こんにちは!訪問ありがとうございます。
昔から伝わる、女性の身体性と暮らしの知恵を橋渡し、豊かな暮らし伝えるスペシャリストとして、活動中の竹田祐子です。
今発売中の「クロワッサン9/25特別号」の「着物の時間」のページに
三砂ちづるさんがインタビューされてます。
この記事は、自分にとって、思い入れのある自分の着物を着るというコーナー。
この着物の時間のページだけを切り取った創刊号もあるくらい、人気のページ。
私もこの企画ページが好きで、そのまとめた本を持っていたくらい。
三砂ちづる氏より「クロワッサンの着物の時間の取材を受けることになったから、着物を着せてくれない?」と連絡があった。
クロワッサンという全国紙、自分も大好きな雑誌での取材に関わることも嬉しいのに、
わざわざ熊本から、呼んでくれるという嬉しいお話だったので、お受けしました。
着物は、津田塾大学卒業した教え子が、卒業後に志村ふくみさんのスクールへ通い、
糸から染めて、機織りしたという着物でした。
昨年末に、教え子が作ってくれるという話があり、その着物が、春に出来上がったという話を聞いていた。
その着物に取材のために、初めて袖を通すという・・。
草木染で染めた種類は11色、それを機織りで織ったもの。
ピンクでもいろんな色のピンクがあって、ちょっとずつ違う。
聞いたら、桜の木とかでも、花に色が移る前でなければ、木からピンクの色は
でないという。
その年、その時期、その気温でも色は変わり、もちろん染織した人でも異なる。
その瞬間しかない色を掴まえて、染め、織る・・世界に1枚の着物。
日本の手しごとって素晴らしい。
この着物は「羽衣」という名前がついています。
天女が舞うようなイメージらしく、ピンクでも下の方は紫や緑など入っていて、
落ち着いてる感じです。
笑顔の写真が更に着物を引き立ててますよね〜。
卸したての手織りの着物で、私も緊張してしまいましたが、
ひとつひとつしつけ糸を取りながら、準備することの嬉しさ。
新たな帯に、それに合わせる帯揚と帯紐を決める楽しさ。
いざ、着付け・・手織の着物がこんなに素晴らしいのかと驚きました。
身体にのるってこんな感じ。そして、軽い。たぶん着ていても負担がないくらい。
着ると気持ちいいだろうな〜と思いながら、着付けしました。
着付けは、腰紐1本しか使ってません。補正も胸紐もありません!
でも、美しく着れてるでしょ〜。
三砂さんの身体もゆるんでいるから、更に美しくなるのです。
そして、写真の隅には・・・ 「着付け・竹田祐子」と名前が。
楽しく勉強になった撮影なのに、更に名前を載ること、ありがたく感動です。
ちなみにヘア&メイクもタケダさんでした。
染織したひかりちゃん、ヘアメイクのまどかさん、着付の私と、作品の三砂さんと一緒に。
「着物の時間」のインタビュー記事も素敵です。
三砂さんが言ってます「着物を着るとあとは身体が教えてくれます。」と!
その通りなんですよね。身体に向き合う着付けができてたら特に。
だから、今、着付教室行ってる方も、補正抜いて、紐を減らしてみてほしいな〜。
身体への向かい方が、全く変わります。私がそうでしたから。
私もガチガチに着ていました!でも、変わりました。
それは、着物を身体に添わせるって意識に変えただけなのです。
クロワッサン、よかったら手にとってみてくださいませ〜
ちなみに、撮影場所は、三砂ちづるさんの職場、津田塾大学本館です。
この場所もとても厳かで素敵です。