日時:2023年7月24日
コース:河原ノ坊⇔小田越⇔剣ヶ峰分岐⇔早池峰⇔あきらケルン
(岩手県)
南側(遠野側)の高原から眺める薬師岳~早池峰です(下山後撮影)。11日前(7.13)に早池峰に花を見に来ていましたが、気になる花が開花していなかったので、再度、早池峰に花を見に来ました
小田越の登山口です。登山口に山頂避難小屋改修工事の説明版が有りました。
※岩手県は老朽化が進んだ山頂避難小屋を改修するそうで、7月21日から工事が完了する9月8日まで避難小屋は基本的に利用できなくなります。それに避難小屋周辺は作業場として利用するため工事関係者以外立ち入り禁止になります(迂回して岳方面への通行は可能)。 またヘリコプターによる資材輸送をする7月28、29日、8月31日は、危険防止のため山頂周辺が立ち入り禁止になるそうです
小田越登山口から一合目まで展望の無い山道になりますが、登山道沿いにアリドオシランが咲いていました。小さく白い花なので私のカメラでのオート撮影では上手く撮れません
展望の無い登山道脇にコイチヨウランも咲いていました。小一葉欄と書きますが、イチヨウラン(一葉蘭)とは別種だそうです
小田越コース一合目から眺める三合目方面です。一合目に出ると展望が開けた登山道になりますが、当日は梅雨も明け、学校も夏休みになり、また予報が晴れなので早朝から登山者が多いです
登山道脇に咲くクルマユリです
今年初めて観たお目当ての花・咲き始めのミヤマアケボノソウです。ミヤマアケボノソウは蕾の内から色が黒く、先が尖がっている独特の形をしています
早池峰の固有種のナンブトウウチソウも咲き出していました。背景は薬師岳です
三合目付近の登山道脇にはホタルサイコ、カトウハコベ、タカネサギソウなどが咲き続きます
一合目付近から咲き続いていたキンロバイです
五合目付近から眺める山頂~8合目方面です
五合目付近で振り返り見る、サマニヨモギと薬師岳です
五合目付近のチシマフウロです
五合目を過ぎると、この時期の登山道脇には、チシマフウロ、サマニヨモギ、タカネナデシコ、イブキジャコウソウ、タカネサギソウなど、多くの花が咲き続いていました
6合目付近から眺める西側の鶏頭山方面です。遠くに焼石連峰、鳥海山、和賀山塊(真昼山地)が見えますので、鳥海山をズームで見てみます
7合目の登りで眺める早池峰の山頂方面です
8合目付近で振り返り見る薬師岳と小田越です。遠野盆地は雲海の下ですが、遠野三山の六角牛山と石上山が顔を出しています
11日前(7.13)に来た時は、赤い花が多かった早池峰山頂手前のお花畑(御田植場)は、白い花が多くなっていました
早池峰山頂手前のお花畑(御田植場)に咲くタカネヤハズハハコです
お花畑のヨツバシオガマとホシガラスです
コバイケイソウの群落と北東側の山々(堺ノ神岳~峠ノ神山など)です。コバイケイソウは今年は開花が少ないはずですが、山頂直下では、予想外にまとまって咲いていました
カンチコウゾリナ咲く山頂手前から振り返り見る、お花畑(御田植場)と早池峰剣ヶ峰と9合目方面です
※当日(7.24)工事関係者が重い資材を背負い登って来ましたが、仮囲いされる前だったので山頂写真が撮れました
早池峰山頂付近に咲いているミヤマアケボノソウと北西側の岩手山と姫神山です
山頂からズームで眺めた岩手山です
山頂から眺める鶏頭山への縦走路方面です。遠くの雲海上に浮ぶ鳥海山、和賀山塊を見ながら、あきらケルン付近のお花畑まで行って戻って来ます
岩の影に開花したばかりのチシマゼキショウが有りました
咲き始めのミヤマアケボノソウです。私はこれで震災の年から毎年観に来ていますので、13年連続のアケボノソウの鑑賞となりました
縦走路にもホシガラスが飛んでいました。早池峰はホシガラスとの出会いが多い山ですね
縦走路のお花畑から眺める、岩手山と姫神山です
咲き始めていたチシマギキョウです。当日二つ目のお目当ての花です
チシマギキョウです。早池峰でチシマギキョウを見るのは鶏頭山へ縦走した時以来7年振りです
あきらケルン付近から振り返り見る早池峰の山頂方面です。周辺を散策した後は往路を戻りました
「水鳥の羽毛」みたいな変わった雲ですね
当日観たチシマツガザクラ
チシマツガザクラです。北海道と早池峰と八甲田山にだけ咲くそうです。小さな花なので気をつけて見ないと気づかないです。※私は2018、19年と北海道赤岳に蝶を見に行った時に見ている花ですが、やはり本州のチシマツガザクラを見たくて早池峰に来ました
チシマツガザクラのアップです。※チシマツガザクラは他の「ツガザクラ」の仲間とは花が全く違う4弁花を咲かせます。ツガザクラ属ではなく、チシマツガザクラ属という独立属で、一属一種です(資料より)