早くも咲き出していたレンゲショウマです

日時:2023年8月9日

 

場所:宮城県内の・・・森と・・・山

 

 ゲンノショウコ(現の証拠)の終盤の花と実と、咲き出したばかりの花(白枠)です。フウロと似ていますね

 

 ユウゲショウ(夕化粧)です。名の由来は「夕方から咲く」からと言われていますが、当日は午前中から咲いていました。※ 帰化植物です

 

マツカゼソウです。宮城県が北限と言われています

 

 ナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)も宮城県が北限と言われています

 

 今回お目当てのナツエビネ?です。宮城県内のナツエビネは8月中旬に咲き出すそうなので、早いと思いながら来てみました。近づき見ると、一花だけ付けたようで、既に開花が終わったのでしょうか?、それとも今年の高温障害で?茎や花が腐り黒ずんだのでしょうか?。楽しみにしていたので残念です

 

ヤブランの花です

 

これから咲き出すギボウシです

 

ハンショウヅルの実です

 

夏の花・ヤマジノホトトギスです

 

キツリフネも咲き出しています

 

 モンキアゲハが草に止まりましたが、上側(前翅の表)が閉じられ、下羽根(後翅)の白い紋が見えなくなりました。大型のクロアゲハ類のモンキアゲハは本州最大級の蝶のようです。※モンキアゲハの生育場所が最近北上しているそうで、宮城県では仙台の大学で2009年に初めて採取されたそうです(宮城県HPなど)

 

 

移動した山で観たフシグロセンノウです

 

咲き残っていたソバナ類です

 

アオヤギソウが咲き続いています

 

白いキキョウが咲いていました

 

 自然豊かな低山に咲くレンゲショウマです。今年はどの花も開花が早いので、もしかしたら咲いているのではと思い来てみました。ここのレンゲショウマは木漏れ日が差す樹林の中に小群生しています

 

 例年より早く開花したようですね。私は、今年初めてのレンゲショウマの観賞です。当日はまだ一枝に数花しかなく蕾がほとんどで、これから次々と咲き一週間後頃が見頃になると思いますので楽しみですね

 

 レンゲショウマを下から観ていますが、虫が多く飛んでおり、ゆっくりと観賞できません。この時期の低山での、希少種の花の観賞は蒸し暑く、またアブ、蚊などの虫が多いので大変です。やはり夏は虫の少ない高い山で、高山植物の観賞が良いかもしれませんね

 

 「森の妖精」?と云われているレンゲショウマは宮城県では希少種ですが、比較的出会えることが多い花のようで、私は県内では12ヶ所以上で観ています。特に太平洋側の鬱蒼とした低山では、出会える機会の少なくない花ではないかと感じています