日時:2007年4月7日
高畠町の登山道の無い小湯山とスリリングな一念峰を登ります
高畠町の小湯山と一念峰の位置です
小湯山
コース:登山口→大師岩→620P→小湯山→遊歩道→奥ノ院→烏帽子岩→登山口
(山形県)
南側の中里集落から眺めた小湯山です。小湯山はキャンプ場から山腹を周回する遊歩道が有りますが、山頂への登山道は有りません。当日は雪と藪を歩き道の無い山頂に行きます
西側から眺める小湯山の奥ノ院方面です。登山口からは小湯山の山頂は見えません
登山口のキャンプ場に有る小湯山の説明板です。
※古く中世には修験の山、近世には神仏習合の庶民信仰とされてきた。全岩凝灰岩による山肌は、長い間の風化や浸食で奇岩怪岩を形成し、478体の石神や石仏が安置されている
キャンプ場に有る「史跡 小湯山石神石佛」の石碑です
登山口から東側の遊歩道に入り、反時計回りに歩くと「石仏安置箇所→」という案内標識が有りました
最初の岩窟を覗いてみます
「石仏安置箇所」です。凝灰岩の岩穴に多数の石仏が安置されています
遊歩道に戻り、先へ進むと石仏が次々に出て来ました
大師岩です。地理院地図の大師岩の位置とかなりずれています
大師岩付近から眺める見晴岩~奥ノ院(二見ヶ浦)方面です
周回する遊歩道は、さらに舞茸岩を経て、尾根の下をトラバースして行きます。付近は岩壁がハングした屋根状になっていて石仏が沢山鎮座しています
奥ノ院手前の遊歩道から離れ、小湯山へ急斜面を登ります
小湯山へは岩穴を潜り行きます(下山時撮影)。奥の院の手前の遊歩道から上(尾根)に登る踏み跡を辿り、この岩穴を抜けて尾根に取り付きます
620mPへは薄い踏み跡が続いていました
岩尾根を登ります
620m峰付近から眺める小湯山と740m小ピークです。この先、藪と岩の道ですが残雪も有るので雪の上を歩けます
岩と藪の尾根を登ります。尾根上の740m小ピークまでは微かな踏み跡が有りました
山頂手前の尾根道です。雪が多くなって来ました
小湯山の三角点(800m)山頂ですが展望は有りません。山頂で軽く休憩をした後は、遊歩道まで藪道の往路を戻ります
山頂付近で眺める東側の蔵王連峰方面です
往路を戻ります
遊歩道へ急斜面の往路を下ります。遊歩道に戻ってからは「奥ノ院」方面へ行きます
遊歩道上部に鎮座している二見ヶ浦の鳥居です。鳥居へは石を削って造った階段が続いています。鳥居の先の左側が「奥の院」となっていたので、左の踏み跡に入ると。すぐに岩壁の下に出ましたので戻って来ました
奥ノ院の大岩壁です
見晴岩です。見晴岩から二井宿地区などの集落が見えました
見晴岩から東側を振り返り見ると、舞茸岩や大師岩などの二つの岩場が見えました
登山道では有りませんが、ナイフリッジを越えて烏帽子岩の先端までへ行ってみます
眺めの良い烏帽子岩です。ナイフリッジの岩稜ですので危険です。この後、遊歩道へ戻って来ました
石仏を観ながらキャンプ場・登山口へ戻ります
戻って来た小湯山キャンプ場の遊歩道案内図ですが、色が褪せて判読し難いです。下山後は同じ高畠町の一念峰へ移動します
一念峰
コース:登山口⇔雲岩⇔屏風岩⇔梯子岩⇔一念峰⇔天狗の相撲取岩⇔紙飛ばし岩
(山形県)
山麓から眺める一念峰です
一念峰登山口です。登山口には一念峰の説明板などが有ります。歩いて程なくして一念峰本堂跡地が有ります。その後、徐々に登り道となり奇岩が現れてきます
「雲岩」です。裏側が切り立った岩になっています。その上隣に「機織岩」と続きます
「機織岩」付近の樹間からは山頂方面が見えました。この後も・鋸岩などを見ながら歩きます
「屏風岩 」です。屏風岩の上を歩いてみます
「獅子岩」です
「蛙岩」「幕岩」付近から眺める、一念峰の山頂~天狗の角力取場方面です
「梯子岩」には名の通り鉄橋子と鉄鎖が有りました。途中の太鼓岩や縁結岩を過ぎると「天狗の角力取り岩」の広い場所に着きます
「幕岩」から眺める、絶壁に立つ登山者です。ここから眺めると天狗の角力取岩が頂上に見えますが、その先に「紙飛ばし岩」が有ります
天狗角力取岩の先に有る「紙飛ばし岩」です。この岩の直登は無理なので、この岩の左側を巻いて地獄岩・天狗岩経由で山頂へ行きます
地獄岩・天狗岩経由で山頂へ行きます。北側に回ると南側には紙飛ばし岩、北側には天狗岩と表示されています。
「紙飛ばし岩」の頂点への登りです。南側の紙飛ばしの取付きには、シーズンには鎖が付けられていますが、当日は鎖が外されていました
「紙飛ばし岩」の頂点・一念峰(470m)山頂に立つ登山者です。この岩の上からの眺望はすこぶる良いです
「胎内くぐり」です。下山時に天狗角力取岩付近の縁結び岩付近から周回しました。この後往路を戻りました