日時:2023年5月26日
 
コース:門前→五社堂→毛無山→本山→真山→真山神社→真山バス停⇒門前バス停
 
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              (秋田県)
 
 男鹿半島入口で、巨大(15m)なナマハゲに歓迎されました。ナマハゲは2018年にユネスコ無形文化遺産になった男鹿を代表する守護神です。ナマハゲの後ろに寒風山が見え、その左側に今回歩く男鹿三山が有ります
 
 男鹿市街から門前五社堂へ向かうと、鵜ノ崎海岸の南側に鳥海山が見えました
 
 「日本の渚百選」に選ばれた鵜ノ崎海岸から眺める今回歩く男鹿三山の毛無山です
 
 途中立ち寄った「ゴジラ岩」です。下山後に夕陽を浴びるゴジラ岩を見たかったのですが、当日の午後の天気予報が晴れから雨に変わったので登山前に見ました。私はゴジラ岩の鑑賞は2006年以来2回目です、その時も男鹿三山を縦走した後でした。当時のゴジラ岩はそんなに有名ではなかったのですが、現在は道路標識にも「ゴジラ岩」と案内されています
 
 北側の道路から鳥海山と「ゴジラ岩」を一緒に撮ると、ゴジラ岩の背中を観るようになり、鳥海山に向かって吠えているようでした
 
 赤神神社拝殿脇が「お山かけ」コース入口の男鹿三山縦走登山口です。「お山かけ」コースは赤神山古道とも云われています。今回はバス時刻の関係で、門前に駐車して、下山した真山側からバスを乗り継ぎここへ戻って来ます
 
 ナマハゲが造ったと云われる999段の石段です、登り始めの階段脇にオドリコソウなどが咲いていました
 
 999段の石段を登ると、ナマハゲの棲家の五社堂が有りました。五社堂を過ぎると石段は終わり登山道になりました
 
 登山道脇に終盤のユウシュンランが有りました。登山道は展望の無い「お山かけ」コース(赤神山古道)を歩きますが、道脇にはウゴツクバネウツギ、足元にはクルマムグラ、クルマバソウ、コンロンソウなどが咲き続いています
 
登山道の中にササバギンランが咲いていました

 

 私は初めて観たデワノタツナミソウがポツポツと咲き出しいました。今年は開花が早いようでラッキーです
 
 「お山かけ」コース(赤神山古道)は熊野三山詣でを模したと云われ、要所に「本山大峯道」の石碑や石仏が有ります
 
 コケイランが咲き続いています。唇弁に斑点が無いコケイランが多く有りました
 
 歩き易い登山道の屈曲点に道標が有ります。ここを過ぎると程なくして、登山道脇に保護柵・ロープが設置され監視小屋の車道まで続きます
 
 登山道は毛無山付近で、車道へアクセス出来るので「赤神神社中宮」へ参詣して来ます
 
 毛無山(677m)付近の赤神神社中宮です。参拝した後は登山道へ戻ります
 
 毛無山西側の登山道付近で、フッキソウの群生地が続きます。まだ花が残っていたフッキソウも有りました。また足元にはニシキゴロモ、ナツトウダイなどが咲いています
 
オオサクラソウの群生地です
 
ここのオオサクラソウはロープが張って有り登山道から眺めます
 
 見事なオオサクラソウです。この時期、男鹿三山と言えばオオサクラソウと言うくらい有名で人気の有る花で、毎年、地元主催で「男鹿三山・新緑とオオサクラソウ観察会」が行われています
 

 毛無山西側の登山道脇の眺望地から、男鹿半島西海岸(桜島・加茂青砂の港)を見下ろします。この後も展望の無い道を歩きます

 
 登山道は一旦車道を横断します。高山植物の監視小屋が有り、この時期は監視人が常駐しているようです
 
 登山道の車道横断ヶ所には案内板が有ります。本山方面へも整備された登山道が続きます
 
 赤神神社奥宮へは再び車道に出て、急坂を登ります。なお本山へは奥宮へ行かず、このまま車道を歩き登ると本山(715m)の一等三角点の山頂へ行けます
 
 赤神神社奥宮への登りで振り返り見る、毛無山・赤神神社中宮方面です
 
 本山直下に鎮座している赤神神社奥宮です。2006年に来た時は奥宮から本山山頂へ直接ヤブを歩けたのですが、今はヤブが濃く行けませんでした
 
 赤神神社奥宮脇に「お山かけ 大峰道」と「→キントリ坂 真山神社」の立派な道標が有りますが、キントリ坂はH26から通行止めになっているようです
 
本山からの下りは、ヤブ急斜面のキントリ坂を下りました
 
 本山と真山のコルのフタツアイです。H26からキントリ坂は通行止めと書かれた看板が有ります
 
 登山道脇にデワノタツナミソウが咲き始めていますが、6月中旬が見頃で、群生になったデワノタツナミソウは波が立った大海原のようになるそうです
 
真山(567m)山頂は樹木に囲まれて展望は有りません
 
 タチカメバソウが真山コースに咲き続いています。葉が亀の甲羅に似ているので名が付いています
 
 真山神社奥御殿です。2006年に来た時は平屋の古い奥御殿でしたが、その後(2008?)建て替えされた立派な奥御殿は展望台になっているので上がってみます
 
 真山神社奥御殿の展望台からは、寒風山、森吉山、太平山と八郎潟などと「日本一低い山・大潟富士」方面が見えました。奥御殿前で展望を楽しみ休憩をした後は、真山神社へ下りますが、途中急坂が有ります
 
ヤブの中に咲いていたサルメンエビネです
 
ヤブの中に咲いていたサルメンエビネです
 
ヤブの中に咲いていたヤマシャクヤクです
 
中腹に鎮座している真山神社五社殿です
 
真山神社五社殿からの登山道(参道)は杉木立に囲まれています
 
 真山側登山口の、ナマハゲを奉る真山神社に下山しました。バス時刻まで時間が有るので「チョウセンキバナアツモリソウ」「真山の万体仏」などに立ち寄りながら真山集落のバス停まで歩き下り、バスを乗り継ぎ男鹿駅経由で門前へ戻りました。ちなみにバス料金は一路線200円で計400円でした。※真山神社前から男鹿駅まで直行する「なまはげシャトル」タクシーが有るのですが、前日まで予約が必要とのことなので予定には入れませでした
 
 
今回鑑賞目的の男鹿の花々
 当日見たイチヨウランです。イチヨウランの他の写真は次回の記事に載せます
 
 当日見たチョウセンキバナアツモリソウです。チョウセンキバナアツモリソウの他の写真は次回の記事に載せます
 
 今回見たスズムシソウです。スズムシソウの他の写真は次回の記事に載せます