日時:2024年4月5日

 

コース:鳥海山山麓の奥山林道と高館山~八森山

 

手代奥山林道

コース:升田集落⇔奥山林道起点⇔熊沢川橋⇔日向川砂防堤・河原⇔手代奥山林道

 

         (山形県)

 

 升田集落から眺める、早朝の鳥海山と伐透山(キリスカシ)です。今年も高館山の雪割草とギフチョウを観に来たのですが、雪割草などが開きギフチョウが舞うまで時間が有るので、その前に鳥海山を眺めに日向川左岸沿いの雪の奥山林道を歩き、伐透山の北側まで行ってみます

 

 升田集落先の奥山林道には昨年は2月の伐透山登山などで度々来ていますが、今年は雪が少ないです。いつもは林道入口から雪道ですが、「熊沢川」に架かる橋まで車で入れました

 

 日向川の支流「熊沢川」に架かる橋を渡ると、奥山林道(左・白)と熊沢川砂防ダム(右・黄色)への分岐です。ここまで車で入れました。今回は奥山林道へ行きます。※手代奥山林道は秋田と山形を結ぶ林道で、山形側部分は奥山林道と言われています

 

 「熊沢川」に架かる橋を過ぎると、奥山林道は伐透山側からのデブリ跡の連続の道になりました。当日朝は放射冷却しなかったのか雪が柔らかめでした

 

 鳥海山を観ながら日向川左岸沿いの奥山林道を歩きますが、今年の林道は雪が少なく道の路肩側が溶けています

 

 林道が植林帯に入る手前から、林道を離れ日向川の河原・砂防堤へ下り河原を歩きます

 

 日向川の河原歩きです。河原は広く、正面に鳥海山を見ながら左岸側を歩きます

 

 赤木川出合下流の堰堤手前から上がった林道は、植林帯が終わった所で展望が有ります。この後、暫く林道を進むとゲートが有り埋もれていました。雪解け後も通行止めなのでしょうか?

 

 この先の奥山林道は平坦な雪道が続きますが、徐々に鳥海山見えなくなってきます

 

「1028い」の標識を過ぎた処から再び日向川に下ります

 

 鹿ノ俣川(左)と日向川(右)の出合です。鹿ノ俣川の上流に鶴間池などが有ります

 

 鹿ノ俣川出合付近から下流側を振り返り見ると、伐透山と日向川に架かる吊橋が見えます。奥山林道は鹿ノ俣川出合を過ぎると、伐透山北西面からのデブリ跡の連続の道になりましたので、頃合いを見て、周辺を散策した後は往路を戻りました。下山後はギフチョウを観に高館山へ移動します

 

林道歩きの帰路に観た、中型猛禽類のサシバです

 

 帰路に観た鳥海山外輪とサシバです。鳥海山の地肌が出るのが今年は早いようですね。サシバをズームで見てみます

 

 サシバは繁殖のため春に来る中型猛禽類です。背景は鳥海山外輪の行者岳です

 

 

 

高館山~八森山を周回

コース:大山公園P→瀬ヶ沢コース→大沢コース→高館山→八森山→大山公園P

 

イメージ 28

    (山形県)

 

 大山公園の下池から眺めた八森山(左)と高館山(右)です。高館山には幾つもの電波塔などが建っていますね。今年も雪割草とギフチョウを観に高館山~八森山と周回します

 

 下池の散策路沿いに咲く白花でスタンダードの雪割草(オオミスミソウ)です。この時期の高館山は人気の山のようで多くの方が花を観に来ています

 

 下池畔の散策路沿いに咲くピンク色の雪割草です。高館山の雪割草は他の地域より早く観れるので、今年も楽しみにしていました

 

 ルリソウも咲き出していました。他にもアズマイチゲ、イワウチワ、カタクリなど早春の花が一斉に咲き出しています

 

 下池畔の道脇に春の女神・ギフチョウが運よく止まってくれました。今年初めて観るギフチョウです。今回の目的の一つでしたのでラッキーです。このギフチョウは、良く見ると二列目の黄色線の先がU型になっています

 

 イワウチワで吸蜜しているギフチョウです。※ギフチョウは主に日本海側に生息し東北の太平洋側では観れません

 

 イワウチワで吸蜜しているギフチョウです。背後正面から観ても夢中で吸蜜しています

 

 カタクリで吸蜜しているギフチョウなので、ギフチョウが羽根を広げるまで静かに待ちましたが、散策者が近づき逃げられてしまいました

 

 瀬ヶ沢コースに多く咲くニリンソウです。他にもエンゴサク、カタバミ、スミレなど沢山の春の花が咲き出しています。瀬ヶ沢コースから、下沼散策路を歩き大沢コースを登ります

 

 山頂手前の電波塔前を舞うのはミツバチでは有りません。ギフチョウです

 

 高館山(273m)山頂に有る珍しい天測点です。三角点は付近のマンホールの中に有り露出していません。この後、新奥の細道コースを経て八森山へ行きます。なお天測点は東北各県に一ヶ所ずつ有ります。※東北の天測点・青森(高山)・秋田(三森山)・岩手(和更比山)・山形(高館山)・宮城(箟岳)・福島(高籏山)です

 

 新奥の細道コースを下ります。新奥の細道脇はエンレイソウ、カタクリ、キクザキイチゲなどが咲き続く春の花のフラワーロードです

 

新奥の細道コース脇のカタクリで吸蜜するギフチョウです

 

 岩倉コース分岐から八森山へは、案内板などは一切有りませんが道はハッキリしていて、ギフチョウが舞っていました。このギフチョウは、良く見ると二列目の黄色線の先がO型になっています。一匹一匹模様が違うようですね

 

 八森山への日当たりの良い尾根道にはカタクリ、雪割草が開いて、またギフチョウが飛んでいました。本当に雪割草の内オオミスミソウは見応えがありますね

 

 八森山(220m)山頂です。遠くの山は高館山です。※山頂の私製の山名板には234mと記入されていますが、地理院地図の等高線では220mラインになっています

 

八森山からの下り道に咲く、ピンクのイワウチワの群生です

 

 下池畔から城山コースへの道脇に咲く青系の雪割草です。※雪割草のオオミスミソウは変種が多いようですね

 

 大山公園から眺める、下池と遠くは午前に歩いた鳥海山(山麓)方面です。今回は見頃の雪割草(オオミスミソウ)と多くのギフチョウが観られてラッキーでした