日時:2021年6月15日

 

コース:羽黒山参道(2446段)

 

 出羽三山の表玄関とされている、羽黒山(標高414m)参詣道入口です。昨年に引き続き羽黒山を歩きますが、今年(令和3年)は「丑歳御縁年」です

 

 参詣道の入口に有る出羽三山案内図です。「随神門」から「三神合祭殿」のある山頂までは約1.7km。途中、「爺杉」や「五重塔」、縁結びの神様として人気の「埴山姫(はにやまひめ)神社」などが有ります

 

 参詣道入口の「随神門」から一旦下ります。今年、丑年は出羽三山が揃った開山成就の年で、丑年に出羽三山にお参りをすると、12年分のご利益を得られるとされています。※出羽三山神社HP

 

赤い「祓川神橋」を境にご神域に入ると言われています

 

 羽黒山の入口の随神門をくぐり、参道の石畳の階段を下ると程なくして国宝・五重塔です。途中、参道脇には多くの歴史的建造物や史跡が存在していますが、今回は参道から拝見するだけにしました

 

 羽黒山(出羽三山神社)への「一の坂」の石段の登りです。山頂まで石段は2446も有り、途中、大きな坂は全部で三つ有ると言われていますが。私には三つの坂の区切りが良く分りませんでした。※また、山頂まで1.7km続く参道は、「新たに生まれ出るための産道」と伝えられています

 

 山頂までの石段は2446段も有りますが、途中の石段の踏面に33個の絵が彫られているそうで、その中の18個の絵を見つけると願いが叶うそうです。※羽黒町観光協会HP

 

 「二の坂」の登りです。「二の坂茶屋」が見えて来ましたが、この坂が全体の中で最もきついと言われています。また石段は踏面が少ないので下りは慎重に降りたいですね。

 「二の坂」は別名「油こぼしの坂」とも。あまりの勾配に、弁慶が奉納する油をこぼしてしまったと伝えられています。※観光協会HP

 

 「二の坂」を登り終えると参道石段の中間地点と云われています。そこには力餅元祖「二の坂茶屋」があります。ここから西側の展望が有り庄内平野、飛島などが望めました。また、昔、集団登山をした時この茶屋で「石段踏破証明書」を発行して頂いたことが有りましたが、現在はこの茶屋で「石段踏破証明書」を発行していないそうで、下の出羽会館で発行してくれるそうです。なお出羽会館は火曜日は休館だそうです

 

 最後の坂「三の坂」です。ここを登りきればいよいよ山頂です。※なお、羽黒山の2446の石段の数は神社では日本一となり、第二位は金毘羅神宮の1368段で、第三位は京都伏見稲荷大社で1276段とのことです

 

 山頂手前の平坦な参道・石畳の敷石に「瓢箪と杯」の絵が有りました。誰でもが分かる絵ですね。残念ながら18枚は見つけられませんでした。なお33個の彫り物一覧のイラストマップを羽黒町観光協会が発行しているそうです※観光協会HP

 

 羽黒山(三神合祭殿)です。山頂・三神合祭殿までは車での参拝も出来ますが、パワースポットの御利益は徒歩が上と云われています?

 

 

     モリアオガエルとアカショウビン

 当日観たアカショウビンです。私は初めて意識して見たアカショウビンです。アカショウビン(赤翡翠)はカワセミ科に分類され、森林に生息するカワセミの仲間。また「火の鳥」の異名を持つ人気の夏鳥です。漢字の「翡翠」は本来はカワセミを指すが、色の異なるショウビンにも熟字訓として用いられているそうです※資料より

 

 当日観た、必死に木を登るモリアオガエルです。カエルの色は緑色なのに青とは、信号と同じですね

 

 揺れる葉っぱと木の枝の間から、モリアオガエルと遠くから見ているアカショウビンのツーショットです。アカショウビンはモリアオガエルの上に薄っすらと見えます。この時期はモリアオガエルの産卵最盛期で張りのある声と、アカショウビンの「キョロロロロ・・・」と声が絞殺しています

 

 葉っぱと木の枝の間の先には、アカショウビンがいます。アカショウビンの視線の先は、人間、モリアオガエルどちらでしょうか

 

アカショウビンは何かを咥えて来て木の影へ止まりました

 

好物のエサを獲ったようです

 

 角度を変えて背後から観ると、アカショウビンが「火の鳥」と云われているのが分かりますね。また背中の下に青い部分が見えます

 

 アカショウビンです。資料によると、全長27cm位と言われ、全体が鮮やかな赤褐色で、くちばしは目立つ赤色です。また腰に青色の斑があります

 

 アカショウビンです。「キョロロロロ・・・」とだんだんと小さく消え入るような、特徴有るさえずりをする鳥です

 

 

         当日観た猛禽類

 当日、帰路に月山山域で見た風切羽が7枚?5枚?にも見える猛禽類です。トンビでしょうか?ハチクマでしょうか?