日時:2006年9月30日

 

コース:御所山荘→落合→層雲峡→大沢小屋→御宝前→船形山→クラビコース→落合→御所山荘

 

         (山形県)

 

 御所山荘から林道終点の落合・分岐まで丹生川右岸沿いのなだらかな道を歩きます。途中、手掘りのトンネルが二ヶ所有りました。当日は層雲峡の大沢小屋見学と船形山頂付近の紅葉を観に行きますので道元峡は歩きません。※御所山荘は数年前(2001)に建て替えられた、有料施設と無料の避難小屋が棟合わせになっている新しい建物です

 

 林道終点の落合はクラビコースと層雲峡コースの分岐で東屋が建っています

 

 落合を下ってくると層雲峡コースの入り口です。ここで靴を履きかえ、いよいよ沢歩きです

 

 層雲峡の遡行です。層雲峡コースは落合で沢は2分され、水量は道元峡より少なくなりますが、沢歩きですので増水時は危険です

 

 始めは右岸沿いに鎖が付いた道が有りますが、右岸、左岸と徒渉し鎖だけの箇所も出てきます

 

 ヘツリ箇所に鎖が有ります

 

 大きな丸い石がゴロゴロしています。カエル石、カスミ石、カカト石、お釜石と名がついていますが良く分かりませんでした

 

 層雲峡コースは、途中、数か所の小滝や釜やヘツリも有る、丹生川を徒渉する沢登りです

 

ゴルジュ・小滝帯は左岸をヘツリます

 

平坦な廊下状は左岸に道が有りました

 

 両岸が切り立った廊下状は左岸を歩きます。増水時は逃げ場のない箇所ですね

 

 ルートといっても鎖もロープもなくペンキ印だけで、通常の高巻きと何ら変わりません

 

沢を徒渉する箇所も多くなってきました

 

 大沢小屋に到着しました。大沢小屋は以前の営林署の造林小屋で、避難小屋として使われ五右衛門風呂が有るので、当時は岳人の憧れの山小屋でした。最近は訪れる登山者は少ないようでだいぶ傷んでいるようです。

 当日は小屋は貸切であるので憧れの五右衛門風呂に入ってみました

 

 大沢小屋を過ぎると沢の形相が変わって来ました。沢の中を歩く事が多くなり、程なくして両岸が圧縮されたゴルジュになり御宝前が近いです

 

 御宝前で沢から離れ、ガレの山道になり一部不明箇所が有りますのでペンキ印を確認しながら登ります。登山道沿いに石碑(右上)も出てきました

 

 御宝前大滝(雄滝)です。大滝は落差40mとも云われています。近くの雌滝は七福神岩脇を水がチョットしか流れていないので気づかないです。※大滝を女滝と云う説も有ります。
 御宝前からのルートはガラガラの枝沢をちょっと登り 斜面をトラバースし尾根に至りますが、 踏み跡不明瞭で道は傾斜がきつく悪いです

 

 尾根道から眺める船形山頂です。御宝前の危険地帯を通過したところで沢シューズから登山靴に履き替えると、尾根道歩きになりました

 

 尾根に出ると対岸に船形山域・山形側の仙台カゴ、白髪山などが見えました

 

 御宝前分岐から眺める船形山方面です。西斜面が見事に紅葉しています。御宝前分岐から紅葉の船形山頂を往復してきます

 

 一面紅葉している船形山頂です。山頂で軽く休憩をした後は、御宝前分岐へ往路を戻り分岐からクラビコースを下ります。グラビコースを歩き下ると林道終点の落合で、そのまま往路の林道を戻りました