人生とは何かを計画しているときに起こってしまう別の出来事 | 橋渡し姫  〜人と人、心と身体、身体の知恵の昔と今をつなぐ〜

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生まれた日が1111で橋渡しの日。昔の身体の知恵を今に伝えたい、昔のことを掘り起こすことも、昔と今の橋渡し。昔ながらのお産、排泄(おむつなし育児)、縁側子育て、月経、着物を通じて、身体に向き合い豊かな暮らしを提案します。

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妊娠出産育児のスペシャリストとして、女性の身体に向き合い、豊かな暮らしのお手伝いをしている竹田祐子です。


今日は、私の大好きな言葉の話。
Life is what happens to you,while you are making other plans.
「人生とは何かを計画しているときに起こってしまう別の出来事である」

これは、龍村仁監督の映画
地球交響曲(ガイアシンフォニー)第三番」の写真家星野道夫編に出てくる、
彼の友人であるブッシュパイロット シリアハンターの言葉である。

2000年、その頃、関わっていたガイアネットワーク新宿のメンバーと共に、日本にシリアハンター氏を招待し、講演会を行った。
もう80歳になっていた彼女は、道夫のいた日本へと、そして道夫の友人達に会いたいと、友人のジニーウッドと共に、飛行機で日本にきてくれた。

彼女達は、戦中、戦地に飛行機を運ぶパイロットとして活躍していた。
その後、戦後に、オンボロな飛行機をアラスカに運ぶことになった。そして始めてきたアラスカに惹かれ、そのまま住むことになった。
そのことも、この言葉が生まれたきっかけでもあるだろう。

彼女らは、その頃、80歳という歳でありながら、今を生きていた。
未来がどうかなどと一瞬たりとも煩わないように、今、この瞬間瞬間を生きて行動していた。
そのことは、言葉の一つ一つから伝わってきた。
だからこそ、この言葉に深みがあり、亡くなられた今もみんなの心に今も響いている。

私は、迷う人には、かならずこの言葉を伝え、話してきた。
だけど、このところ、忘れかけていた。
何かしなきゃと自分も迷い人になりそうになっていたというのに。
それを友人の森のはずれの魔女が、この言葉を言って思い出させてくれた。

何かしなきゃとなぜ駆り立てられてたのだろう。
駆り立てられずに生きると決めていたのに。
目の前にある流れを淡々と進もう、それが最初に考えたことと違うことになったとしても、それが運命であり、役割だから。

星野道夫の言葉にこんな言葉がある。
「結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして最後に意味を持つのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがえのないその時間である」
出典:「旅をする木」

役割を全うしてる人達の言葉は、勇気をもらえる。
久しぶりに「地球交響曲第三番」の映画観たくなった。