日時:2024年5月21日

 

場所:宮城県と山形県の山

 

宮城県の山の花

 カザグルマです。和名は花の形を玩具の風車(かざぐるま)に見立てたものですが、私はカザグルマと言うと、いまでも水戸黄門の風車の弥七(中谷一郎さん)を思い出してしまいます。古いですね~

 

 カザグルマは花弁が8枚で、大きな10cm前後の白い花を咲かせるツル植物です。花びらに見えるのは「愕」だそうです。近縁のテッセンは中国原産で花びらは6枚。またクレマチスは園芸品種とのこと

 

ナルコユリです

 

 ワニグチソウが咲いていました。ワニグチソウは垂れ下がる花柄の先に半開した2個の包葉がつき、その内側に淡緑色の花が1~2個付きます

 

 花を1個だけ付けたワニグチソウです。花を3個を付けたものが有るのか探しましたが有りませんでした

 

クワガタソウ?はまだ蕾ですが、間もなく開花しますね

 

初夏の花・ニッコウキスゲが咲き出していました

 

 ヒトツボクロが咲き出していました。宮城県の山(森)を散策した後は、山形県へ移動します

 

山形県の山の花

 当日見た、山形県の山に咲くナルコユリです。この時期は何処の山でもナルコユリが咲いていますね

 

 トケンランがもう咲いていました。トケンランは草丈は30〜40cm位で、コケイランより遅く咲くと言われていますが、コケイランと咲き競うように咲いていました。今年は開花が早いですね。当日、この山でトケンランを4ヶ所で観ました

 

 トケンランの上部のアップです。コケイランより大きい花ですが、色合いが保護色のようで遠目では見つけ難いです

 

ナツトウダイです。間もなく実を付けます

 

2ヶ所目で観たトケンランは3本纏まって咲いていました 

 

 ここ2ヶ所目のトケンランは殆ど花が開いています。※トケンランは6〜12個の花を全方位にまばらに横向きに付けます

 

 トケンランのアップです。※和名の杜鵑蘭の由来は、花の赤い斑点を、鳥のホトトギス(杜鵑:音読みでトケン)の胸から腹部にかけてある、斑紋に見立てたものだそうです。※夏に咲くホトトギスも赤い斑点が有りますね

 

離れて一本だけ咲いているトケンランです

 

 デワノタツナミソウも咲き始めていました。タツナミソウに有る花冠の下唇に紫色の斑点が無いので、デワノタツナミソウは綺麗な色をしていますね

 

 コケイランです。コケイランは所々に多く咲いていて丁度見頃でしたが、終盤の花も有りました

 

 3ヶ所目で観たトケンランは咲き始めたばかりで蕾が多いですね。5本纏まって咲いてる箇所と4本纏まって咲いている箇所が有りました

 

 開花していたトケンランのアップです。花の開き方がキンセイランと似ていますね

 

4ヶ所目の離れて咲いていたトケンランは上まで開花していました

 

 水辺にチョウジソウが咲いていました。初夏に咲くチョウジソウは淡い青紫の星型の魅惑的な花ですが、毒が有ります。※また園芸によく使われるのは北アメリカ原産のホソバチョウジソウで葉がもっと細いです。

 当日は6月上旬に見る予定していた花々でしたが、早く観に来て良かったです