日時:2021年6月30日

 

コース:出羽三山の羽黒山(移動)月山往復(移動)湯殿山

 

 

羽黒山(三神合祭殿)

 出羽三山の表玄関とされている、羽黒山(標高414m)に鎮座している三神合祭殿です。羽黒山へは先々週(6.15)以来の再訪です。

 今年は「丑歳御縁年」ですので、ご利益を得る為?に羽黒山~月山~湯殿山と、一日で出羽三山を巡りますが、有料道路を利用するなどした車での移動なので、キセル三山参拝のようになってしまいます

 

 羽黒山有料道路から眺める月山です。この後、車で月山八合目駐車場まで移動します


 

月山の山頂へ  

コース:八合目駐車場⇔弥陀ヶ原⇔九合目仏生池⇔月山(山頂神社)

 

(山形県)

 

 スカイライン8合目の弥陀ヶ原湿原入口です。遠くに朝日連峰の北部の山々までが見えました。今年もクロユリを観に月山山頂を往復して来て、下山後に弥陀ヶ原を散策します

 

 弥陀ヶ原に咲き続くコバイケイソウです。今年は何処の山もコバイケイソウの開花年のようで、月山も登山道脇に咲き続いていました

 

弥陀ヶ原に咲くトキソウです

 

弥陀ヶ原に早くもハクサンフウロが数輪咲いています

 

キンコウカが数日で咲き出しそうです

 

弥陀ヶ原に咲き出したヨツバシオガマです。これからが見頃です

 

月山への無量坂付近の登山道です

 

 無量坂付近の登山道に咲くウズラバハクサンチドリです。なぜかこの花は月山では多く観ることが出来ますね

 

無量坂付近から眺める月山とオモワシ山方面です

 

 雪解け後に咲きだしたミツバノバイカオウレン(三葉の梅花黄蓮)です。コシジオウレンとも言われています

 

登山道に咲くウサギギクです

 

 ヒロバヒメイチゲ(エゾイチゲ)がまだ咲き残っていました。本州では月山のみに咲いていると言われていますので、楽しみにしていた花の一つです

 

ミヤマシオガマが多くなってきました

 

 9合目仏生池への道に咲くアオノツガザクラです。アオノツガザクラは本日、一つ目のツガザクラ種です

 

 9合目仏生池に建つ仏生池小屋とオモワシ山です。正面のオモワシ山の名は、間違って月山と思ってしまうのでオモワシ山となったそうです

 

登山道沿いにコバイケイソウの群生が続きます

 

 法螺貝を吹きながら歩く修行僧?さんと前後して歩きましたので、要所々で法螺貝を聞きました

 

 弥陀ヶ原コースの雪渓です。残雪脇に咲き始めのチングルマ、ヒナザクラなどが観られます。頭上に月山神社小屋などが見えてきました
 

 ミヤマウスユキソウ咲く月山の三角点(1980m)山頂から眺める、牛首~姥ヶ岳と湯殿山方面です。ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)は飯豊から秋田駒ヶ岳にかけて七ツの山にだけ咲くそうです(月山ビジターセンターHPより)

 遠くに朝日連峰などが見えました。なお月山の最高点(1984m)は奥の大岩(月山神社境内?)で立入禁止です

 

 山頂付近に咲くエゾノツガザクラですが、今年は開花がは早かったようで、花は終盤でした。本州でこの花が咲いているのは岩木山・早池峰・月山と少ないので、月山へ毎年観に来ています。※エゾノツガザクラの花はやや細長く、丸い壺型はアオノツガザクラの遺伝子が多いハイブリッド(コエゾノツガザクラ)とも言われています。参照『「新版」北海道の高山植物』 北海道新聞社

 

山頂付近の岩場に咲くツガザクラです。本日、三つ目のツガザクラ種です

 

山頂付近に咲くイワウメです

 

 月山の山頂付近に咲くクロユリです

 

 本日のお目当ての山頂小屋前のお花畑に咲くクロユリです。昔は山頂一帯にクロユリが大群生していましたが、近年少なくなっていて今年もポツポツ咲いていました

 

 2輪咲きのクロユリです。東北地方でクロユリが咲いている所は少ないので、私は月山のクロユリを観に、20年以上前から毎年のようにこの時期に来ています

 

 山頂小屋前のお花畑に咲くハクサンイチゲと月山山頂神社です。今年の月山は開花が早かったようなので、お花畑のハクサンイチゲは見頃を過ぎていました

 

 月山姥沢コース側で振り返り見る、月山神社と山頂小屋です。この後、山頂付近で休憩をした後は往路を戻り、弥陀ヶ原へ行きます

 

 弥陀ヶ原湿原は一面ワタスゲなどに覆われていました。この時期の弥陀ヶ原は、初夏の花・イワイチョウ、ヒナザクラなどが咲いています。月山と鳥海山を交互に観ながら弥陀ヶ原を散策します

 

 弥陀ヶ原の池塘と遠くの鳥海山です。弥陀ヶ原の池塘は「いろは48沼」と言われるくらい多く点在しています

 

ミツガシワ咲く弥陀ヶ原の池塘に映る逆さ月山です

 

 弥陀ヶ原の池塘に咲くミツガシワです。この後も弥陀ヶ原を散策しながら駐車場へ戻ります。下山後は湯殿山神社へ移動します

 

 

湯殿山神社本宮へ

 湯殿山神社駐車場の大鳥居と案内板です。大鳥居まで有料道路(400円)を来ました。この先は一般車は通行止めで、湯殿山神社本宮へは専用の有料シャトルバスが出ていますが、片道1.2キロ30分歩いて行きます

 今年(令和3年)の出羽三山は「丑歳御縁年」です。丑年に湯殿山が開山し、出羽三山が開山成就したので、丑年に出羽三山を参拝をすると、12年分のご利益を得られるとされています。※出羽三山神社HP

 

車道歩き途中には「湯殿山 山姥」様が有りました

 

 車道歩きで眺める湯殿山(1504m)です。湯殿山神社は湯殿山の中腹の渓流のほとりに鎮座しています。※出羽三山神社HP

 

 湯殿山神社本宮の入口です。これより先は神社本宮(御神域)で、御神域一帯と御神体は写真撮影禁止になっています。御神体入口で、裸足になってお祓いを受けてから参拝をしました。参拝をした後は月山方面へ月光坂入口まで行ってみます

 

 湯殿山神社本宮上流の梵字川沿いの登山道から眺める月光坂方面です

 

 

 当日、出羽三山で観たアカショウビン

 当日観たアカショウビンです。葉っぱと木の枝の間の先には、アカショウビンがいました

 

 アカショウビンです。今回もアカショウビン(赤翡翠)に出会えました。アカショウビンは夏に飛来して来る、森林に生息するカワセミの仲間で、全身赤い色した人気の鳥です