情は知らないが、融資に消極的で大きな魚を逃がした時よりも、融資した先が破綻する方が、金融期間内ではマイナスに評価されるのだろうか。

プロ野球ドラフト会議でも、下位の選手が日本を代表する選手になると、「どの球団でも獲得出来たのに」と「目利き」能力のなさを嘆くことになる。


逆に、期待した選手が活躍しないと「契約金泥棒」などと陰で非難され本人もつらいだろうし、スカウトは責められるのかも知れない。

今回の金融改革では、法務省の意見を踏まえ、2021年に法制審議会(法相の諮問機関)で民法改正を検討する。とあるから、失敗したときの言い訳は出来ることになる。

無形資産を見えにくい資産とするなら、それを見極めるのはやはり困難だが、地域経済の活性化につながることを期待したい。 

 

 

 


 

 

 

かねてより金融庁は、物的担保・人的保証に偏重しない融資姿勢が重要であると地域金融機関を導こうとしていた。

 

コロナ禍にあって、再びこうした動きが出てきたようだ。

 

金融庁は、1月にも、民法の担保制度に関する研究会を立ち上げ、民法を所管する法務省とも協議し、法改正を視野に2021年にも法制審議会での議論に入るという。

 

新聞の表題では、「無形資産」とあるが、本文では、「政府は企業の技術や顧客基盤などの無形資産を事業の価値として評価し、担保にできる新制度を検討する。」とある。

 

顧客基盤などネットワークは、会計上の資産としての無形資産のイメージより、知的資産という言葉の方が良いのでは無いかと感じる。

 

無形資産担保に融資 事業価値を評価」 (2020年10月13日 日経朝刊)

 

法で認められれば、金融機関は動きやすい(手続きを進めやすい)が、現実に、それがどれほどの価値なのかを見極めることは難しい。また、それを価値ありとしても、その事業が順調に成長するかどうかを見極めるのはさらに難しい。

 

ちなみに、2015年に当事務所では、「知的資産経営評価システム」を企画・監修し作成し、公開している。

最近、これを活用したいという打診がある。

 

 

 

 

 

キンドル版の小冊子を販売開始しましたので、お知らせします。


『窮地を救う 山田方谷改革と知的資産』¥100円 Kindle版

はじめに より
 山田方谷(やまだほうこく)は、当時全国で多くの藩がそうであったように、財政難に苦しむ幕末の備中松山藩(現:岡山県高梁市)において、まさに改革といえる取り組みを行い、わずか8年で成功しました。この内容を、単に史実として知るのではなく、この中から、災害や感染症に苦しむ現代社会でも役立つ叡智をつかむことが大切と考えます。
 ここでは、2019年2月に実施した、山田方谷のセミナー資料をもとに、山田方谷の藩政改革の背景や考え方を学び、その叡智を現代の経営や社会問題の解決にどのように役立てるのかということについてご紹介いたします。
 90分程度のセミナーから、パワーポイントの画面や記載を中心に、補足的に文章で構成していますので、短時間でご覧いただけると思います。その中に、何かお役に立つヒントが見つかるとすれば、本書の目的はまさしくそこにあるといえます。
 

対 象 者 
新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年2月~5月のいずれか1か月の売上高が、前年同月比15%以上減少している県内に事業所等を有する中小企業者

対 象 事 業 
①新たな設備導入等による生産性向上に資する取組
②既存設備等のメンテナンス、オーバーホール等による生産性向上に資する取組
③宿泊施設における外観改修、客室の洋式化等の魅力向上に資する取組
④業務の工夫や技術指導などによる生産性・おもてなし向上に資する取組

受 付 期 間 

令和2年5月21日(木)~6月12日(金) ※最終日郵送必着

 

 

災害や感染症など、世の中に不安感が高まり、
日常生活が大きく変化すると、
注意がある事柄に集中してしまい、
結果として他に対する注意力が欠けてきます。


中高生や若い世代の方は、
経験の豊かな大人よりも、動揺しがちでしょう。
そこにつけ込もうとする人も少なくありません。
そんな悪いやつのエサにならないように。

 

「お前、エサになるなよ」 ¥100


高校3年生の鈴木亮(すずきりょう)は同級生の風早恵(かざはやめぐみ)と学校近くで一緒にいる時、偶然、3学年先輩の藤原翔(ふじわらしょう)に出会う。


小学校が同じで、小さい頃からい一緒に遊び、仲が良く、信頼できる先輩、藤原翔に久しぶりに会った鈴木亮はたいへん嬉しくなり、3年生になって、受験勉強も大変になるけれども、楽して短い時間でお金が入るような、いいバイトがないだろうかという相談を持ちかける。


一緒にいた風早恵は、藤原翔とは初対面だが、信頼できる先輩に相談がある様子だ。


藤原翔は、自分が高校生の頃、悪い奴らに引っかかって退学になってしまった同級生がいたため、二人に自分の体験も踏まえて伝えることで、高校生が悪いやつらにだまされて欲しくないと思っている。


そこで、高校生がどんな形で悪いやつらにだまされるのかについて、二人に話を始める。

 

 

 

「非合理の哲学」 ¥100

 

愛媛県新居浜市で約150年の伝統を誇る老舗和菓子メーカーの別子飴本舗では、地域の農産物を活かした商品を企画・開発し、原料の調達から製造販売まで行っている。

その商品はすべての工程を、伝統的な手作業で製造される。

海外から安い商品が大量に流れ込んでくるようになったバブル景気終焉の時代に、瀕死の状態にあったこの老舗を継いだ四代目社長、越智秀司氏は、この時代遅れとも言える、すべての工程の手作りにこだわり会社運営を続け、苦しい時代を経て、約20年で売上高を約5倍に、数種類しかなかった商品数を200種類にも増やした。

なぜ非合理とも言える経営にこだわるのか、彼の地域と経営に対する考え方に迫る。

新書版:本文30ページ

 

小さな子どもと遊んでいると、地面に咲く数ミリの花にも目を留めることに驚きます。それは目の位置が違うので見える世界が異なるからでしょう。時間の流れはどうでしょうか、同じ一日でも、5歳児と50歳代では一日を分子に過去に生きてきた日数を分母にするくらい違うと思います。すると10倍ほども差があります。

 

知的資産を考える時、プラスの資産だけでなくマイナスの資産(リスク)も含めるべきというのが私の考えですが、このプラスの資産とマイナスの資産では、時間軸が異なると言えるのではないかと思います。

 

プラスの資産は、年度、四半期、月次など捉える時間軸は短くなりがちですが、マイナスの場合は何年かに一度生じるリスク(防犯・災害等)を考えることになります。事象が起きないとすればそれはムダな出費ですが、それを適切に行うかどうかで、事象が生じたときに経営(組織)に与える損害が違います。費用対効果で備えると、リスク対策も資産であるというのはそういう理由です。

 

今回のコロナ禍では、国家的単位で、長期の備えと事象が生じてからのトップ・国民の対応の差が、国ごとの被害の違いを生じているように感じます。長い時間軸で対策をしながら、事象が生じると、急に時間軸を変える必用があるところが難しいところです。

 

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関連して、本日(4月26日)の朝日新聞(20面)に掲載の、京都大学人文科学研究所准教授の藤原辰史氏の寄稿から抜粋して掲載します。

 

「・・・現在ニューヨーク市保健局が毎日更新する感染地図は、テレワーク可能な人の職場が集中するマンハッタンの感染率が激減する一方で、在宅勤務不可能な人々が多く住む地区の感染率が増加していることを示している。

 

これが意味するのは在宅勤務が可能な仕事は「弱者」の低賃金労働に支えられることによってしか成立しないという厳粛な事実だ。今の政治が医療現場や生産現場にピントを合わせられないのは、世の仕組みを見つめる眼差しが欠如しているからである。(略)

 

これまで私たちは政治家や経済人から「人文学の貢献は何か見えにくい」と何度も叱られ・・・企業のような緊張感や統率力が足りないと説教も受けた。だが、いま、以上の全ての資質に欠け事態を混乱させているのは、あなたたちだ。

 

長い時間でものを考えないから重要なエビデンスを見落とし、現場を知らないから緊張感に欠け、言葉が軽いから人を統率できない。(以下略)」

 

 

 

下記の予定で、セミナーを開催いたします。

標題:行政書士活用セミナー

    自分と家族の思いを活かす

    事業と資産の承継方法

日時:令和2年2月18日(火)13:30~16:30

場所:岡山商工会議所 4階404会議室

定員:50名(無料)

講師:下村幸喜

 

テーマは、事業承継ですが、単に制度の紹介ではなく、

地域の事業者を取り巻くさまざまな状況の中で、

承継するべき、事業とは何なのか、資産とは何なのか

大小企業の実例を見ながら、考えて見たいと思います。

 

*本当に、久しぶりの投稿になりました。

昨年11月より、

事務所所在地を、倉敷市真備町有井100-15に

移転いたしました。

事務所のある場所は、一昨年7月の西日本豪雨で、救出される模様が何度も放送された、「まび記念病院」のすぐ近くです。

 

 

 

明日、9時からは開所式。

10時にリニューアルオープンです。

倉敷市真備町有井100-15

NPO法人 いちご一会 さん