さそり座のアンタレス食を観る(仙台は大接近)2024年6月20日

 6月20日は月とアンタレスが大接近し、東京から西では「アンタレス食」が観られ、沖縄では月の真ん中を横断するようです。でも仙台など北日本では月の上を通過するだけですが、大接近なので撮影しました。※「さそり座α星アンタレスの食」図はアストロアーツさんより引用

 

 仙台など北日本では、アンタレスは大接近しながら月の上を通過して行きました。もっと早く18:55頃に撮りたかったのですが、日没前で空が明るく、私のコンデジではアンタレスは撮れませんでした。日没(19:04)直後の19:10 に自宅庭で撮影。

 

 上記写真の部分拡大です。日没直後もまだ明るいですが、満月前の13齢月と「赤い巨星」アンタレスが撮れました。この後アンタレスは月から離れて行きます

 

 

日時:2024年6月18日

 

場所:栃木県と福島県

 

 クモイジガバチが咲いていました。※クモイジガバチはミズナラやブナなどの落葉樹の古木の樹幹や枝に着生する、多年性のランです(資料より)。

 和名の「雲居」は、高いなどの意味があり、雲居似我蜂とは、「高い樹上に生える、似我蜂に似たラン」に由来しているそうです

 

 クモイジガバチは名の通り樹上の高い場所に咲く事が多く、見つけにくい植物のようです。※クモイジガバチは草丈は5〜10cmと小型で、卵形の葉が2枚付いて、光沢有る葉面に縦じわが有ります(資料より)

 

 クモイジガバチは、東北地方から九州に分布するが自生地は極めて局所的で数も非常に少ない花です(資料より)。私はクモイジガバチを観るのは初めてですが、今回1回目の、しかも30分での探索で出会えて超ラッキーでした。なお、離れている花などのコンデジのズーム撮影ですが、何時もピントが合わないので苦慮しています

 

 クモイジガバチの花は紫褐色で、唇弁は先端が広がり白色の平行脈が有るので、フガクスズムシソウとヒメスズムシソウを混ぜ合わせたような花と、勝手に思ってしまいました。この後、周辺を探索した後は、福島県へ移動します

 

 

福島県の山

 福島県の山にシテンクモキリが咲いていました。※シテンクモキリは2008年3月、新種として分類された新しい種です。葉の縁が細かく波打つ葉はクモキリソウそっくりですが、唇弁の中央の溝の背面が黒っぽく(紫点)なっています

 

 シテンクモキリ(紫点雲切)のアップです。※クモキリソウ、フガクスズムシソウなどに似るが、唇弁は緑色で中央の溝に「紫点」が有るのが名の由来です(資料より)

 

 シテンクモキリです。※本州の中部地方以北に分布し、山地のやや湿った明るい落葉広葉樹林下などに生えるラン科の花で草丈は15~20cm程度。クモキリソウに似た緑色の花を茎上部に4~14個付けますが、花も地味で目立つ植物ではありません(資料より)

 

 他の草を分けて見ると、シテンクモキリが纏まって咲いていました。よく見ると全部で20株くらいは確認できました
 

上記写真の一部の拡大です。これから次々と咲くようですね

 

ベニバナイチヤクソウです

 

 アオチドリです。ランの中では、地味な部類に入りそうですね。※アオチドリは山地の樹林下や草地に生える多年草。草丈は20㎝~40㎝ほどの茎は直立し、長楕円形の葉が3~5個互生する。等間隔に柄のある花を数個~10数個付ける(資料より)

 

 アオチドリのアップです。※唇弁は大きく先端で3裂するが中裂片は微小でほとんど2裂しているように見える。唇弁は紫褐色のものと緑色のものがある(資料より)

 

 コフタバランです。亜高山帯の針葉樹林下に生えます。低山の樹林下に生えるヒメフタバランより小さなランです

 

コフタバランのアップです